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小豆島行き高速艇、船員不足で運休の無念

小笠原基晴氏[内海フェリー社長]

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2018年3月7日(水)

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時に時勢に見放され、時に敵襲に遭い、時に身内に裏切られる――。栄華興隆から一転して敗戦に直面したリーダーが、おのれの敗因と向き合って問わず語りする連載「敗軍の将、兵を語る」を、「日経ビジネス」(有料)では原則毎号掲載しています。連載の魅力を知っていただくために、2018年3月の月曜から金曜まで、過去2年間に登場した「敗軍の将」たちの声を無料記事として転載・公開します。

(日経ビジネス2017年10月16日号より転載)

高松市と小豆島を結ぶ内海フェリーが9月から高速艇を運休した。船員不足が直接の原因だが、需要減など課題が山積状態となっている。小笠原基晴社長は「しっかり収益を生める体質になって再開したい」と話す。

[内海フェリー社長]
小笠原基晴氏

2016年社長に就任。香川県出身。船着き場周辺が盛り上がるように経営改革と社員の意識改革に取り組む。

SUMMARY

内海フェリー運休の概要

高松市と小豆島の草壁港を結ぶ高速艇の運航を9月1日から休止した。1日5往復し、約30分の運航時間で移動できるため地域住民の日常生活の足として親しまれてきた。小豆島と高松市内を結ぶ別の高速艇は西部にある土庄港から運航している。このため今回の運休で、東部から移動するには路線バスを乗り継がなければならないなどの不便が生じ始めている。同社は運航再開に向けて取り組んでいるが、時期は未定。

 9月1日から高松港と小豆島の草壁港を結ぶ高速艇の運航を中止しました。日常の足として使ってくださっている地域住民の皆様には多大なご迷惑をおかけし申し訳なく思っております。自動車も運べる定期船は変わらず運航中です。それでも皆様から高速艇の再開を望む声をたくさん頂いています。我々も一日も早く再開をしたいのですが、メドは立っておりません。

乗船券売り場には高速艇運休を知らせるお知らせが張られていた

 今回運航を中止することになった理由は船員が確保できなくなったからです。12人いる船員のうち3人が退職しました。高速艇は2人、自動車も運べる船を運航するには6人の船員がそれぞれ必要です。船員が両方扱えるようにローテーションを組んで運航しています。一度に3人も辞められると、ローテーションが組めません。自動車が積める船は日用品といった物資を島へ運ぶ機能もあります。どちらの船を運休した方が影響は最小限で済むかを考えた上での決断でした。

 これまでも何度か船員が退職したことによって、運航が危ぶまれるピンチがありましたが、何とか乗り切ってきました。でも、いま国内で船員が圧倒的に不足しています。1年ほど前からこの動きは顕著です。私自身も採用に向けて動いていますが、なかなか面接にすら至りません。

 船員は一般的にハローワークや求人媒体で募集できません。そのため船員のネットワークに頼らざるを得ないのです。結局、今回の事態は乗り切れませんでした。

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私はずっとバランスシートを重視し、公私を厳しく区別することを経営の根幹にしている。

岡田 卓也 イオン名誉会長相談役