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多様化した組織には「共感」が必要だ

激変する時代を勝ち抜く「人事の未来像」

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2018年8月10日(金)

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藤岡:本日は、激動の時代を勝ち抜いていくための人事戦略についてディスカッションしたいと思いますが、まずはその前提として企業と個人の関係がどのように変わってきているのかをみたいと思います。

 自己紹介の中で、松永さんや武井さんは幅広い活動をされているようですが、何か目的を持って活動先を選んでこられたのか、あるいは結果的にそうなったのか。また、個人の活動と会社での業務、あるいは仕事の関係をどのように考えているのでしょうか。会社との関係で困ったことがあれば、それも教えてください。

松永:私の最初のキャリアは、ミュージシャンでした。プロの世界はイメージとは違い、芸能界はひどい労働環境で、24時間365日働きまくりましたし、パワハラは当たり前でした。技は盗むものという時代です。とにかく、プロとして最高の演奏がしたい、それだけでした。

 当時の僕にワーク・ライフ・バランスなんて言葉はなく、音楽をワークとするのであればワーク・イズ・ライフでした。それが正しいかではなく、僕はそれで幸せでした。コンサルタントに転身してからも同じです。プロのコンサルタントとしてクライアントに貢献して、それだけで頑張ってきました。僕にとっての自由は、ワーク・ライフ・バランスではなく自分の信じる道をいくこと。個人生活と会社勤務という区分けは存在しないのです。

副業を持ったほうが本業の成果につながる

武井:歌はずっと続けていたのですが、アメリカに留学中に周囲からの強い勧めもあり、2008年に帰国してからプロを意識しました。帰国直後はマッキンゼーで働いており、激務の中でも歌う時間は確保していました。会社とは関係なく個人としてコミットメントすることがあったので、心のバランスが取れてあの状況を乗り切れたのだと思います。

 しかし、さすがに精進する時間もつくれないので、ディズニーに移り、きちんとプロ歌手として歌に取り組み始めてからは、会社では、短時間で効率よくアウトプットすることを最優先に取り組んでいます。残業ができませんので、時間のコントロールと集中して結果を出すことに最も力を入れています。

グロービス経営大学院准教授/東洋大学講師/オペラ歌手(二期会所属) 武井涼子氏

藤岡:企業側からは、社員に本業だけに集中してほしいとの声も聞こえてきますが、実は副業を持ったほうが本業の成果につながるのかもしれませんね。

武井:全くその通りで、副業も本業以上にコミットメントを求められます。「副」ではないのです。

松永:一昨年から、所属しているコンサル会社で新規事業をリードしました。その際、今まで会社で雇ったことのない職種の採用を行いました。そのとき分かったのは、キャリアパスの考え方は皆同じではないということでした。誰でも昇進したいのだと思っていたらそうでもない。

 ある部下が辞めるとき、その退職理由が衝撃的でした。「こんなに残業ができなくて、面白い仕事ができないなら辞めたい」というのです。従業員のための残業規制が逆にモチベーションを下げることになっていたのです。ショックでした。この話は、人事部の方にも一緒に考えてほしい。

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