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個室ヨガと放任型リーダーが部下を潰す

リーダーとは危機に対処するための“装置”

2018年5月1日(火)

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大事な場面に不在の上司。どんな影響があるだろうか。

 4月の4週目に、林芳正文部科学大臣が公用車を使って平日の真っ昼間に、「個室ヨガ」に通ったとする報道があった。セクシーヨガだの、キャバクラヨガ、さらには元AV女優だの相変わらずの“ジェンダー・ステレオタイプ”越しの事実誤認報道にはウンザリしたけど、大臣も大臣。どちらも真面目に働いている人には、失礼なお話である。

 林文科相は記者会見で、「国会が緊迫する中で、こうした混乱をおわび申し上げたい」と述べたが、混乱ってナニの混乱を謝罪しているのか。まったくもって意味不明だ。

 仕事の合間の息抜きは大切なので、とやかく言うつもりはない。

 だが、問題は大臣がヨガで汗を流していたまさしく4月16日のその時間は、衆議院決算委員会が行なわれていた時間帯だった。
 加計学園問題の“首相案件”文書を巡り、文科省の瀧本審議官が追及を受け、

 「関係者のヒアリングにより当該文書の存否を、確認しているところでございます」

 と回答。

 翌日の4月17日の大臣定例会見で、林大臣はこう述べていた。

「平成27年(2015年)4月から現在までの間に関係部局に在籍していた又は在籍している計51名の関係者からの聞き取りにより確認を行うとともに、高等教育局専門教育課、高等教育企画課、私学行政課、大臣官房総務課行政改革推進室が保有している共有ファイル及び共有フォルダの確認を行った。

 その結果、該当の文書について、見たことがある又は共有したことがあると答えた職員はおらず、また共有ファイル及び共有フォルダのいずれにおいても存在が確認できなかった。

 文部科学省としては、現時点で考える最大限の方法で確認作業を行った」

 さらに、この日の朝、東京新聞やNHKが、「内閣府側から文部科学省に対し、愛媛県などが官邸訪問するとの事前連絡のメールがあった」との報道があり、記者とこんなやりとりもあった。

記者:メールが残っていたという今日の報道の話なんですが、これは現在までの調査でそのメールは先ほど確認されていないと、見つかっていないと、そういうことでよろしいんでしょうか。

大臣:まだ確認は、今続けているところでございますので、確認の結果見つかったという報告は受けておりません。

記者:見つかってないという?

大臣:まだ報告は。まだやっている途中なので報告を受けていないということです。

 (中略)

大臣:東京新聞や今朝のNHKについては、別途確認作業を行っているということです。

 (中略)

記者:別途でも確認作業をしているというのは、これも同じ範囲、今出された範囲で同じ、今回対象は51名とされていますけれども、皆さんにまた同じことを聞かれるということになるんですか。

大臣:ものによって調査の対象は変わり得るとは思いますが、同じような手法でやりたいと思っております。

記者:それは二度手間な気もしますけれども、もう一度改めてというところ?

大臣:そういうことです。

 実はあの報道があった直後、中間管理職の方たちと意見交換する機会があった。

○当たり前に囚われる存在(=ジジイ)が、会社の残念度合いを上げる。痛快でありながら、「自然とそうなる」階層組織の闇に恐怖すら感じました。「ウソをつく」「無責任」「頑迷」でありながら自覚がない、悪気もない存在をどう処していくのか、考えさせられます。

(一般企業勤務 40代)

○現場、人間に対するリスペクト、その可能性を信じている著者の一貫した想い、愛情が伝わってきました。本書で書かれていた「合言葉」と「道具」、「仕事の意義、価値の伝道師」が教育担当を務める私の行動指針であることを教えていただき、改めて自分のスタンスが確認でき、勇気をいただきました。

(早期退職後再就職 56歳)

本書は、

自分は責任感が強い!
自分は女子力は高い!
自分は会社や上司に一切不満がない!

という人には役に立たない本です。

コメント6件コメント/レビュー

 リーダー論や管理職論は巷にたくさん本が出ていますが、リーダーになる人の教育や訓練を受ける機会が少なすぎるのではないかと思います。問題の大臣は選挙で選ばれた方であり、山口県の自民党地盤の強い地域です。当選回数も参議院4回のベテラン議員です。権力を持った甘えが出たのではないでしょうか?リーダー論にサーバントリーダーシップ論があります。事例は少ないですが、リーダーは組織や部下に仕える。奉仕の精神でリーダーを務める。リーダー論だけでは実際の組織の長は務まらないかもしれません。しかし、公私の立場をはっきり分けて行動することが原則と考えます。(2018/05/01 22:35)

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「個室ヨガと放任型リーダーが部下を潰す」の著者

河合 薫

河合 薫(かわい・かおる)

健康社会学者(Ph.D.)

東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。産業ストレスやポジティブ心理学など、健康生成論の視点から調査研究を進めている。働く人々のインタビューをフィールドワークとし、その数は600人に迫る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

 リーダー論や管理職論は巷にたくさん本が出ていますが、リーダーになる人の教育や訓練を受ける機会が少なすぎるのではないかと思います。問題の大臣は選挙で選ばれた方であり、山口県の自民党地盤の強い地域です。当選回数も参議院4回のベテラン議員です。権力を持った甘えが出たのではないでしょうか?リーダー論にサーバントリーダーシップ論があります。事例は少ないですが、リーダーは組織や部下に仕える。奉仕の精神でリーダーを務める。リーダー論だけでは実際の組織の長は務まらないかもしれません。しかし、公私の立場をはっきり分けて行動することが原則と考えます。(2018/05/01 22:35)

奇しくも政治と官僚の断絶を指摘されています。筆者の一種一貫した主張はどれも結構好きですが、こういうところにターゲットが来るとバランス感があっていいですね。オジサンとしては。(2018/05/01 11:03)

タイトルの「個室ヨガ」・・・・
もうこの時点でと思っていたら
40台課長さんの言葉・・・
>野球とかサッカーとかのプロ集団を指揮する監督ならアリでしょうけど
なんてことも書いている。
練習中の放任主義でも、試合中の指揮を放任する監督なんて聞いたことありませんけど?

>ところが昨年、ちょっとしたトラブルが起きまして~ 
>~なのに、みんなが必死に火消しに追われている最中にゴルフに行った
もういやはや、この課長さんって方は本当に役職者?なの?


まぁ、河合さんの言いたいことはなんとなくわかりますけどね。(2018/05/01 10:06)

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