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ハイラックスを選んだのは、ハイラックスだから

第434回 トヨタ ハイラックス【ユーザー編】

2018年5月14日(月)

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 長らく国内販売から遠ざかっていたハイラックスの復活を決めたのは、北海道にお住まいのハンターから送られてきた熱烈なビデオレターであったことはお伝えした通りである。

 実際はシティユースされている方がほとんどなのだが、できれば本格的にオフロードで使われる方にお話を伺いたい。しかしインタビューのために北海道まで出張るのも難しい。

 さてどうしたものかと思案していたら、友人でホンダのワークスレーサーで絶版車販売日本一の会社の社長でヨット乗りでハンターの植松忠雄氏が「え? 俺ハイラックス買ったよ」と言うではありませんか。日頃の善行の賜物でしょうか。真面目に生きてきて良かったです。


F:しかしまさか植松さんがこのタイミングでハイラックスを買うとは思ってもいませんでした。そういえば植松さんはハンティングをやるのでしたものね。本当に助かりました。よく売れているクルマとはいえ、そうそう街中で見かけるものではありませんから。

:フェルさん、こうして本当に取材して書くんだね。僕はてっきりヤラセなのかと思っていた(笑)。

F:な……な……

:だって実際に乗っている人をつかまえるなんて難しいでしょう。あとはメーカーの仕込みの人を出すとかさ。

植松忠雄さんと八王子の山中で。

F:あー、それは絶対にやりません。当欄の読者はとても厳しいですから、仕込みをやると一発で見抜かれます。ユーザーインタビューは必ず足で探して、どうしても見つからなければゴメンナサイで飛ばしてしまいます。ロードスターと結婚したような、特殊な人をマツダからご紹介いただくとかの特別なケースを除いては、全て正真正銘の突撃インタビューです。だからこうして知り合いが当該のクルマをお持ちだと、本当に助かるんです。

:なるほどね。実生活とは違い、こっちはちゃんとやってるんだ(笑)。

F:な……な……


 植松氏は絶版バイクの専門店、「ウエマツ」を経営する社長さんである。それと同時にデビュー以来破竹の進撃を続けるスーパー耐久ST-TCRクラスのModulo CIVIC TCRを駆るホンダのワークスドライバーでもある。そして本格的なハンティングを楽しむハンターでもあるのだ。ハイラックスを“作る側”からすれば、「芯を食った」ユーザーであると言えよう。

F:主にハンティング用としてこのクルマを買ったのですか。

:そうですね。ハイラックスは完全にハンティング用。やはりこのピックアップというボディ形状が決め手となりました。

「ダサいでしょこのチョッキとキャップ。でも銃を持ったら必ず着用しなければいけないんだ」

F:今まではどのようなクルマに?

:ハンティング用としては、ジムニーの23、ランクルの80、あとはハイラックスサーフの2006年最終型の3台ですね。乗ってきたと言うか、これらは現有のクルマです。

入れ替え? とんでもない!

 ジムニーのJB23は20年落ちの中古でも50万円以上の値が付く軽自動車界の至宝である。
 ランクル80もハイラックスサーフ最終型も、中古市場でタマ数の少ない希少車である。
 さすがは絶版バイク店の経営者。値落ちが少ない(それどころか値上がりしてしまうこともある)クルマを上手に選んでおられる。

F:その3台のうちのどちらかと入れ替え、ということですか。

:いや、それぞれに思い入れがあり愛着のあるクルマばかりなので、簡単に手放すわけにはいきません。今回は増車ということになりますね。

F:はー。クロカン車を4台も……。

コメント19件コメント/レビュー

>そんなにユーザーに責任感じてるんだったら、ジムニーみたいにモデルチェンジせず20年売り続ける選択肢もあったでしょ。

海外でのピックアップトラックの需要はあったのだからモデルチェンジするのは当然でしょう。
今回の機種が日本市場最優先だったらあんなサイズにはなってないでしょうし。
ファッションとしてはなんちゃって四駆のSUVが全盛であることに変わりはないですよ。
マーケティング最優先のマツダの車種別売れ行きを見れば一目瞭然ですね。(2018/05/17 09:42)

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「ハイラックスを選んだのは、ハイラックスだから」の著者

フェル

フェル(ふぇるでぃなんと・やまぐち)

コラムニスト

堅気のリーマン稼業の傍ら、細々と物書きの真似事をしております。最近は講演やらテレビ・ラジオへの出演も増えてきました。いったい本業は何なのか自分でもよく分からなくなっています。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

>そんなにユーザーに責任感じてるんだったら、ジムニーみたいにモデルチェンジせず20年売り続ける選択肢もあったでしょ。

海外でのピックアップトラックの需要はあったのだからモデルチェンジするのは当然でしょう。
今回の機種が日本市場最優先だったらあんなサイズにはなってないでしょうし。
ファッションとしてはなんちゃって四駆のSUVが全盛であることに変わりはないですよ。
マーケティング最優先のマツダの車種別売れ行きを見れば一目瞭然ですね。(2018/05/17 09:42)

記事とは関係ありませんが、マツダの人事で藤原大明神が副社長(候補)になられましたね。
同時に北米事業統括ということで、これまでとは少し違った立場になるのかなと思います。ぜひインタビューをお願いしたいです。(2018/05/17 06:01)

なんか元Top Gearのジェレミークラークソンが借りたハイラックスは電子制御が壊れちゃったらしいっす。

タイムズ紙のクラークソンレビュー(https://www.thetimes.co.uk/article/jeremy-clarkson-review-toyota-hilux-9bpgpqdr7)の締めの言葉は、

The fact is that there is only one reason for buying a Hilux. It’s going to be unbreakable. But mine broke.(ハイラックスを買う理由はただ一つしかないのが事実だ。それは壊れないこと。しかし、私のは壊れた。)

とのこと(笑(2018/05/16 21:01)

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