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マグロ禁漁は苦渋の決断

中村 稔氏 [壱岐市マグロ資源を考える会会長]

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2016年11月24日(木)

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日本近海を中心に太平洋に広く生息する太平洋クロマグロ。資源量が減少し、保護、管理の強化が国際的に叫ばれるようになった。だが「現行の規制では不十分」と主張、自主禁漁に踏み切らざるを得なくなった。

[壱岐市マグロ資源を考える会会長] 中村 稔氏
1968年生まれ。中学校を卒業後、長崎県壱岐市で家業を継ぎ漁師となる。2000年ごろからマグロ漁専門となり、壱岐産クロマグロのブランド化などの活動を始める。2013年10月に「壱岐市マグロ資源を考える会」を発足、会長に就任。
クロマグロ禁漁の概要
壱岐市のクロマグロの漁獲量が2005年の358トンから2014年には23トンまで大幅に減少したことを受け、自主禁漁に踏み切った。七里ケ曽根と呼ばれる壱岐と対馬の中間の大陸棚周辺の漁場で、対馬市の漁業関係者も賛同し禁漁している。対象は30kg以上の産卵親魚で今年6月1日から7月31日まで。昨年から開始し来年も実施する予定。

 9月2日、太平洋クロマグロの資源管理を議論する国際会議「中西部太平洋まぐろ類委員会」の小委員会が閉幕しました。近年、クロマグロは以前のように漁獲できなくなっており、資源の減少を肌で感じています。国際的にも資源管理に対する要請が強まっている一方、日本政府がこれまでに実施している資源管理だけでは不十分です。

 「自分たちだけでもまず、行動すべきだ」。そういう思いからクロマグロの自主禁漁に踏み切りました。今年は6月1日から7月31日まで実施。昨年から開始し、来年も実施します。禁漁で当然、収入はなくなります。追い詰められた状況での苦渋の決断でした。

漁獲量が15分の1に激減

 長崎県壱岐市は日本海の壱岐島に位置します。漁業は沿岸漁業が主体で、もともとイカやブリなどの漁獲が中心ですが、2000年ごろから大型のクロマグロが漁獲できるようになりました。対馬との間にある七里ケ曽根と呼ばれる大陸棚周辺が漁場です。

 資源保護のため、網で一度に大量に漁獲してしまうのではなく、一本釣り漁業に特化。そして「壱岐産マグロ」やマグロ漁の中心漁港である勝本の名を取って「勝本一本釣りまぐろ」としてブランド化に努めてきました。そのかいあって東京・築地市場でも高い評価を得られるようになりました。

長崎県壱岐市の勝本漁港。クロマグロ一本釣りの拠点だ

コメント8件コメント/レビュー

中韓の責任にしてるコメントには悪意を感じます。
水産庁のデータを見ても、
日本が一番漁獲量多くて、次にメキシコのようですね。
韓国の漁獲量はたいして多くないようです。
中国はデータが見当たらなかったのでよくわかりませんが…(2016/11/25 20:31)

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いただいたコメント

中韓の責任にしてるコメントには悪意を感じます。
水産庁のデータを見ても、
日本が一番漁獲量多くて、次にメキシコのようですね。
韓国の漁獲量はたいして多くないようです。
中国はデータが見当たらなかったのでよくわかりませんが…(2016/11/25 20:31)

漁業行政に関わるものです。
現在私たちの地区では30kg以下のクロマグロの漁獲が制限量をオーバーしています。
問題なのが、オーバーさせた張本人の、とある県の大漁業者が漁を継続している状況で、
一人乗り一本釣り主体のうちの県の漁業者の漁獲に待ったがかかっていることです。
資本のない個人漁師に「禁漁だから他の獲って」なんて言っても生計立てるのに必死なのだから無理です。失業者に「ここの会社時給1,800円だけど労働基準法違反だから就職しないで!」とかいっても背に腹は替えられないのと一緒だと思います。「獲っちゃいけない魚獲らないといけない漁業を選択したお前が悪い」的なのも意味の無い話で、漁業者になることを選んで厳しい状況に直面した現在いる彼らに対して公が何をできるのかが問われていると思います。(2016/11/24 15:08)

中国と韓国等の他国を巻き込んで資源管理を始めないと、ただの自己満足です。それとも、中国の漁師が儲けて、日本の漁師は収入が落ちても構わないと思っているんでしょうか? 本気で解決するのなら、国際的な場に持って行くべきです。部分的な禁漁なんて、意味がありません。(2016/11/24 15:07)

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