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仮想なのはコインだけじゃないよね

2018年2月2日(金)

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 仮想通貨取引の大手、コインチェックから、仮想通貨のひとつである「NEM」が大量に不正流出したのだそうだ。

 よくわからないニュースだ。

 まず「仮想通貨」という概念がわからない。
 加えて「不正流出」が具体的にどういう動作なり現象を指して言っている言葉なのかが判然としない。

 というよりも、そもそも仮想通貨が流通している基本的な仕組みを理解できていない以上、このニュースは、どこをどう切り取ったところで自分にわかるはずのない話題なのだ。

 そう思って、自力で当たれる範囲のソースを辿って、色々と勉強してみた。

 結果は、「わからない」というところから一歩も外に出ていない。
 ただ、勉強した結果がまるで無意味だったわけでもない。

 具体的に言うと、それまで、なんとなくわからなかった部分が、はっきりとわからなくなった。この点が進歩といえば進歩なのだろうと、個人的にはそう思っている。

 つまり、自分が何をわかっていないのかについてある程度把握できたのだから、何がわかっていないのかさえわかっていなかった段階よりは、多少前に進んでいるのではなかろうかということだ。

 でもまあ、結論としてまるでわかっていないことに変わりはない。

 自分なりに見当をつけている部分がまるでないこともないのだが、素人が手近な検索結果から導き出した当てずっぽうの推論を開陳してみたところで、さして有意義な記事ができあがるようにも思えないので、当件について、私の見立てを述べることは差し控える。

 代わりに、ここでは、この3日ほど、このニュースへの人々の反応を眺めながら私が感じたことを書くことにする。
 どうせそれ以上のことはできないのだからして。

 仮想通貨不正流出のニュースを知った人々の多くが最初に見せた態度は、
 「そら見たことか」
 という感じのリアクションだった。
 第一報に触れた時の私自身の感想も、そんなに遠くない。
 「ああ、やっぱりな」
 と、私は思った。こんなことがいずれ起こる気がしていたからだ。

コメント79件コメント/レビュー

金(きん)に兌換されるわけでもない同じ紙切れ、同じデータだけれども、発行元が大手(国)であれば「リアルマネー」と呼ばれ、個人であれば「仮想マネー」。でも、マネーそのものだけを見れば両方とも違いはないじゃん。同じ紙切れじゃん。

てな論調をされていますが、全然違うと思いますよ。
発行元の国が持つ資産価値と、発行元の個人/団体が持つ資産価値の違いの分だけ、信用力に違いが有る。という至極まっとうな話なのでは。

それにネット雀の反応も誤解しているのでは?
仮想通貨だろうが幸せの壺だろうが、需要があれば値段が付く訳で、その意味では仮想通貨を買う行為自体に対して揶揄はしてないでしょ。ポイントは「買い方」で、怪しい業者いいかげんな業者から買ったという行為と、その後の三流ドラマのようなあまりに分かりやすい暗転に対し、笑っているのでは。
路地裏の露天で怪しい兄さんが、「ブランド時計安いよ。これ本物だよ。」というのを信じて買ったら、知人に「え、なんでそのブランド時計、クォーツなの?」と言われる様なみっともなさが有ります。

あと、小田嶋さんは投資って言ってますが、投資でもないですよね。投機と正確に言って下さい。(2018/02/22 14:07)

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「仮想なのはコインだけじゃないよね」の著者

小田嶋 隆

小田嶋 隆(おだじま・たかし)

コラムニスト

1956年生まれ。東京・赤羽出身。早稲田大学卒業後、食品メーカーに入社。1年ほどで退社後、紆余曲折を経てテクニカルライターとなり、現在はひきこもり系コラムニストとして活躍中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

金(きん)に兌換されるわけでもない同じ紙切れ、同じデータだけれども、発行元が大手(国)であれば「リアルマネー」と呼ばれ、個人であれば「仮想マネー」。でも、マネーそのものだけを見れば両方とも違いはないじゃん。同じ紙切れじゃん。

てな論調をされていますが、全然違うと思いますよ。
発行元の国が持つ資産価値と、発行元の個人/団体が持つ資産価値の違いの分だけ、信用力に違いが有る。という至極まっとうな話なのでは。

それにネット雀の反応も誤解しているのでは?
仮想通貨だろうが幸せの壺だろうが、需要があれば値段が付く訳で、その意味では仮想通貨を買う行為自体に対して揶揄はしてないでしょ。ポイントは「買い方」で、怪しい業者いいかげんな業者から買ったという行為と、その後の三流ドラマのようなあまりに分かりやすい暗転に対し、笑っているのでは。
路地裏の露天で怪しい兄さんが、「ブランド時計安いよ。これ本物だよ。」というのを信じて買ったら、知人に「え、なんでそのブランド時計、クォーツなの?」と言われる様なみっともなさが有ります。

あと、小田嶋さんは投資って言ってますが、投資でもないですよね。投機と正確に言って下さい。(2018/02/22 14:07)

小田嶋さんが仮想通貨についてとても勉強なさったことがわかるコラムでした。

> 自由業者は苦しい。
> 仮想通貨も苦しい。

> 自由業の苦しさと仮想通貨の苦しさは、それらが幻想を足場にしている点と、失望した瞬間に消滅してしまう点で非常によく似ている。

この文章は仮想通貨の本質を実によくとらえており、これから仮想通貨手を出す(必ずしも投資目的ではなく、)人達の道しるべとなる名言と思えました。

とても面白い痛快なコラムでした。(2018/02/07 17:53)

昔.オランダでチューリップバブル(チューリップの球根に高値がついて投機の対象になったらしい)というのがあったと聞いているが,コメントにもあるように,仮想通貨というのはそれ自体にはチューリップほどの価値すらない電子データである.銀行の高い手数料を回避して海外送金ができることくらいにしか価値がないものがどうして投機の対象になったのか? 私は寡聞にして知らない.ドルを海外に持ち出せない中国で当局の規制を免れるためにビットコインが利用されるようになったため,とか読んだ記憶もあるが....(2018/02/06 15:13)

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