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諸問題を回り道して、さて人生の目的地は?

湘南の海を見ながら編 第4回

2018年3月29日(木)

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(前回はこちら

前回からの続きです。では、岡さんの人生の到達点の話を早速うかがってまいりましょう。

:まず、僕は、清宮(日本ハムファイターズの清宮幸太郎選手)が心配なのは守備なんですよね。

はい?

:いや、これはちゃんとした前振りなの。

岡康道(おか・やすみち) 1956年佐賀県に生まれ東京に育つ。早稲田大学法学部卒業後、電通に入社。CMプランナーとしてJR東日本、サントリーなど時代を代表するキャンペーンを多く手がける。97年、JAAAクリエイター・オブ・ザ・イヤー受賞。99年、日本初のクリエイティブ・エージェンシーTUGBOATを設立。NTTドコモ、TOYOTA、ダイワハウス、サントリーなどのCMを手がける。ACCグランプリ、TCC最高賞ほか多数受賞。エッセイ集『アイデアの直前』、小説『夏の果て』などがある。近著は『勝率2割の仕事論』。小田嶋隆氏とは高校時代の同級生。

小田嶋:しかも、いきなり守備の話か。清宮の守備を心配しているやつというのは、これは相当な野球通だよね(笑)。

:バッティング、バットコントロールは、いいよ、もちろん。すごいですよ。ただ、守備のポジションがファーストというのがね。

小田嶋:心配しているポイントが、プロのスカウトみたいになっているんだよ、お前は(笑)。

:つまり、そもそも早稲田実業レベルの野球部って、野手も結構うまいのよ。

小田嶋:そうでしょうね。

:全国から来ているんだからね。その中でファーストしか守るところがなかった、ということは、もしかしたら、よほど守備のセンスがないんじゃないか、と心配になっちゃうんだよね。だって、あのバッティングを差し引いてですから、余計そうなりますよね。清宮がプロに行く人間だ、ということは早い段階で分かりきっていたんだから、高校でもプロでハマりやすい守備位置を、早い時期からやらせなきゃいけなかったと思うんだよ。

小田嶋:それって完全に監督目線でしょう(笑)。

どう育てるか、という自分プランがあるんですね。

:この間、田淵幸一さんとゴルフをする機会があってね。田淵さんって豊島区、つまり東京都の第4学区の出身なんだよ。

小田嶋:そうだ、C橋の所だろう。

:知っていた? 高田中学なんだよ。

田淵幸一さんに確かめた都市伝説

小田嶋:知っているよ。あのC橋の坂を上がっていく途中に、「田淵」という表札が出ていた家があったもん。

:僕は同じ豊島区の中学で、野球部だったでしょう。高田中のやつが、「オレらの中学に、すげえ先輩がいた」って話していたことは、よく覚えていたのよ。

小田嶋:なるほどね。

:田淵が右打席で打つと、校舎まで飛んでいって、ガラス窓を壊しちゃうから、右打席に入るのは試合の時だけで、練習は左打席で打っているんだよ、という話で。

小田嶋:そんな漫画のような。

:「うそだよ、そんな」って僕も言っていたんだけど、「田淵さんって、法政に行って、そこから阪神に入ったんだよ。だから、マジな話」ということで、僕もそう信じていた。

小田嶋:その話は本人に聞けたのか。

:うん、聞けた。

小田嶋:で?

コメント4件コメント/レビュー

この記事は見落としてました。
相変わらずのお二人のトークに癒されました。
次回もあまり時間あけずにお願いいたします。
※以前、自由が丘の本屋さんでやったようなトークショウの予定はないですか?(2018/09/05 12:26)

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「諸問題を回り道して、さて人生の目的地は?」の著者

岡 康道

岡 康道(おか・やすみち)

クリエイティブ・ディレクター

1956年生まれ。佐賀県嬉野市出身。80年早稲田大学法学部卒。同年、電通に営業として入社。85年にクリエーティブ局へ異動。99年7月クリエーティブエージェンシー「TUGBOAT」を設立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

小田嶋 隆

小田嶋 隆(おだじま・たかし)

コラムニスト

1956年生まれ。東京・赤羽出身。早稲田大学卒業後、食品メーカーに入社。1年ほどで退社後、紆余曲折を経てテクニカルライターとなり、現在はひきこもり系コラムニストとして活躍中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

清野 由美

清野 由美(きよの・ゆみ)

ジャーナリスト

1960年生まれ。82年東京女子大学卒業後、草思社編集部勤務、英国留学を経て、トレンド情報誌創刊に参加。「世界を股にかけた地を這う取材」の経験を積み、91年にフリーランスに転じる。2017年、慶應義塾大学SDM研究科修士課程修了。英ケンブリッジ大学客員研究員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

この記事は見落としてました。
相変わらずのお二人のトークに癒されました。
次回もあまり時間あけずにお願いいたします。
※以前、自由が丘の本屋さんでやったようなトークショウの予定はないですか?(2018/09/05 12:26)

高校・大学時代からの友人同士、こんな話ができる関係がうらやましい。きっと5年くらい会わなくても、会ったとたんについ昨日教室でいっしょだったみたいに話が始まりそう。こんな友達がいるだけで人生の成功者だと思う。(2018/03/30 10:21)

ああ 2009年にベイスターズ関連の対談やっていたんですね。今のようにケーブルテレビやネット中継なんてありませんでしたから、アンテナこそ貼りませんでしたが、私も10代・20代の頃は対戦相手から逆算して中継してくれる局を探して雑音まじりのラジオで中継聞いていました。清宮選手は良い選手だけど、若手野手は大砲候補がそこそこ出てきているし、その清宮に指名が集中してくれて東という好投手を一本釣りできて有り難いという思いの方が強かったかなぁ。縁がないとあっさり割り切る一ファンと、選手の将来まで本気で心配する岡さん。人間としての器の大きさの違いなんでしょうね。(2018/03/29 10:19)

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