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IT音痴で負け組へ、日本に残された時間は7年

AI駆使する中韓勢、経営者はシステム刷新の決断を

2018年11月15日(木)

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経済産業省は今秋、先進ITを使ってビジネスモデルを変革する「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を産業界に促す報告書を公表した(報告書の全文はこちら)。日本企業は7年以内に既存システムを一新しないと、人工知能(AI)やビッグデータ解析、IoT技術を駆使する海外企業に対して、競争力を失うと警告する。報告書を取りまとめた研究会の事務局を務める経産省・情報技術利用促進課の中野剛志課長に真意を聞いた。

(聞き手は吉野次郎)

中野剛志(なかの・たけし)
1971年神奈川県生まれ。96年東京大学教養学部卒、通商産業省(現・経済産業省)入省。05年英エディンバラ大学から博士号(政治思想)取得。17年7月から経産省商務情報政策局情報技術利用促進課長

報告書からは産業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)が遅々として進まないことへの危機感がにじみ出ています。

中野剛志氏(以下、中野):このままでは7年後の2025年に、運用を始めてから21年以上が経つ基幹システムの割合が6割に上昇します。現時点ではその比率は2割です。システムの老朽化に伴い、保守・維持コストは膨らみます。現在でも一般的に保守・維持コストは企業のIT関連予算の8割を占め、新たな価値を創造するためのIT予算は残る2割にすぎません。増大する一方の保守・維持コストは「技術的負債」と呼ばれます。

 その割合は今後9割以上となり、企業の価値創造がますます難しくなります。IT人材の不足も深刻化します。25年の不足人数は43万人と、現在の17万人から拡大する見込みです。

 にっちもさっちも行かない崖っぷちを「2025年の崖」と呼ぶことにしました。この時点までにシステムを一新して、DXを完了していなければ、崖を転げ落ちるようにデジタル時代の競争で敗者となる恐れがあります。

増築重ねた熱海の旅館のよう

何が企業によるシステムの刷新を妨げているのでしょうか。

中野:日本企業の基幹システムの多くは1970~80年代に稼働しました。当時は景気がよく、世界に先駆けて先進的なシステムの導入が進みました。

 ところがシステムの更新時期を迎えた90年代以降は景気後退の時期と重なり、多くの企業はそのまま老朽化したシステムを使い続けました。現場からの新たな要求に対しては、システムのカスタマイズを重ねるという小手先の対応を取りました。このため現在、多くの基幹システムは増築に増築を重ね迷路のような熱海の旅館のごとく、複雑に入り組んでいます。

コメント15件コメント/レビュー

この記事を見る限り日本の役人のクオリティも相当低いようですね。

他の方も指摘されていますが日本企業は経営者がITに関する理解がなさ過ぎる。また要件定義をできる人間もいないため、自社に本当に適した環境を構築できません。新機能とかAIとか以前のレベルであって、そこを変えないとシステム刷新なんか進まないし、刷新したところで競争力など上がらないでしょう。

ハンコリレーしたり、それを改ざんしたりと無駄な仕事に精を出して我々の血税を空費するのに大変お忙しいようですが、まずは自分のシステム(仕事の仕方を含めた)刷新していただいて、税金を効率的に使う姿を示していただけば、企業も「なるほど」と大いに納得感を持ち刷新に邁進されるんではないでしょうかね。(2018/11/22 20:34)

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「IT音痴で負け組へ、日本に残された時間は7年」の著者

吉野 次郎

吉野 次郎(よしの・じろう)

日経ビジネス記者

日経ビジネス記者。ITなど幅広い産業を取材。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

この記事を見る限り日本の役人のクオリティも相当低いようですね。

他の方も指摘されていますが日本企業は経営者がITに関する理解がなさ過ぎる。また要件定義をできる人間もいないため、自社に本当に適した環境を構築できません。新機能とかAIとか以前のレベルであって、そこを変えないとシステム刷新なんか進まないし、刷新したところで競争力など上がらないでしょう。

ハンコリレーしたり、それを改ざんしたりと無駄な仕事に精を出して我々の血税を空費するのに大変お忙しいようですが、まずは自分のシステム(仕事の仕方を含めた)刷新していただいて、税金を効率的に使う姿を示していただけば、企業も「なるほど」と大いに納得感を持ち刷新に邁進されるんではないでしょうかね。(2018/11/22 20:34)

新技術に食いつかせようと、いろいろ名称を代え売り込むIT企業、昔から変っていませんね。
企業でやりたいこと、経営指標となる数字は昔から同じ。如何にそれを判断するかをAIに頼る?
役員不要ですかね。従業員をリストラする時代が続いてきたけど、今後は役員をリストラする時代の幕開けとなるのか、見ものですな。
AIは人の存在価値を脅かすものとして自分は真っ向否定しますがね。(2018/11/20 08:41)

システム化する場合には現行業務を落とし込むだけでは無能のすることです
どうせ労力をかけるのだから、要不要の再検討してからの
・必要な業務ルーチンで効果の高い部分の抽出
・非効率だったり、不要とする内容の廃止
・これらによる見直しに伴い、より良い方式の追加も検討
これらを行ってから
・システム化して効率化・元が取れるか
を検討しなければ成らない
後は、業界スタンダードとかパッケージソフトに対して、必要以上にカスタマイズするアホ
そこまでコストかけて、つくりこむ必要を検討しない
ソフト更新時にも余分な工数が自動積み上げされるであろうことを理解しない
実際にシステムが完成するまでに、どういう動きになるかをシミュレーションしなすぎる
出来上がってから「あれがないこれがない、こういうときどうする」を出しすぎ
例外処理の事も含めてシステム化依頼側は軽く考えすぎである。

また、運用の上での保守関係、定期的に発生するシステム更新
※ハードとソフトの更新費用も含めて

忘れがちなのが、
システム化すると、システムを使うだけの作業員が居れば済むとしてしまって
システム更新するときに、「これと同じ」「ココの部分だけ変えて」
としか言えない奴らしか居なくなって
教務の内容を理解している人間が居ないとか、現行システムの小改修しか出来なくなる
空洞化を起こす事ですね。(2018/11/18 14:36)

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