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3年頑張っていると「こんなのが欲しかった」の声

カンデオ・ホスピタリティ・マネジメント会長兼社長 穂積輝明氏に聞く(後編)

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2018年8月10日(金)

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「カンデオホテルズ」ブランドで、ラグジュアリーホテルとビジネスホテルの間に位置するホテルを国内で展開するカンデオ・ホスピタリティ・マネジメント。同社を率いてきた穂積輝明氏は、高級賃貸住宅開発と運営、不動産ファンドビジネスを学び、同社を立ち上げる。ビジネスにも観光にもあまり便利な立地ではないが、宿泊施設の需給ギャップのある場所で開業、じわじわと成長させる。同氏の“従業員ファースト”の経営に至る道筋を改めて聞いた。

カンデオホテルズのパートナー(社員)は、伸び伸び、自分の考えでお客様に柔軟に声を掛けていいとのことでした。お客様の要望にひたすら低頭して対応するのではなく、パートナーたちがある程度自由に働くことに重点を置いているわけですね。パートナーたちが変わって、ホテルも変わりましたか。

穂積:2005年の創業当時は、機能主義と言いますか、朝食の品数が豊富にある、部屋の面積が何平方メートルある、大浴場があるといった仕様や機能でお客様から選ばれることが多かったと思います。

 ですが最近は、“情緒的”な満足を求めて来ていただいているように感じます。家ではないけれど、お客様の第2の家に戻ってきたような感覚、部屋で仕事をしつつも、くつろいでお茶を飲みながら過ごしたい、といった感覚です。ビジネスで来ていただいているのか、観光で来ていただいているのか境界が曖昧になってきているようなお客様が増えています。

 うまく表現できませんが、ホテルの空間には、そこにいる人たちの背筋が少し伸びるように気分が変わる情緒性が必要です。そうしたニーズに応えるホテルでありたいと考えています。

ビジネスで来ているのか、観光で来ているのか境界が曖昧になってきているゲストが増えてきているというカンデオホテルズ(写真は2018年開業の広島八丁堀店)

需給バランスの崩れた土地から開業

穂積さんがホテル経営に関わるようになったきっかけは何ですか。

穂積:大学3回生のとき、いいアルバイト先はないかと探していた私に、先輩が紹介してくれたのがスペースデザインという会社でした。リクルートの創業者である江副浩正さんがオーナー兼経営者を務めていた、いわゆるベンチャーデベロッパーで、単身女性向けの分譲マンションなど、画期的な不動産開発を手掛けていました。

 私がアルバイトとして働き始めたのは1996年ですが、学生なのに名刺を持たせてもらい、設計実務などをしていました。大学院を出てそのまま入社し、外国人向けの高級賃貸住宅の開発とオペレーションの立ち上げや、サービスオフィスといって、大きなビルをベンチャー企業向けに区割りして貸すようなビジネスの立ち上げを含め、7年間働きました。不動産開発とオペレーション開発の両方を経験できました。資本を投じて資産を増やすバランスシートの左側の勉強ができたのです。

 そこで、次はバランスシートの右側、資金調達を勉強したいと、クリードという不動産ファンドビジネスの会社に移りました。その会社で、ホテルのオペレーション事業を自前で立ち上げるという提案をする機会があり、これを認めていただけて、グループ内ベンチャーとして創業したのが始まりです。

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前編へのリンクが欲しいです。(2018/08/14 15:04)

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