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メルカリ山田氏「誰もが憧れるテック企業に」

日本イノベーター大賞:メルカリCEOに編集長が迫る

2017年11月27日(月)

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今年16回目を迎えた「日本イノベーター大賞」(主催:日経BP社、協賛:第一三共)の受賞者が決定した。

大賞  山田進太郎氏 メルカリ会長兼CEO
「フリマアプリ『メルカリ』で、新たな中古品流通市場を創造」
優秀賞  川本栄一氏 川本技術研究所代表
「水洗い掃除機ヘッド『スイトル』の技術を考案」
優秀賞  長沼真太郎氏 BAKE会長
「『1ブランド1商品』の新たな菓子ビジネスを構築」
特別賞  仲本千津氏 RICCI EVERYDAY COO
「布バッグでウガンダのシングルマザーの自立を支援」
ソフトパワー賞  古屋雄作氏 脚本家
「『うんこ漢字ドリル』で多くの小学生の学習意欲を改善」

 受賞者の素顔を紹介する連載の第1回は、大賞のメルカリ・山田進太郎会長兼CEO(最高経営責任者)。13年にメルカリを創業し、同名のフリマアプリの開発を主導。アプリのダウンロード数は国内で6000万、米国で2500万ダウンロードを突破しており、若い世代を中心に圧倒的な支持を集めている。

 日本で数少ないユニコーン企業(非上場で時価総額10億ドル以上)とされる。山田氏は、「シリアルアントレプレナー(連続企業家)」としての顔も持つ。スタートアップ投資の「メルカリファンド」も設立し、CtoC(消費者間取引)の市場規模拡大に向けた取り組みにも力を注ぐ。

 急成長するメルカリだが、違法品の出品などの課題もある。米国を中心とする海外展開も道半ばだ。山田会長兼CEOに、メルカリのこれまでとこれからの可能性を聞いた。(聞き手は東昌樹=本誌編集長)

<表彰式に読者の皆様を無料でご招待>
表彰式は12月5日(火)午後5時から「コンラッド東京」(東京都港区)で開催いたします。観覧ご希望の方は、以下のURLからご応募いただけます。定員(200人)に達し次第、締め切らせていただきます。

http://business.nikkeibp.co.jp/innovators/

フリマアプリ「メルカリ」のサービス開始から4年がたち、中古品流通の新たな市場をけん引しています。創業当時から現在の状況を予測していましたか。

山田進太郎会長兼CEO(以下、山田):インターネットを使ったCtoC(消費者間)取引に将来性を感じたからこそ始めたサービスですから、市場は大きくなると思っていました。ただ、事業の拡大とともに思い描いていた以上にサービスの広がりが出てきましたね。やればやるほど、「あ、こういうこともできるんだ」と、可能性が広がり続けています。CtoCという事業領域を選んだのは、ある意味、ラッキーでした。

メルカリの山田進太郎会長兼CEO(最高経営責任者)。1977年生まれ。愛知県出身。東海中学校・高等学校を経て、早稲田大学教育学部に進学。大学在学中に楽天で「楽天オークション」の立ち上げなどに携わる。大学卒業後の2001年ウノウを創業。「まちつく!」などソーシャルゲームでヒットを生む。10年にウノウを米ジンガに譲渡。12年に退職後、世界一周の旅を経て13年メルカリ創業。17年4月から現職。(写真撮影=吉成大輔、以下同じ)

山田:メルカリより前にもCtoCのサービスはありました。ただ、パソコンなどのガジェットや本、女性のファッションなどの取引が中心で、僕はそれをオールジャンルでやれば、すごく大きなビジネスになると考えました。実際、次第にトイレットペーパーの芯を集めて出品する人や、子供が拾ったドングリを売る人なども出てきて、とんでもなく面白いことが起こりつつあると実感しました。その良さをできるだけ殺さないように、自由なプラットフォームとして運営してきたのが、すごく良かったところだと思っています。

中学で出世はあきらめた

メルカリは今や「ユニコーン(時価総額が10億ドル=1100億円を超えるスタートアップ)の代表格」と呼ばれるまでに成長しました。起業家になるという思いは昔からあったのですか?

山田:その部分はよく分からないところもありますが、振り返ると中学・高校時代の経験が大きかったのかもしれません。名古屋出身で東海中学・高校という中高一貫の男子校に入学したのですが、本当にとてつもなく頭のいい人たちばかりでした。進学校がたくさんある東京であれば僕と同じような学力の友人が集まったかもしれませんが、名古屋だと東海に集結してしまいます。

 しかも同級生は、勉強だけでなく、スポーツ万能だったり、リーダーシップに優れたりする人ばかり。早々に挫折しました。まっとうに勝負したらダメだと思いましたね。大企業に入って出世するのはあきらめよう、医者になって成功するのも無理だなと。

中学生で出世をあきらめる?早いですね。

山田:代わりに自分なりの『山』を探して登ろうと決めたのは覚えています。小説家や建築家を目指したこともありましたね。建築家はかなり長い間本気で考え、高校では理系を選択しました。ですが、受験勉強を進めるなかで科学や数学で頂点を目指すのも難しいだろうとあきらめましたね

 最終的に『ビジネスなら自分で好きなことを見つけて挑戦できる』と考えたのが起業を志したきっかけです。高校3年生から大学1年生のころだったと思います。

コメント1件コメント/レビュー

>実際、次第にトイレットペーパーの芯を集めて出品する人や、
>子供が拾ったドングリを売る人なども出てきて、とんでもなく面白いこと

人により、意見は様々ですが、リスク管理が出来ていなかったから、面白いことが
報道されて、メルカリの宣伝効果もあがりかと思います。
規制は、反対ですが、逮捕者がでている以上、改善策が充実するまで、サイトの閉鎖も
検討しても良いのではないかと思います。

ほったらかしで、良いものを産むネット時代は過去のものかと思います。
想定していなかったというのも信じられません。その後の対応を見れば明らかです。
パンドラの箱を開けた功績からの大賞のように思えます。
規制緩和で、法律がゆがめれたと考えてしまいます。

法律すれすれの事業がイチバン儲かります。

ネットへの出品登録の際の規制を緩めれば、無法地帯となることまで
考えずに拝金主義を実践しただけのことかと思います。
犯罪行為で利益を得ています。追求されれば、想定外で済ましているんです。
その成功者(犯罪の手助け者)を大賞にするのは性急しすぎかと思います。
報道された犯罪行為も一部のみのように思えてなりません。

また、そういう報道後に参入することになるので、ライバル会社は規制の対象や
自主規制となり先行のメルカリの正当性が高まりさらなる競争を産みません。
氏の言うように、素晴らしいビジネスを産む可能性があったものをぶち壊した
被害の方がはるかに大きいと思えてなりません。(2017/11/27 09:54)

「日本イノベーター大賞 2017」の目次

オススメ情報

「メルカリ山田氏「誰もが憧れるテック企業に」」の著者

東 昌樹

東 昌樹(ひがし・まさき)

日経ビジネス編集長

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

佐伯 真也

佐伯 真也(さえき・しんや)

日経ビジネス記者

家電メーカーで約4年間勤務後、2007年6月に日経BP社に入社。日経エレクトロニクス、日経ビジネス編集部を経て、15年4月から日本経済新聞社証券部へ出向。17年4月に日経ビジネス編集部に復帰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

>実際、次第にトイレットペーパーの芯を集めて出品する人や、
>子供が拾ったドングリを売る人なども出てきて、とんでもなく面白いこと

人により、意見は様々ですが、リスク管理が出来ていなかったから、面白いことが
報道されて、メルカリの宣伝効果もあがりかと思います。
規制は、反対ですが、逮捕者がでている以上、改善策が充実するまで、サイトの閉鎖も
検討しても良いのではないかと思います。

ほったらかしで、良いものを産むネット時代は過去のものかと思います。
想定していなかったというのも信じられません。その後の対応を見れば明らかです。
パンドラの箱を開けた功績からの大賞のように思えます。
規制緩和で、法律がゆがめれたと考えてしまいます。

法律すれすれの事業がイチバン儲かります。

ネットへの出品登録の際の規制を緩めれば、無法地帯となることまで
考えずに拝金主義を実践しただけのことかと思います。
犯罪行為で利益を得ています。追求されれば、想定外で済ましているんです。
その成功者(犯罪の手助け者)を大賞にするのは性急しすぎかと思います。
報道された犯罪行為も一部のみのように思えてなりません。

また、そういう報道後に参入することになるので、ライバル会社は規制の対象や
自主規制となり先行のメルカリの正当性が高まりさらなる競争を産みません。
氏の言うように、素晴らしいビジネスを産む可能性があったものをぶち壊した
被害の方がはるかに大きいと思えてなりません。(2017/11/27 09:54)

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