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突出した才能を潰すな、異才活用の覚悟を

日本企業の人事を変えるキーポイント 第1回

2017年6月26日(月)

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海外の友人や仕事仲間には、「相当変わっているな」という人が少なくない。社会が“普通”であることを強いる度合いが、日本社会よりも低いのだろう。(画像:Ikon-Images/アフロ)

「異才活用」を本気でやる

 日本の企業、特に伝統的な大企業では、時代の変化とのずれが目立つ人事制度改革の議論が盛んだし、少しずつ変化のきざしも見えている。ただ、本当に効果ある改革を行おうとするならば、大変困難だが実行すべき二つの山を越えなければならない。「異才活用」を本気でやること、そして、「働く意味」を再設定することだ。

 人材の多様性を高め、異質同士のぶつかり合いの中で、イノベーションを起こす。この観点からの「異才活用」に反対する向きは少ない。しかし、これを本当に実行するのは、容易ではない。我々自身が無意識に培ってきた組織文化という強敵を相手にしなければならないからだ。

 『発達障害』(岩波明著、文春新書)、『異才発見!――枠を飛び出す子どもたち』(伊藤史織著、岩波新書)という二冊の書籍がある。ここのところ、NHKをはじめさまざまなメディアでも取り上げられているASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如・多動症)、アスペルガー症候群などの発達障害。これらについて、最新の知見はどのようなものか、少し勉強してみよう、というくらいの気持ちで、この二冊を読み始めた。

コメント4件コメント/レビュー

 一言で言ってしまえば、互いの論理のズレをどう理解するかということでしょ。つまり注意散漫といわれる子供は、傍目には散漫に見えるかも知れないが実際は、注意を払い注視するその一点が次々と切り替わっていると見ることもできる。例えば現在のレーダーは、ソフトウエア的に周波数を切り替え、通常と違う動きや反応に向けて、さらに分析的なスキャンができる。
 これと同じようなことがまっさらな頭脳の中で起きている。本人的には、その瞬間最優先すべき事柄へ一瞬の注意を振り向けているという、極めて論理的な動きの可能性がある。
 ただ、世間一般の論理は、平安な空間を作り、維持するという目的に合わせた合理性の論理であり、同時に時間的な概念も大きなズレがある。(短波レーダーと長波レーダーみたいなものか?)
 まるでSFにあるような異星人とのコンタクトみたいになってしまうが、つまるところ合理人が異星の生命体の論理をどうやって理解するかという話になるように思える。(2017/06/26 23:19)

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「突出した才能を潰すな、異才活用の覚悟を」の著者

御立 尚資

御立 尚資(みたち・たかし)

BCG シニア・アドバイザー

京都大学文学部卒。米ハーバード大学経営学修士。日本航空を経てボストン コンサルティング グループ(BCG)に入社。BCG日本代表、グローバル経営会議メンバー等を歴任。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

 一言で言ってしまえば、互いの論理のズレをどう理解するかということでしょ。つまり注意散漫といわれる子供は、傍目には散漫に見えるかも知れないが実際は、注意を払い注視するその一点が次々と切り替わっていると見ることもできる。例えば現在のレーダーは、ソフトウエア的に周波数を切り替え、通常と違う動きや反応に向けて、さらに分析的なスキャンができる。
 これと同じようなことがまっさらな頭脳の中で起きている。本人的には、その瞬間最優先すべき事柄へ一瞬の注意を振り向けているという、極めて論理的な動きの可能性がある。
 ただ、世間一般の論理は、平安な空間を作り、維持するという目的に合わせた合理性の論理であり、同時に時間的な概念も大きなズレがある。(短波レーダーと長波レーダーみたいなものか?)
 まるでSFにあるような異星人とのコンタクトみたいになってしまうが、つまるところ合理人が異星の生命体の論理をどうやって理解するかという話になるように思える。(2017/06/26 23:19)

社会を変えるのは無理でしょうね。「突出した才能」どころの話ではないと思います。

例えば、この日経ビジネスのコメントでも、特定の執筆者はどんな意見をコメントしても必ず公開してくれる一方、8割方の執筆者は自分の意見と異なる意見のコメントは公開していません。

日本で異なる意見を言うと、大半の大人は、いきなり切れるか、困惑して逃げ出すかどちらかですよね。

「異才活用の覚悟」は無理です。(2017/06/26 21:30)

異才の活用にも通じるが、新価値製品の創造には、評価体制を変える必要がある。一般的には新製品の評価も既存製品の評価と同じ方法で行うのが常だろう。数人の役職者がそれぞれの意見を述べて製品化の可否を判定する。中にはワンマン社長が鶴の一声で決めるかもしれないが、こうしたシステムを取っているうちは、新製品など世に出ようがない。なん十億人の人口が暮らす世界で、数千万人に売れたらヒット商品となるだろうが、人口比率で言えば数%にも満たない。おまけに新商品に飛び付く層となれば更に限られ、千人に一人のオーダーになる。マーケットが限られる製品なら更にターゲットも狭まる。従って一会社の一会議室にターゲットユーザーの代表者が居合わせる確率など全く無いに等しい。そうした場所で製品化の可否(価値)を判断すること自体がナンセンスで、そうした評価システムを改めない限り、新しい製品を育てることは出来ない。同様に新価値コンテストの投票も無意味。本当に欲しがる人を探し出し、尋ねる以外に価値判断の方法はない。(2017/06/26 17:07)

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齋木 昭隆 三菱商事取締役・元外務次官