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女性閣僚がたった1人、それで何が悪い?

2018年10月12日(金)

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今回の閣僚人事、「女性閣僚が1人」ということに対して、どう思いますか?

遙から

 「女性大臣がたった1人だ」とメディアはその閣僚人事に批判的だ。
 でも私が持つ違和感はそこじゃない。

 紅一点の片山さつき内閣府特命担当大臣に、地方創生・規制改革・男女共同参画、そして女性活躍担当ならびにまち・ひと・しごと創生担当としての成果が期待できるか。どうもしっくりこない。

 というか、女性活躍・男女共同参画、に限って言えば最も遠いところにいる女性をその担当にしたのではないか、とすら思える。

産んだ人だから適任か?

 この種の違和感は昔からあった。少子化対策の大臣に子供を産んだ女性閣僚が選ばれた時もそうだ。小渕優子氏が“産んだ”ということで選ばれたのは2008年度のことだ。

 不思議な人事をするものだと首を傾げていた。

 子供を産めたことと、産んだ経験を政策に反映できるか否かはまったく別の問題ではないか。あまりに単純な理由づけに、しょせんおっさんセンスの人事だと期待もしなかった。

 そこから10年、何か変わっただろうか。

 子供を産んだから、といって少子化担当につけてどうするんだ、という突っこみは「うん、その通りだね」というつまらない答えしか生まなかった。

 10年後、何も現実は変わらない。どころか深刻化している。

 産んだから少子化対策の大臣。
 女性で活躍しているから女性活躍大臣。
 こういう発想に未来はあるのだろうか。

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「女性閣僚がたった1人、それで何が悪い?」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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