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核なき朝鮮半島、連邦制へのプロセス始まるか

タダ者ではなかった? 文在寅大統領

2018年4月2日(月)

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(写真=提供:CCTV/AFP/アフロ)

 中国と北朝鮮が3月26日、電撃的に首脳会談を行い「半島の非核化」で合意した 。新進気鋭の朝鮮半島研究者、宮本悟・聖学院大学教授は、統一のプロセスが進むとすれば、連邦制による1国2制度のような状態になると考える。ただし米軍が撤退を受け入れるのは困難とも指摘する。

(聞き手 森 永輔)

中国の習近平国家主席と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が3月26日、首脳会談に臨みました。まさに「電撃的」。宮本さんも驚かれたのではないですか。

宮本:まさか、首脳会談を行うとは思いませんでした。びっくりしました。ただし、このタイミングで北朝鮮が中国にアクセスするであろうことは、理屈で考えて明らかでした。

宮本悟(みやもと・さとる)
聖学院大学 政治経済学部 教授 1970年生まれ。同志社大学法学部卒。ソウル大学政治学 科修士課程修了〔政治学修士号〕。神戸大学法学研究科博士後期課程修了〔博士号(政治学)〕。日本国際問題研究所研究員、聖学院大学総合研究所准教授を経て、現在、聖学院大学政治経済学部教授。専攻は国際政治学、政軍関係論、比較政治学、朝鮮半島研究。著書に『北朝鮮ではなぜ軍事クーデターが起きないのか?:政軍関係論で読み解く軍隊統制と対外軍事支援』(潮書房光人社)など。

え、そうなのですか。なぜでしょう。

宮本:北朝鮮が「朝鮮半島の非核化」を口にし始めたからです。これを支持するのは中国とロシア。なので、南北首脳会談が開かれる1カ月くらい前に、懐刀である崔竜海(チェ・リョンヘ)副委員長などを両国に使節として派遣するだろうと考えていました。しかし、金正恩委員長が自ら訪中するとは。同氏にとって初めての外遊でもありますし。

今回の中朝首脳会談で注目されたのはどの点でしょう。

宮本:朝鮮半島の非核化に対する北朝鮮の本気度が分かったことです。金委員長が訪中した間に行われた行事の出席者を見ると、中国共産党と朝鮮労働党の要人が並んでいます(次ページの表参照)。中国と北朝鮮の間には政府と政府の関係に加えて、党と党の関係があります。そして、党による外交が政府による外交よりも上位にある。

コメント6件コメント/レビュー

 5月までに北朝鮮は米国を完全に射程に収めた大陸間弾道ミサイルシステムを完成できるということではないのか。そのための時間稼ぎとして,完成に自信があるからなりふり構わず融和ムードの演出をしたのではないか。したがって,トランプとの会談は決裂し,その対抗処置として最後のミサイルシステム(実証)試験と核弾頭の最終実証試験を5月下旬から7月までの間に行い,アメリカはそれに愛する対抗処置を強化し,議会に対して限定的な核使用をを含む北朝鮮への制裁報復処置の実施への同意を迫って,中間選挙の共和党支持,挙国一致的対北朝鮮対応を通じてトランプ政権の基盤強化を図るというのが筋書ではないのか。その途中でまず5月に日本にFTA協議入りを飲ませたうえで,アルミ等の適応除外し,6月には対日核攻撃の脅威を前提に防衛協力,自衛隊の協力強化,防衛装備購入の前倒しを飲ませれば,アメリカはぼろもうけだ。
 日本はただただ翻弄されてますますアメリカの実質属国化が進む。
情けない外交能力しかない国の末路とはこんなものだろう。(2018/04/02 12:52)

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「核なき朝鮮半島、連邦制へのプロセス始まるか」の著者

森 永輔

森 永輔(もり・えいすけ)

日経ビジネス副編集長

早稲田大学を卒業し、日経BP社に入社。コンピュータ雑誌で記者を務める。2008年から米国に留学し安全保障を学ぶ。国際政策の修士。帰国後、日経ビジネス副編集長。外交と安全保障の分野をカバー。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

 5月までに北朝鮮は米国を完全に射程に収めた大陸間弾道ミサイルシステムを完成できるということではないのか。そのための時間稼ぎとして,完成に自信があるからなりふり構わず融和ムードの演出をしたのではないか。したがって,トランプとの会談は決裂し,その対抗処置として最後のミサイルシステム(実証)試験と核弾頭の最終実証試験を5月下旬から7月までの間に行い,アメリカはそれに愛する対抗処置を強化し,議会に対して限定的な核使用をを含む北朝鮮への制裁報復処置の実施への同意を迫って,中間選挙の共和党支持,挙国一致的対北朝鮮対応を通じてトランプ政権の基盤強化を図るというのが筋書ではないのか。その途中でまず5月に日本にFTA協議入りを飲ませたうえで,アルミ等の適応除外し,6月には対日核攻撃の脅威を前提に防衛協力,自衛隊の協力強化,防衛装備購入の前倒しを飲ませれば,アメリカはぼろもうけだ。
 日本はただただ翻弄されてますますアメリカの実質属国化が進む。
情けない外交能力しかない国の末路とはこんなものだろう。(2018/04/02 12:52)

「仮に、日本の周辺に核を配備した米国の潜水艦が入れば、北朝鮮にとっては半島の非核化が実現したことにならない。しかし、これが認められなければ、日本は米国による核の傘を失うことになる。」
この文章がポイントならもっとわかりやすく書けばいいのに、ぼかして書くから全体が甘い。
「仮に、日本の周辺に核を配備した米国の潜水艦が入れば、北朝鮮にとっては半島の非核化が実現したことにならない。日本の周辺の核もなくなれば、半島の非核化は実現されるが、代償に日本もアメリカの核の傘を失うことになる。」
もし本当にこうなったら力の空白地帯になり、中国やロシアが付けこんでくる。
本当にそれでいいんですかね。(2018/04/02 11:06)

>――米国が半島の非核化を受け入れることはあるでしょうか。

宮本:米国の動向について私は専門ではありませんが、容易ではないでしょう。膨大なコストと、東アジア政策の転換を迫られますから。中国やロシアに対する米軍のプレゼンスが低下することになります。米国の防衛の前線が軍事境界線から対馬海峡に後退することになる。

 それに、既に手にしている“権益”を失うことは誰も抵抗感を覚えるでしょう。

 これが普通の考え方ヤと思うデ。 在韓米軍の撤退なんて、米国の"ヤルヤル詐欺"としか思えヘン。(2018/04/02 10:28)

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