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中朝対話後、中国の次の「一手」は?

米中韓朝の「四カ国平和協定」 新しい安全保障枠組み提案か

2018年4月4日(水)

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中朝会談を経て、中国が見据える視線の先には?(写真=提供:KCNA/UPI/アフロ)

 あれほど習近平とは犬猿の仲であった北朝鮮の若き独裁者・金正恩がついに訪中し、習近平と会談した。3月25日の電撃訪問であり、一報は北朝鮮の特別列車が北京郊外を走っているのを見た鉄道オタクが写真をSNSにアップしたことで知られたという。乗っているのが金正恩であるという裏を最初に取ったのは、ロイターなどの英国メディアであったと記憶しているが、インテリジェンスを誇る英国のメディアが鉄オタのSNSに後れを取るという前代未聞の展開であった。

金正恩側から対中姿勢を軟化

 新華社の報道では習近平の招待に金正恩が応じての“非公式訪問”ということになっているが、朝鮮中央通信によれば、金正恩は26日の晩餐会で「突然、訪中したいと提案したことに対し、中国側が真心と深い懐をもってすぐに受け入れてくれたことに私は深く感動し、心から感謝を申し上げたい」と発言。つまり金正恩サイドから泣きつく形で習近平サイドに訪問を打診したようだ。

 この6年の間、中国と北朝鮮の関係は悪化する一方で、張成沢の粛清、金正男の暗殺といった事件が続き、中朝史上空前の関係悪化、絶対零度の中朝関係とささやかれた。このため、米国が北朝鮮に軍事制裁を行った場合、習近平政権が米国側に与する公算が高いとも見られていたし、中国の本気の対北朝鮮経済制裁は、北朝鮮を相当苦しませたようだ。

 だが、ここにきて金正恩側から対中姿勢を軟化させ、習近平に助けを求めた。中国としても、頭越しに米朝が何かしらの合意を持つのも、南北で統一話が進むのも嬉しくないはずだから、このタイミングでの金正恩の妥協に乗るしかないだろう。だが、こうなると気になるのは南北対話、米朝対話の行方だ。中朝対話後の中国の影響力は半島問題においてどのように作用するのか考えてみたい。

コメント24件コメント/レビュー

中国と南北朝鮮は元来、島国日本を蚊帳の外に置くことを以って望外の悦びと為す国々。最近、彼らの過去回帰の傾向が著しい。際どい外交問題での一国の発言力というのはとどのつまりはその国が有する武力の有無、強弱に比例するもの。戦後体制下の日本にそれがあるはずがない。ということで、此度の日本の外交勝利目標はもうこれ以上無駄金を出さないこと。二、三度騙されるのは明々白々に相手が悪いが、数十回も騙され続けるのには自分側に核心問題がある。それを手直しすることが必須とされる時期になった。我々日本も朝鮮半島危機なる機会を逆に活かして戦後体制の過剰なる桎梏から脱するよう動くべきであろう。(2018/04/10 23:35)

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「中朝対話後、中国の次の「一手」は?」の著者

福島 香織

福島 香織(ふくしま・かおり)

ジャーナリスト

大阪大学文学部卒業後産経新聞に入社。上海・復旦大学で語学留学を経て2001年に香港、2002~08年に北京で産経新聞特派員として取材活動に従事。2009年に産経新聞を退社後フリーに。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

中国と南北朝鮮は元来、島国日本を蚊帳の外に置くことを以って望外の悦びと為す国々。最近、彼らの過去回帰の傾向が著しい。際どい外交問題での一国の発言力というのはとどのつまりはその国が有する武力の有無、強弱に比例するもの。戦後体制下の日本にそれがあるはずがない。ということで、此度の日本の外交勝利目標はもうこれ以上無駄金を出さないこと。二、三度騙されるのは明々白々に相手が悪いが、数十回も騙され続けるのには自分側に核心問題がある。それを手直しすることが必須とされる時期になった。我々日本も朝鮮半島危機なる機会を逆に活かして戦後体制の過剰なる桎梏から脱するよう動くべきであろう。(2018/04/10 23:35)

> いや、できる“恫喝”というのは、多少はある。例えば朝鮮総連の解体や親北勢力が急激に増えている民団への対応、あるいは日本の核武装論なども、もっと議論されてもいいかもしれない。

これをできなくしているのは朝日新聞やらリベラルとか言われている人達。

カードを奪っておいて、日本の外交交渉が下手といって騒いで足を引っ張るのも、
朝日やリベラル連中。

この方々、日本以外の国から派遣された応援団なの、と思ってしまうのは私だけではあるまい。(2018/04/05 20:39)

憲法と党綱領に記載された核保有を下す手立ては、国内で、誰も持てないと思う。スリーパーセルが住み込んだ新聞社からセルを排除できる手立てがないと同様である。暴走した車は止められないのである。(2018/04/05 17:21)

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齋木 昭隆 三菱商事取締役・元外務次官