• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

成功者が集まる、心地良く、危険な場所で

錯覚に惑わされながら、気づいた大切なもの

2018年2月23日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

ご相談

上昇志向の強い同僚といると、自分ももっといろいろ積極的にならなければ、と思わされます。が同時に、ふと思うのです。ああいう人たちは「上昇の先」に何を見ているのだろうかと。(20代男性)

遙から

 仕事を頑張り、結果、家族が崩壊し、何のために頑張ったのだろう、というのがある。

 また、仕事を頑張り、親の介護もちゃんとできず、自己嫌悪というのもある。

 先日共演した漫才のM1グランプリ参加者の芸人さんに聞くと、頑張るのはプライドのためだけで、いい家やいい車などの贅沢は興味なしと断言した。

 負けたくない、勝ちたい、そういう欲求の向こうに何があるかを彼らがまだ経験していないだけで、カネの力、権力の力、平伏す人たち、を一度経験したら、彼らは同じ言葉を吐くだろうか、と思った。

5時から5時まで

 東京で、世界一流を誇るホテルのエグゼクティブフロアを体験することができた。

 関西にも同じホテルはあるが、やはりそこは“東京”のそれだった。ロビーラウンジは46階。そして、宿泊するエグゼクティブフロアは53階だ。

 どこまで上に上がるねん、という思いは、まるで東京に空気のようにある上昇志向の高い野心家たちを是とする迷いのなさというか、それをカッコいいとすることへの疑いのなさというか、そういう人たちが見る風景を体験できた。気分はレポーターへと変わっていった。東京での成功者たちはどんなものを目にし、そこではどんな気分を味わえるのだろう。私は、貴重な体験をくれた友人と宿泊することになったのだった。

 過去、いいホテルとか、そこでの特別待遇というのは私も経験はあった。

 だが、それと絶対的に異なっていたのは、「ここは日本イチを誇ります」という誇りのようなもので、関西によくある“アットホームな”といったアプローチではない。

 エグゼクティブフロアにあるクラブラウンジで、一日中、そこで食事やお茶やお酒が飲める。上質で上品な空間で、配置もよく考えられており、おひとり様からじっくり話したい客用まで、あらゆるバリエーションの状況に対応できる空間や家具の配置になっていた。

 その一番奥、じっくり話したい空間に案内された。なんと私と友人はそこで、夕方の5時から、翌日の夕方5時まで、本当にじっくり話をすることになろうとは。本人たちも考えられない展開になった。

オススメ情報

「遙なるコンシェルジュ「男の悩み 女の嘆き」」のバックナンバー

一覧

「成功者が集まる、心地良く、危険な場所で」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

特徴が伝わり、ついでにクスッと笑える名前がいい。

包行 均 キャニコム会長