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“地味”だが重要な変化を見逃さない

「常識」は「大間違い」になっているかも

2017年10月16日(月)

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地味だが重要な変化が積み重なって、いつのまにか世界が変貌していることに気づくこともある。(写真:PIXTA)

 地味で、ゆっくりとした変化は、目に見えにくい。したがって、気をつけていないと、自分が常識だと思っていることが、過去は正しかったのだが、現在ではまったく事実に反する「大間違い」になっているかもしれない。そんなことを考えさせてくれるデータがあった。

 下に掲載した図1は、小学生や中学生のうち、むし歯がある生徒の割合の推移だ(文部科学省:平成28年度学校保健統計調査より)。たとえば、既にほとんどの歯が永久歯にはえかわっているであろう中学生の場合、1979年度(昭和54年)には、94.5%の生徒にむし歯があったのが、2016年度(平成28年)には37.5%に激減している。

出所: 文部科学省 平成28年度 学校保健統計調査

 この数字には、むし歯になり、治療を済ませた人たち(2016年度で21.0%)も含まれている。逆に言うと、まったくむし歯になっていない生徒(62.5%)と治療済の生徒(21.0%)を合計すれば、調査時点でむし歯の問題を抱えていない中学生が8割以上にもなる、ということだ。

ゆっくり、しかし着実に世の中は変わる

 恥ずかしながら、自分の小中学生時代を考えると、とてもあり得ない感じだ。毎年、歯科検診のたびに、大抵むし歯が発見されていた気がするし、そうでなくとも痛んだり詰め物がとれたりして、一年に一回以上は、歯医者に通っていた記憶がある。同級生も、外から見てもわかる程度に、どこかしら歯に詰め物をしていたのが大部分だった。

コメント2件コメント/レビュー

常識、と記載されているものが、実は自分が信じたいオルタナティブファクトなのではないかと思う。
いくらでも例外はいるが、社会とか大きな全体にとって最善な選択は何か、はこうしたデータの積み重ねから得られる、という重要な事を改めて気づかせて頂いた良い記事だと思う。(2017/10/16 18:19)

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「“地味”だが重要な変化を見逃さない」の著者

御立 尚資

御立 尚資(みたち・たかし)

BCG シニア・アドバイザー

京都大学文学部卒。米ハーバード大学経営学修士。日本航空を経てボストン コンサルティング グループ(BCG)に入社。BCG日本代表、グローバル経営会議メンバーなどを歴任。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

常識、と記載されているものが、実は自分が信じたいオルタナティブファクトなのではないかと思う。
いくらでも例外はいるが、社会とか大きな全体にとって最善な選択は何か、はこうしたデータの積み重ねから得られる、という重要な事を改めて気づかせて頂いた良い記事だと思う。(2017/10/16 18:19)

子供の学習能力の差も丁寧に検証すべきです。
小学生なのに大学受験の問題が解ける子供がいます
中学生なのにプログラミングで稼げるレベルの子供もいます
社会に出て稼ぐようになるタイミングをもっと多様にしないと能力発揮の機会が増えません
少子化時代に欠かせないのは個人の能力発揮を最大化する環境です
22歳までかけて大学を卒業して学歴を手に入れること社会で活躍して日本の発展に貢献することに真の相関関係があるのでしょうか?
選択肢が無いからそうしている。だからデータが大卒者の優秀さを示してしまう。
データからではなく目の前で起きている事実に敏感に対応できる社会にすべきです(2017/10/16 12:31)

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