• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

藤村 広平(ふじむら・こうへい)

日経ビジネス記者

藤村 広平

早稲田大学国際教養学部卒業、日本経済新聞社に入社。新聞の編集を担当する整理部での勤務、総合商社のインド法人でのインターン研修などを経て、企業報道部で自動車業界を担当。2016年春から日経ビジネス編集部。岩手県出身。趣味はコントラバスの演奏、一眼レフカメラのレンズ集め(Nikon派)、不動産情報サイトの閲覧。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

最近のトピックス

 幼少時からそばアレルギーでした。そばを食べると頭痛がひどいのです。私があまりに嫌がるので、好き嫌いに厳しかった両親も小学校にあがるころから「そばだけは食べなくていい」と許してくれるようになりました。ところが先日、近所のスーパーで、間違ってカップ麺の天そばを買ってきてしまったのです。
 もう夜も遅いし、交換に戻るのも面倒。なにより腹が減ってしょうがない。
 決死の思いで食べた「緑の○○○」でしたが、なんなく完食。頭は痛くなりません。そういえば以前、フランス料理の「ガレット」を、そば粉が入っているとは知らずに食べたときにも問題なかった。そもそもネットで調べると、そばアレルギーの症状に頭痛は含まれていない。
 思い込みほど怖いものはない。日々の取材でも気をつけなくては、と気を引き締めました。

記者の眼

「客ごとに値段が違うお店」許せますか?

2018年10月9日(火)

 企業取材をしていて、ダイナミック・プライシングという言葉をよく耳にするようになった。直訳するならば「動的な価格設定」。モノやサービスの価格を、需要と供給のバランスなどに応じて変動させる取り組みのことだ。

 価格の変動自体は決して目新しい話ではない。盆や正月に航空料金やツアー旅行の料金が割高になるのもそう。居酒屋などで客の少ない夕方早めの時間帯を「ハッピーアワー」などと称し、割引を実施しているのも一例だろう。

 ただし、従来は営業担当者などが自身の経験や勘に基づいて値決めする場合がほとんどだった。一方、いま注目を集めるダイナミック・プライシングのキモはAI(人工知能)の活用にある。販売実績などの膨大なデータをAIに学ばせることで、最適な価格を自動的に、より高い精度で割り出せるようになったのだ。

 ダイナミック・プライシングはいま、離陸期を迎えようとしている。三井物産は今年6月、ヤフーと組んでダイナミック・プライシングを手がけるための新会社を設立した。すでに17年にはプロ野球・福岡ソフトバンクホークスの一部試合で、需給に応じて入場価格を決める実験を始めたという。

 国土交通省と日本交通グループも10月から、時間帯によって迎車料金を変える実証実験を始めている。電力業界では需給が逼迫する夏の昼間などには料金を上げるといった課金体系の検討が進んでいる。

一物一価の終焉

 「物々交換をしていたような昔には、価格って変動して当たり前のものだったと思うんです」

 そう話すのは、AIを活用したホテル向けの宿泊料金提案サービス「マジックプライス」を提供する空(東京・千代田)の松村大貴CEO(最高経営責任者)だ。

 「ところが……」と、松村CEOは自説を語る。「大量供給・大量消費の時代になって、売り手と買い手がモノやサービスの対価をその都度交渉していては効率が悪くなった。そのうちに、いつしか価格は固定され、20世紀は一物一価の時代となったのです」

 AIの登場により、21世紀は再び「価格は変動して当たり前」の世界に回帰する可能性が出てきた。私たち消費者はこれからの数年で、モノやサービスの価格をめぐる歴史の大きな転換点に立ち会うことになるかもしれない。

 と、そこまで大げさな出来事かどうかはわからないが、言われてみれば、たしかに「いつでも価格が一定」というのはおかしな話だ。モノやサービスにどれだけの価値を感じるかは、その時々によって異なるからだ。

続きを読む

著者記事一覧

もっと見る

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

欧米主導の議論に対して、「No, But Yes」と斜に構えてばかりでは取り残されます。

末吉 竹二郎 国連環境計画金融イニシアティブ(UNEP FI)特別顧問