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「土俵に上がりたいですか?」と女性に聞く愚。

女人禁制の土俵騒動に思うこと

2018年4月13日(金)

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 そこで「神様は女性だから、やきもちを焼く」から「オンナはダメ」。まるで駄々っ子におとぎ話を聞かせるような幼稚な発想だ。本気で「そーなんだ。じゃ我慢する」と黙るとでも思っているのだろうか。女は子どもではない。

 ある神社で、「ここの神様は女性だから、恋人同志で行くとやきもち焼いて、その恋はうまくいかなくなるから、“恋人同志で”お参りしないほうがいい」というのがある。これは粋にも聞こえる言い伝えだ。

“神様が女性”と騙そうとしても

 そして、「諸説ある」という言葉。理由を言っているようで言うことをやめた言葉だ。

 女が土俵に上がっちゃいけない理由は「いっぱいある」からダメ、というなら、まだ「汚れているから」と言える無謀な人のほうがはっきりしている。議論もしやすい。

 “汚れ”とはさすがに言えないから、諸説が誕生し、汚れと言っちゃいけないから、議論が成立しない。そこででたのが、
 「一カ所くらいそういう場所があってもいいじゃないですか」という温厚歩み寄り派。
 “神聖な場所”だと上から言えば角が立つ。

 “神様が女性”と騙そうとしても騙せない。

 じゃあ、「許す心を持てよ一カ所じゃないか」という下から戦法。

 女の器の大きさ、懐の深さを試そうとする狡い戦略だ。

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「「土俵に上がりたいですか?」と女性に聞く愚。」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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