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ユニクロが「マツオカ」を選んだ理由

マツオカコーポレーション社長 松岡典之氏に聞く(後編)

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2018年5月18日(金)

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マツオカコーポレーションが、縫製業の世界トップクラス入りを目指していくために取り組んでいるのが、現場の生産性向上、生産規模拡大、発注者の要望に応える臨機応変な生産体制の整備などだ。松岡典之社長には、社員教育に動画を使う取り組みや大量サンプルを迅速に作る体制づくりなど生産現場のことと将来への思いを聞いた。

マツオカコーポレーションが、縫製業の世界トップクラス入りを目指していくうえで、今、生産現場で注力していることがあれば教えてください。

松岡:成長の基盤となるのは、一つひとつのラインの生産スピードを上げることです。それが生産性を高めることになります。そのために、素早い作業ができる従業員のやり方をほかの従業員に伝えながら、いいものをできるだけたくさん速く作れるラインを整備しています。

 平昌五輪のスピードスケートパシュートで日本女子チームが金メダルを獲りましたね。

 あれは、先頭を滑っている人だけが空気抵抗を受けて、2番目、3番目の選手は先頭の人のすぐ後ろに続いて滑ることで空気抵抗を受けずに体力を温存しながら、チームとして最後まで滑り抜いていました。生産ラインも、スピードのあるトップの従業員が全体を引っ張れるようにしたいと思っています。

給料の額も“動画”で納得

 縫製はミシンなど機械を使いますが、基本的には手作業です。このため、同じ工程でも、品質良く速く仕上げられる人とそうでない人が出てきます。

 上手な人の作業の仕方をほかの従業員に教えるには“動画”が重宝します。品質が良く速く仕上げられる人の様子を動画で撮影し、ほかの人たちに見てもらいます。

 それまでは「頑張って」などと言葉で伝えるだけでした。ですが今では、例えばゴルフで、プロゴルファーがショットする動画を見て自分の打ち方を改善するように、上手な人とどこが違うのかを見て、その差を埋めましょう、という話をしています。

ミシンで縫製している従業員たち。多くの工程で手作業が入るため、作業効率に個人差がある。全員のスキルが高まれば工場の生産性は格段に向上する

 当社が工場を持っている国では、給料を見せ合う文化があるんです。すると、自分はこんなに頑張っているのにこれしかもらえていないと、はっきり指摘されることもあります。そうしたときにも動画で比較して、あなたはこうだからいくらで、彼女はこうだからいくらなんですという話ができます。

 動画を用いるようになって、思いがけない発見もありました。それまでは、ベテランのほうが丁寧に速く仕事をしているように見えていたのですが、動画で比較してみると、若い従業員のほうがはるかに速く上手に作業をしているケースがあったりしました。

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