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無責任な「女子力」願望が強要する女性の社畜化

女性特有の視点、気遣い…そんなもんないワ!

2017年1月17日(火)

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 ここのところ女性社員を対象とした講演会やセミナー、懇談会、フィールド・インタビューが続いた。企業も、業種も、年齢も違う女性たちなのだが、彼女たちに共通していたことがひとつだけあり、少々困惑している。

 いや、困惑ではない。

 彼女たちの話を聞けば聞くほど、女なんだか男なんだか、オバさんなんだかオジさんなんだか“正体不明”になってしまった私は(苦笑)、彼女たちが気の毒になってしまったのだ。

 その“共通していたこと”とは……、彼女たちが一様に「女性」という言葉で語られるテクストに抱いていた「憎悪」です。

 これまでにもさまざまな角度から、“女性活躍”だの“女性が輝く社会”など、“女性”だけに特化したやり方の問題点を指摘してきた。

 ところが、問題「点」と絞れないほど問題は複雑化していて、20代から40代、さらには50代に至るまで「画一化された女性活躍像」にプレッシャーを感じ、出口の見えない廻廊に迷い込んでいたのである。

 たぶん…、周りの人たちには、彼女たちがナニに悩んでいるかはわからないと思う。
だって、絶対に口にしないから。

 遠回しには言うかもしれない。でも、決して根っこを明かすことはない。

 であるなら、なんで私に打ち明けたかのかって?

 “モヤちょい”したからです。

 はい、モヤちょいです。具体的な質問を、ちょいちょい投げかけることで、モヤモヤを引き出す方法が、“モヤちょい”であります。

 実は昨年末、女性誌の編集者の方たちと飲んだときに、

「女性たちは『こんなこと思ってしまったり、モヤモヤしてていいんだろうか?』って考えちゃうんです。ブラックな自分が顔を出すことに、罪悪感を覚える。だから、上手くちょいちょい突ついてもらえて、やっと自分の気持ちが話せるんですよね。河合さんの連載(日経ウーマンオンライン「 河合薫の「女性のリアル人生相談」」)、ニケさんにちょいちょいするでしょ?だから面白いんです」

というようなことを言っていたのだ。

 そこでモヤちょいを実際やってみたところ、「話を聞いてもらって、私のモヤモヤがやっとわかりました」と涙をポロポロ流す女性まで出てきてしまいまして。

 男性にも是非、モヤちょいで明らかになった彼女たちのホンネを聞いてもらいたいと思った次第です。

 テーマは「女性たちの心の叫び」。ただし、心の叫びは属性により多種多様。そこで今回は、その中の一つだけを取り上げ、その他は今後、さらに深化させてから紹介します。

 では、“モヤちょい”第一弾をお聞きください。

コメント72件コメント/レビュー

女性、既婚子供なし、管理職です。「女子力」「女性の視点」という言葉に、疎外感と反感を感じていますので、この記事にはすっきりしました。自分はLGBTではありませんが、関連の話題や記事に共感します。役割期待とか、私生活のパターンとか、「男女」で分けられることは息苦しいですから。
 男女その他問わず、子育てや介護と仕事を両立できるよう支援するのは、管理職として当たり前と思っていますが、だからといって「どうなの?」攻撃は相手に迷惑でしょう。河合さんの別の記事で、適度な距離感で職場の仲間を見守り傘を差しだす「守護霊」の話題もとっても参考になりました。(2017/03/28 10:11)

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「無責任な「女子力」願望が強要する女性の社畜化」の著者

河合 薫

河合 薫(かわい・かおる)

健康社会学者(Ph.D.)

東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。産業ストレスやポジティブ心理学など、健康生成論の視点から調査研究を進めている。働く人々のインタビューをフィールドワークとし、その数は600人に迫る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

女性、既婚子供なし、管理職です。「女子力」「女性の視点」という言葉に、疎外感と反感を感じていますので、この記事にはすっきりしました。自分はLGBTではありませんが、関連の話題や記事に共感します。役割期待とか、私生活のパターンとか、「男女」で分けられることは息苦しいですから。
 男女その他問わず、子育てや介護と仕事を両立できるよう支援するのは、管理職として当たり前と思っていますが、だからといって「どうなの?」攻撃は相手に迷惑でしょう。河合さんの別の記事で、適度な距離感で職場の仲間を見守り傘を差しだす「守護霊」の話題もとっても参考になりました。(2017/03/28 10:11)

休日出勤するのは、
経営者目線を持って接するのであれば
労いの言葉をかけて当たり前です。
自宅にパソコン持ってないので、
会社のパソコンをお借りできて助かってます。
くらいの返事ができれば
女子力と言えます。
労いの言葉に対して
一言ありがとうございます、
くらいの余裕が持てれば良いですが
もし、これを年下の後輩に労われたら
どんな返事をするのでしょう。
社会性を身につけることも仕事のうちですね。
最近は、
コミュニケーションの方法を学ぶ機会は
ブログ経由だったり普通の講座だったり、あとは秘書検定など…
コミュニケーションも技術なのです。
つまり学んで練習することです。
相手の声がけにどのような解釈や返事をするかは、当人の潜在意識の表れ、
もっと言うと父親との関係性は非常に大きいです。
80歳くらいになった時に寂しい思いをしたくなければ、コミュニケーション力を磨く、と言うことであり、女子力という性別に反応してしまう自分はなぜだろう、と思うと解決の糸口が見つかるかもですね。(2017/01/29 21:44)

そもそも男女平等の名の元に社会進出を果たし今に至る
その中で男女は違う生き物であるという研究結果が出たのはその後の話
なのに男女平等を謡い続け結果自らが首を絞めた結果がこれである
権利ばかり主張し義務を果たさなければ社会的に居場所がなくなるのは必須
そしてそれに拍車をかけたのが出版業界やテレビ業界
ここぞとばかりに女子力だ女性らしさだ女性的リーダーシップだとこぞって煽ってきた
十人十色
まさにこの言葉から分かる通り10人いれば全員違う
しかしここで大問題になるのが国の方針
男女平等、平等な社会と何かにつけ平等を謡い続けている
しかしいざ問題提起されると臭い物には蓋という日本古来から続く伝統芸で逃げ続けている
これがそもそも間違いである事を指摘し直す方向へ向かう事が何より大事なのに、それが出来ないのが今の外交にも表れている
ある意味被害者である女性陣
しかしその問題にきちんと向かう事、その本音を語ろうとしてこなかった女性達にも大いに問題があるのがこの記事にてはっきりと読み取れると思われる(2017/01/24 09:38)

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