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初体験の前に聞きたかった「その事実」

いくつになっても知らないことはある

2018年11月9日(金)

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お尋ね

高齢化が進んだせいなのか、身の回りでお葬式が多くなりました。ここだけは間違えてはいけない、ということがあれば教えてください。(20代女性)

遙から

 何歳になっても初体験というものがある。

 もう数えきれないほど行った通夜と葬儀。
 今回経験したのは親しい友人の親を見送るお葬式だった。その親しさから、両方に出席しよう、と、そんな気持ちで参列した。

 まず、芳名カードに記入、で、戸惑った。「業界」と「友人」という分類があった。いったい何を指して「業界」というのか、もしそれが「芸能界」なら、そこにマルをしたが、「業界ってなんだ?」と思い、「友人」にした。

 次に戸惑ったのが、芳名カードと香典とを持ち受付にいくと、「会社関係」という受付と、「一般」という受付があったことだ。「私はどっちだ?」と思いつつ、まあ個人だから一般か、と、そちらに香典を預けた。

 通夜の後に軽い接遇の場が設けられていたが、私は控室のほうに案内された。ここなら誰にも気を使わず楽ちんだ、と、思った私は、その後、とんでもないことに巻き込まれることを予測できなかった。

 控室では私同様、友人と親しい人々がそこで香典の中身を出し、何やら作業をしていた。香典と、芳名カードと、一覧表と、香典を仕舞う分野別紙袋が乱雑に広げられていた。

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「初体験の前に聞きたかった「その事実」」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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