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「これじゃ日本で売れない」と100カ所ダメ出し

第437回 タイトヨタ・バンポー工場潜入記(続)

2018年6月4日(月)

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 みなさまごきげんよう。
 フェルディナント・ヤマグチでございます。
 今週も明るく楽しくヨタ話からまいりましょう。

 みなさまご賢察の通り、新しいフェル号はポルシェになりました。
 後ろのガラスハッチが開く珍しいタイプの911。そしてこれまた珍しいカラー。

 少し地味なので、いろいろと手を加えようかな……なんて目論んでいたある日、虎ノ門のトライアスロンショップで自動車評論家の河口まなぶ氏に邂逅した。

F:お、まなぶちゃん久しぶりー。

:どうもご無沙汰です。あのポルシェ、フェルさんのですか。超イケてるじゃないですか。

F:ありがとう。でもあんまりジミなんで、スポイラーを付けて色もちょっと青みがかった白に塗り替えて、いろいろイジろうと思っているんだよね。

:はぁ?

F:いやだから、見た目をGT3っぽくさ……。

:ダメです。あの流麗なフォルム。日本では殆ど流通していないあの希少なカラー。贅沢の極みじゃないですか。さすがフェルさん、いいセンスしてるわ、と感心していたら、改造して塗り替えるだなんて。冗談は顔だけにしてください。断固阻止しますよ僕は。

F:し、し、しかし……。

:それに全塗装なんかしたら売る時にうんと安くなってしまうかもしれません。あのクルマを乗り潰すなら話は別ですが、どうせまたすぐに買い替えるんでしょう。前のクルマだって、「一生乗る」とか言っていたくせに。

F:あの……Gを買うときは大変お世話になりました。

:ともかく本職の自動評論家の言うことを信じてください。ソンしたくないんでしょう? 変なコトをすると次に売るときに価格が爆下がりして大損こきますよ。

いつもお世話になっている、高円寺のトライアスロンプロショップ、メイストームが手がける「TREX TORANOMON CAFÉ」にて。

 ということで、フェル号平成最後の大改造は見送りとなりました。百歩譲ってホイールだけは替えてもいいでしょう、と特別に許可をいただきました。俺のクルマなのに……。

 週末はベンチャーキャピタリストである磯崎哲也氏のお船に乗せてもらって、幕張のエアレースを見物に行ってきました。

フェムトの磯崎さんと。

 磯崎さんが運営しているファンドは、私が創刊号から執筆する「cakes」を運営する株式会社ピースオブケイクにも出資しています。ここの社長の加藤貞顕さんは、ダイヤモンド社であの『もしドラ』を出した敏腕編集者です。

免許取得以来初めて操船しました。もう少し乗らなきゃな。

 前日まで雨の予想だったのですが、当日はまずまずのお天気で、そのうえ波も穏やかで、絶好の観戦日和となりました。

 注目は今大会3連覇を狙う日本人パイロット室屋義秀選手。しかし残念無念。気合いが入り過ぎてしまったのでしょうか、垂直ターンの際に規定の12Gを超えてしまい、善戦むなしく無念の途中棄権となってしまいました。何年か前に、空自の練習機に乗せていただく際、地上で耐G訓練を受けた経験があるのですが、8Gであえなくグレーアウト(遠心力で血液が眼球と脳から引いてしまい、視野狭窄を起こし景色が白黒に見えてくること)になりましたからね。12Gなんて強力なGを受けたら、一発で気絶です。競技パイロットというのは偉いもんです。

幕張沖はご覧の通り大変な賑わいでした。室屋選手のDNFが決まると、半分以上の船がサッと引き上げてしまいましたが。

 帰りは波が高くなって来たので、少し遠回りして京浜運河を抜けて戻りました。
 ベイブリッジ越しに見る横浜の街が美しかった。

ベイブリッジ越しに見る横浜の高層街。船は渋滞がないからいいです。
帰りはそのベイブリッジが工事渋滞というオチでありました……。

 おかげさまで充実した休日でありました。磯崎さん。ありがとうございました。楽しゅうございました。

 さてさて、それでは本編へとまいりましょう。トヨタのタイ工場見学記の続編であります。

コメント70件コメント/レビュー

こんな細かい事にコストをかけるなら、
各種ペダルのフニャフニャ加減やシートの質を向上してほしいです。
まあ、そこに文句がある人は潔く欧州車乗れってことなんでしょうが。。。(2018/06/12 10:09)

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「「これじゃ日本で売れない」と100カ所ダメ出し」の著者

フェル

フェル(ふぇるでぃなんと・やまぐち)

コラムニスト

堅気のリーマン稼業の傍ら、細々と物書きの真似事をしております。最近は講演やらテレビ・ラジオへの出演も増えてきました。いったい本業は何なのか自分でもよく分からなくなっています。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

こんな細かい事にコストをかけるなら、
各種ペダルのフニャフニャ加減やシートの質を向上してほしいです。
まあ、そこに文句がある人は潔く欧州車乗れってことなんでしょうが。。。(2018/06/12 10:09)

「日本のユーザーは走りには文句つけないけど、外観塗装の具合には文句つける」って、仕方ないんじゃないかしら。
 だって加速が悪いとかブレーキが甘い、クッションが堅い・柔らかすぎとか機能関係で文句言ったって、「そんなことないですよ、他のお客さんからは何も言ってきませんし、第一素人さんに判るもんでもない、ウチの車は優秀な技術者達が設計しているんだから、もしかしたらお客さんの運転の仕方が悪いのでは」と営業マンに押し切られるだけ。そもそも一度走らせてしまえば些細なクレームで契約解除なんてできっこない。
 しかし塗装ムラがあるとか座席の建て付けが悪いとかドアやトランクの開閉部の隙間が大きい、ばらつきがある、など誰もが目で確認できる箇所は営業マンも反論のしようが無い、下手な言い訳などすると契約解消にも成りかねない。だから内外装関係にはやたら神経使うのだと思います。(2018/06/10 00:03)

「これだけ品質にこだわっている、すごいでしょ」的なことを胸を張って積極的に外部に発信するところが、嫌いです。
トヨタの人は給料が高いし人もたくさんいるから、こんな病的なことにこだわっているところを素晴らしさと思っているのだと思うが、下請けや孫請けにもその品質を求めて、しかもコストダウンさせるというところが嫌いです。
トヨタ社内でコストダウンしても社員の給料下がらない(どころか上がったりして)けど、下請けはコストダウンだけさせられて、社内のコストが下げられなかったら払う給料も払えなくなるんですけど。(2018/06/09 22:59)

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