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ゴーン容疑者がフェルに語った“本音”とは

2011年に行ったロングインタビューを一挙再掲!

2018年11月26日(月)

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 みなさまごきげんよう。
 フェルディナント・ヤマグチでございます。
 今週も明るく楽しく……なんて言っている場合ではありません。

 いやはや大変なことになりました。
 日産自動車の代表取締役会長(本稿掲載時には既に解任)であるカルロス・ゴーン氏(今や“氏”ではなく、“容疑者”と呼ぶべきなのでしょうが……)が、有価証券報告書に自身の報酬を過少に記載させたとして、金融商品取引法違反容疑で逮捕されてしまったのです。(会社のツケで家族で寿司を食ったとか、部下に酒の一杯も奢らないとか、まったくしょうもない話も含め)次々に新しい情報が飛び出す現段階では何とも申し上げようがありませんが、ともかく日仏両政府を巻き込んだ、“大事件”であることに間違いありません。

 ゴーン氏逮捕の一報を受け、慌てて拙著『英語だけではダメなのよ』を読み返しました。
 本の冒頭には、ゴーン氏の独占インタビューが収録されています。

 いいんですよこれが。すごく。
 いえ私の文章ではなく、ゴーン氏の言葉のひとつひとつが。
 実績と行動に裏打ちされた言葉はずっしりと重く力強い。
 一本の筋がビシッと通っており、思いに揺るぎがない。
 どのようにして人と組織を動かすべきか、また動かすかを知り抜いている。
 そして “使われる側”の痛みも(少なくとも当時は)十分に理解している。

 45分という短い時間でしたが、私はすっかりゴーン氏に魅了され、イッキに大ファンになってしまいました。この7年の間に何があったのか。ゴーン氏は本当に変わってしまったのか。だとしたらなぜ?

 事件の全貌はこれから明らかになりましょう。
 ゴーン氏が犯した罪は重く、「世界的経営者」だからと言って決して許されるべきものではありません。ですが私は、ゴーン氏が単なる吝嗇家の守銭奴とはとうしても思えないのです。

 N-VANの続編を楽しみにしてくださっていた方には大変申しわけありません。
 編集部に無理を言い、今回は7年前のゴーン氏のインタビュー記事を再掲させていただきます。
 本記事が平成最後の年に起きた日産クーデター事件を理解する上での一助となれば幸いです。2本分を1本に纏めていますので、少し長いですがぜひ最後まで読んで下さい。

 本来であれば本日掲載するはずだったN-VANの記事は、水曜日に掲載する予定です。
 こちらもお見逃しなく。

 ※本稿は再掲に当たり冒頭に小見出しを追加しています。表記ルールは掲載当時のままで、誤字のみ修正しました
  オリジナル記事へのリンクはこちらから。

■なんとカルロス・ゴーン氏がマネジメントの極意をF氏に語る
第100回:超特別版 【世界の経営者編】(こちら

■当コラム初のスクープ? 「6年後に日産のCEOである確率はかなり低いでしょうね」とゴーン氏
第101回:超特別版【世界の経営者編】その2(こちら

コメント53件コメント/レビュー

ゴーンがやったのは、資産売って下請けの利益を吸い上げただけで、リーマン以降のマツダがやった事とは、全く違います。そう言う意味では、ノーアイデア。その上、最近は他人のコミットには甘いけど自分には大甘で、子飼いの提灯役員に責任を取らさせる始末。ゴーン前の日産の役員と同様に、何十年も勝手させれば腐ります。熟成せず腐敗しただけ。
下の方に三菱商事から人材をなんて言ってる人が居ますけど、ダメでしょ。
大体、三菱自が腐ってるのは、役員が三菱商事、銀行、重工、その上通産省がやってるから、不祥事起こしても、学習せず、再発するのに。(2018/12/03 16:35)

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「ゴーン容疑者がフェルに語った“本音”とは」の著者

フェル

フェル(ふぇるでぃなんと・やまぐち)

コラムニスト

堅気のリーマン稼業の傍ら、細々と物書きの真似事をしております。最近は講演やらテレビ・ラジオへの出演も増えてきました。いったい本業は何なのか自分でもよく分からなくなっています。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ゴーンがやったのは、資産売って下請けの利益を吸い上げただけで、リーマン以降のマツダがやった事とは、全く違います。そう言う意味では、ノーアイデア。その上、最近は他人のコミットには甘いけど自分には大甘で、子飼いの提灯役員に責任を取らさせる始末。ゴーン前の日産の役員と同様に、何十年も勝手させれば腐ります。熟成せず腐敗しただけ。
下の方に三菱商事から人材をなんて言ってる人が居ますけど、ダメでしょ。
大体、三菱自が腐ってるのは、役員が三菱商事、銀行、重工、その上通産省がやってるから、不祥事起こしても、学習せず、再発するのに。(2018/12/03 16:35)

昔は良かったのにね。結局は自分に甘かったという事でしょう。仮に第三者の専門家の意見を聞いていたとしても、人としてアウト。日産もそれを容認してきた、仮に隠蔽しようとしていたとしても、気がつけない額ではないので監査が甘すぎたという事でバツ。(2018/11/29 09:40)

フェルディナント・ヤマグチ様

P.S.

 なお、私が興味深く感じたのは、「経営の師匠」に関する質疑応答の件(くだり)で、武蔵の「我以外皆我師」≒“どんな人からも学ぶべき点はある、常に学ぶ姿勢を忘れてはいけない”という指摘に対して、ゴーン氏は「“どんな人からも”ではありません。残念ながら全ての人が学ぶべき点を持っているとは思いません。私には多くの師がいる、ということを申し上げたいと思います。ある特定の側面について、一人ひとりが師である。」と述べている。

 一見すると、武蔵は“どんな人” ≒ すべての人の特徴(長所・短所)に“学ぶべき点”があり、
       ゴーン氏は、“特定の側面(長所、良さ)”を持つ人のみを師とする。

ということで、異なった意見・主張となるが、様々な人々が持っている長所、良さを参考にするという点では共通である。(参考となる良い点を持つ人を“師”とするということ)

 ただし、武蔵は“学ぶべき点”があるという表現としており、“長所・短所”も自分にとって有用な点は取り入れ、無用な点は“反面教師”として参考にするという柔軟な発想になっている。

 武蔵の「我以外皆我師」という謙虚さが「良い点は取り入れ、悪い点は戒めにする。」ということにつながる。(2018/11/28 16:19)

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保岡 興治 元法相、自民党憲法改正推進本部特別顧問