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あなたの職場にある日大問題

仕事のあるところ特権あり、特権はたやすく利権に転ず

2018年6月8日(金)

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ニュースを見ていると失望というか狡い者が勝つというか失意を覚えます。どこにポジティブな未来を見れるでしょうか?   (20代女性)

遙から

 日大アメフト部の危険タックル問題も財務省責任問題も加計学園と愛媛県知事のすったもんだも、どの事例も、いや、どれがどの事例の失態なのか、失言なのか、「えっとー、これは、森友だっけ、いや、日大だ」となってしまうくらい、見る側もごちゃ混ぜになってニュースを見ている。

 混ざるくらい、似ている。

 まず権力者たちのとんちんかんな回答を見ると、世間を舐めた小芝居なのか真剣な確信犯なのか純粋に本気でそう思っているのか、分からなくなってくるのだ。

 「なぜ改ざんを?」「こっちも分からないから苦労してるんだ」
 これ、芝居か? いや、案外本気かもしれないぞ。
 その確信が持てないでいる。だが答えを世間は知っていると私は思っている。
 改ざん? ああ、昭恵夫人が原因ね。と。

世間は答えを知っている

 調査結果が公開されてみれば、「これじゃ表に出せないぞ」みたいなことを理財局長が発言し、それを部下が「改ざんと理解した」と発表された。

 これ、日大の「つぶす気持ちでいけ」みたいなことをコーチが言い、それを選手が「怪我をさせると理解した」という日大側の発表と似ている。

 見解の違い、解釈の違い、という曖昧さを狙ったものだろう。でも、答えを世間は知っていると“私”は思っている。

 なぜいけないことをやっちゃったか?
 ああ、上からの“指示”があったのよ。と。
 そこにあるのは世間と権力者のズレだ。

 ズレになかなか気づけない日大は次々登場するひとつ上の責任者たちが、登場するたびに新たにズレた発言をして、世間の反発を買ってしまっていることに、もう戸惑いを隠せないでいるようで、痛々しい。本当に、分からないのだと思った。

 「なぜ理事長が出ないのですか」という質問に対する「うちのシステムを理解されていないのではないかと」云々の学長の説明や物言いにどれほどの人が納得できただろう。

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「あなたの職場にある日大問題」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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