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男の理想の老後は、少年野球のコーチ?

湘南の海を見ながら編 第2回

2018年3月12日(月)

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 私たちは逗子マリーナで、葉山の海を前にしています。小田嶋さんが佐島で、なりたい自分を探したあげく、あやうくヨットマンになりかけた話は、面白かったですね。

小田嶋:しょうもない話です。

 ある意味、期待通りです。

:小田嶋をヨットクラブに勧誘したA男といい、小田嶋の交友関係というのは、意外だけど抜群に広いわけよ。

小田嶋:そうそう。だから、岡と俺とは、結構人に対する許容度は違う。

:さすが次男坊というか、僕なんかは全然そういうところには入っていけないもの。

小田嶋:岡の人脈はわりと限られているよね。

:僕、友達が少ないんだよ。

 実は小田嶋さんの方が社交的だった。

:逆に見えるでしょう?

 はい。

:違うんだ、これがね。

小田嶋:俺は劣等生ネットワークもちゃんとフォローしていたし、地元のヤンキーがかった連中との付き合いも、そこそこ断てないでいたし。

海を見ていたオダジマ、家が破産したオカ

 そういう関係も、こなしていたんですか?

小田嶋:こなしていましたよ。岡なんかはヤンキーの連中とは付き合わなかったですけどね。

:僕は気持ちだけ、ハイエンドの方にあったから。ただ、偏差値が付いてこなかったんだけど。

 小田嶋さんが学生の時、千葉の海岸の「海の家」でトウモロコシを売っていたりしたのは、そういうヤンキーつながりだったんですか。

小田嶋:大学1年の夏ね。あの時は千葉で一日中、海を見ていたら、精神的に不安定になって、おかしくなっちゃった。俺たちが大学1年生の時は、何十年かぶりの雨が多い夏で、冷夏だったんだよ。俺はその時に、ちょっと内面的な危機に陥った。

 診断のつくようなひどい鬱じゃないんだけど、調子がすごく悪くて。大学に入った後の虚脱もあったけれど、あれは海を見ていたこととも無縁じゃなかったと思う。

 海を見ていると鬱になる説は、小田嶋さんだけでなく、早稲田出身の某有名な作家もおっしゃっておられるそうですよ。

:海が原因かどうかは知らないけど、小田嶋の調子が悪い時期は、確かにあったね。小田嶋の場合は、躁鬱というよりも、時々鬱になる、という感じ。

小田嶋:躁状態はないんだよ。

:時々鬱になって、そういう時は学校に来なくなる。でも、小田嶋の家に行っちゃえば会える。友達が来ているのに会わない、というほどひどくはならない。

コメント5件コメント/レビュー

最高でした。

学生時代の前ふりからの、60歳過ぎて父親の自我?に目覚めたナガツカさん。
お二人のお友達エピソードはいつも愉快すぎます。

(53歳中年)(2018/03/24 08:40)

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「男の理想の老後は、少年野球のコーチ?」の著者

岡 康道

岡 康道(おか・やすみち)

クリエイティブ・ディレクター

1956年生まれ。佐賀県嬉野市出身。80年早稲田大学法学部卒。同年、電通に営業として入社。85年にクリエーティブ局へ異動。99年7月クリエーティブエージェンシー「TUGBOAT」を設立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

小田嶋 隆

小田嶋 隆(おだじま・たかし)

コラムニスト

1956年生まれ。東京・赤羽出身。早稲田大学卒業後、食品メーカーに入社。1年ほどで退社後、紆余曲折を経てテクニカルライターとなり、現在はひきこもり系コラムニストとして活躍中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

清野 由美

清野 由美(きよの・ゆみ)

ジャーナリスト

1960年生まれ。82年東京女子大学卒業後、草思社編集部勤務、英国留学を経て、トレンド情報誌創刊に参加。「世界を股にかけた地を這う取材」の経験を積み、91年にフリーランスに転じる。2017年、慶應義塾大学SDM研究科修士課程修了。英ケンブリッジ大学客員研究員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

最高でした。

学生時代の前ふりからの、60歳過ぎて父親の自我?に目覚めたナガツカさん。
お二人のお友達エピソードはいつも愉快すぎます。

(53歳中年)(2018/03/24 08:40)

それ、思いました。ノンアルですよね? 『上を向いてアルコール』(←またうまいタイトル)、amazonは品切れです。さすが! 「もー、終わらないで~」の方にも全く同感です。(2018/03/12 20:07)

私は一足先に還暦を迎えたところです。今、大学時代を振り返ると自分自身が情けなくもあり、羨ましくもあり、複雑な気持ちです。だからと言って悔やんでみても別の人生が開けていたとは思えません。私は三浦半島の反対側に住んでいますが、毎日海を見ていると心の澱をすべてを洗い流すようで何故か心が落ち着きます。(2018/03/12 17:41)

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僕は独裁だとは思っていないんですよ。 だって、業績を見てください。 赤字はないですよ。ずっと、よりよくしてきた。

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