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「生産性向上」と「霞が関の会議」

「縦割り」「中央集権」「地方任せ」…を超えて

2018年3月26日(月)

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内閣官房が事務局を務める「未来投資会議構造改革徹底推進会合」という会議に複数年にわたり参加している(写真:PIXTA)

方向が正しく進捗確認の仕組みがあれば、前に進む

 複数年にわたってメンバーとして参加している政府の会議がある。忖度(そんたく)問題等、霞が関への信頼が揺らぐ話が矢継ぎ早に出ているが、この会議で感じるのは、「方向付けが正しく、かつ進捗を確認するメカニズムがあれば、日本の官僚組織は、簡単ではない話も、(少しずつであっても)きちんと前に進めていく」という当たり前のこと。

 一方、中央政府で作られた政策を実行し、実際に効果をあげていくには、多くの場合、霞が関の縦割りと同等以上に、「地方自治体をはじめとする実行主体が”本当に”動くようにする」という大きなチャレンジがある、ということも強く感じる。

 この会議は、「未来投資会議構造改革徹底推進会合」という長い名称で、内閣官房が事務局を務める。(構造改革を含む)成長戦略の実行と結果獲得を加速化する、という目的で設けられた、民間も交えての議論の場だ。いくつかの分野に分かれて実施されていて、私自身は地域経済、中小企業(の生産性)、観光・スポーツ、といった分野を扱う会議に出席している。

 中身は多岐にわたるのだが、PDCA (Plan-Do-Check-Act)的な政策実行の進捗チェック、追加実施すべき事柄の洗い出し、あるいは、民間やNPO、地方自治体などの政策実行者からの現状報告が行われ、自由討議となる。ガチガチにシナリオができた審議会、というたてつけではなく、相当自由に議論ができるのも、一つの特徴だ。(ただし、アジェンダ設定は事務局が中心となって行われる。)ちなみに、会議の内容は、配布資料、議事録ともネットで公開されている。

首相官邸のサイトの中の「未来投資会議構造改革徹底推進会合」のウェブページ。議事次第、配布資料などをダウンロードできる。

コメント1件コメント/レビュー

ポジティブリスト行政をすると、ネガティブではないが、明瞭なポジティブではないことは忖度によって合否が決まる。そうなるから縦割行政のグレーな面が生まれる(ホワイトが沢山あるからグレー)。ネガティブリストにすれば、グレーな事象は裁判所で合否が決まる。この根本的な仕組みを変えるか、変えないかを語らなければ、縦割行政は変わらないでしょう。(2018/03/26 08:18)

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「「生産性向上」と「霞が関の会議」」の著者

御立 尚資

御立 尚資(みたち・たかし)

BCG シニア・アドバイザー

京都大学文学部卒。米ハーバード大学経営学修士。日本航空を経てボストン コンサルティング グループ(BCG)に入社。BCG日本代表、グローバル経営会議メンバーなどを歴任。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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ポジティブリスト行政をすると、ネガティブではないが、明瞭なポジティブではないことは忖度によって合否が決まる。そうなるから縦割行政のグレーな面が生まれる(ホワイトが沢山あるからグレー)。ネガティブリストにすれば、グレーな事象は裁判所で合否が決まる。この根本的な仕組みを変えるか、変えないかを語らなければ、縦割行政は変わらないでしょう。(2018/03/26 08:18)

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