• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

党代表選挙の異変は「中国大統領選」への布石か

習近平、主席から“皇帝”への野望に必要な要件は

2017年10月4日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

習近平主席の野望はどこまで続くのか(写真:AP/アフロ)

 党大会に参加する党代表名簿が最終決定した。2300人の定員のはずが、発表された名簿は2287人。13人の名前が消えている。これは一体どういうわけか、と香港あたりのメディアがいろいろ分析している。折しも、中国中央メディアでは党代表がいかに民主的なシステムで選ばれているかを白々しいまでに説明している。この党代表の選抜自体になにか政治的メッセージがあるような。

重慶市、孫政才一派を排除

 党代表は昨年11月9日に選抜工作に関する通達が出され、定員2300人、全国で40におよぶ選挙単位(省・自治区・直轄市、軍部などの組織)によって選出されることが決定された。だが党大会直前になって27人の資格が急きょ取り消された。14人は補選によって再選出されたが、13人は間に合わず、第19回党大会の代表は2287人になったという。

 で、誰が資格を取り消されたのか。まず重慶市の代表が少なくとも14人、資格を取り消された。その中には党籍剥奪という厳しい処分が明らかになった孫政才のほか、重慶市の党常務委員会メンバーである曽慶紅(江沢民の側近の大物政治家とは同姓同名だが無関係、女性、元重慶組織部長)、王顕剛(市委秘書長)、劉強(政法委書記)、陳緑平(常務副市長)、陶長海(統戦部長)、盧建輝(大渡口区委書記)、劉文海(重慶市委副秘書長)、李洪義(涪陵区委書記)、何平(武隆区委書記)といった名前が出ている。

 このうち陳緑平、劉強、陶長海は孫政才の引きで出世した腹心だ。つまり、孫政才を失脚させるだけでは安心できず、重慶の孫政才周りの主要官僚を軒並み連座させた、ということである。5月下旬の段階で選出された重慶市の党代表は本来43人なので、実に3分の1近い代表が資格をはく奪されたということになる。4人が補選で補われたものの、重慶市の党代表団は33人に減ったわけだ。これは、たとえば日本の国会で、同じ党派の議員がいきなり10人議員資格をはく奪されたようなイメージで考えてもらうと、インパクトが理解できるのではないか。

コメント17件コメント/レビュー

米国はかつて中華民国救済の為に対日戦に参加、数十万もの犠牲を出してしまった。その数年後、中国は赤化し、一時的にスターリンのエモノとなる。米兵の血は、スターリンを太らせただけだった。そしてさらに四十数年、やっと宿敵労農ロシアを倒し、一大ランドパワーをほぼ無力化した。一方でもう一つの「赤いランドパワー」が台頭し、ユーラシア大陸の半分を制覇、さらに海洋進出まで狙っている。米国がそれを放置、あるいは共存するのだろうか。
中国が欧米キリスト教文明と対立する体制下にあるうちは、可能性は低いだろう。つまり、日本はまず安泰なのだと思う。
北朝鮮を巡り一見米中は友好的にも見える。しかし米国の目的は、自分たちが手を汚す前に、宗主国自身にキタの中枢を「処分」させることだろう。その後は中国指導の集団指導体制、より穏やかな独裁制となろう。が、神のごとき白頭山の血筋を、血の同盟国が断ったことは、キタの半ば洗脳された人民にとっては深い怨恨となって残る。中枢除去後、対中国暴動すら起こりかねない。
いやアメリカはまさ北朝鮮を「極東のアフガン化」したのではないか。
もしアフガン化せず、ベトナム程度の「まともな」国になれば、自由社会の文物と人、思想が流れ込む。そうなれば自然に、北朝鮮人民も自由と民主主義に目覚めよう。
半島北部の民主化は、中国にとっても悪夢、必ずやそれを阻止すべく大規模介入を行おう。そうすればやはり、「極東のアフガン」になりかねない。
北朝鮮問題は人民中国を追いつめる為に、敢えて複雑化深刻化させているのではないだろうか。(2017/10/05 14:01)

オススメ情報

「中国新聞趣聞~チャイナ・ゴシップス」のバックナンバー

一覧

「党代表選挙の異変は「中国大統領選」への布石か」の著者

福島 香織

福島 香織(ふくしま・かおり)

ジャーナリスト

大阪大学文学部卒業後産経新聞に入社。上海・復旦大学で語学留学を経て2001年に香港、2002~08年に北京で産経新聞特派員として取材活動に従事。2009年に産経新聞を退社後フリーに。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

米国はかつて中華民国救済の為に対日戦に参加、数十万もの犠牲を出してしまった。その数年後、中国は赤化し、一時的にスターリンのエモノとなる。米兵の血は、スターリンを太らせただけだった。そしてさらに四十数年、やっと宿敵労農ロシアを倒し、一大ランドパワーをほぼ無力化した。一方でもう一つの「赤いランドパワー」が台頭し、ユーラシア大陸の半分を制覇、さらに海洋進出まで狙っている。米国がそれを放置、あるいは共存するのだろうか。
中国が欧米キリスト教文明と対立する体制下にあるうちは、可能性は低いだろう。つまり、日本はまず安泰なのだと思う。
北朝鮮を巡り一見米中は友好的にも見える。しかし米国の目的は、自分たちが手を汚す前に、宗主国自身にキタの中枢を「処分」させることだろう。その後は中国指導の集団指導体制、より穏やかな独裁制となろう。が、神のごとき白頭山の血筋を、血の同盟国が断ったことは、キタの半ば洗脳された人民にとっては深い怨恨となって残る。中枢除去後、対中国暴動すら起こりかねない。
いやアメリカはまさ北朝鮮を「極東のアフガン化」したのではないか。
もしアフガン化せず、ベトナム程度の「まともな」国になれば、自由社会の文物と人、思想が流れ込む。そうなれば自然に、北朝鮮人民も自由と民主主義に目覚めよう。
半島北部の民主化は、中国にとっても悪夢、必ずやそれを阻止すべく大規模介入を行おう。そうすればやはり、「極東のアフガン」になりかねない。
北朝鮮問題は人民中国を追いつめる為に、敢えて複雑化深刻化させているのではないだろうか。(2017/10/05 14:01)

最近の国内外の政治情勢を見ていて感じるのは歴史の重要性です。

日本は実質的に聖徳太子の時代から日本国の体を成し、色々な事を経験しながら歴史を刻み、世界一の長寿国家になりました。
此処で言う「長寿」とは国民の寿命では無く「国の寿命」です。
隣国の中国は4000年の歴史と嘯いていますが、今の中華人民共和国の歴史は70年程度しかありません。
その前の国民党政府や清、明、唐、隋・・・等の国々は各々が別の国であって中国と言う枠で括るには余りにも違う存在です。
国を構成している人種や言葉や貨幣などが全部違います。
彼の地域で法治が根付いたことはありません。
全てが人治ですから国の寿命が200年程度しか持ちませんし、グローバル化の影響でその寿命は更に短くなっています。
彼の地域は皇帝に依る独裁統治以外の統治手法を歴史的に知らない地域と言えます。
治世に重要な参考にすべき自国の歴史がありません。
歴史を刻めない国はもたない事が証明されるでしょう。

当記事の最後の件は笑いました。
何時の世にも節操の無い輩はいるものですね。(2017/10/05 08:16)

習主席は党代表名簿上の特定の代表について「忌避権」を行使したのですか
その重慶市と言えば、薄熙来氏も文革回帰を唱えていたらしいですね。

 彼らは文革のナニに自身の政治的開運を託したのか。毛沢東がやったように
軍も党組織も主席個人に奉仕すべきであり、党中央と言う官僚組織からの下命を拝する
超然中立の機関であってはならない。  と思ったのか?

 主席なのに他の派閥や引退したボスども、国有産業重要機関の顔色、ご機嫌を取り
ながら、イチイチ意見を聞きながら、自分の指示・命令がねじ曲げられるのはもう
沢山。その「集団指導体制」「派閥均衡政治」ではこの中国の政治はムリなのだ。
毛沢東型、紅い皇帝制度をめざさないと

主席である自分の命令が聞けないのなら大衆運動によって吊るし上げ、引き摺り下ろす。
全ての党と国の機関は自分の指示に従い、自分に対して責任を負うものとして再編成
されるということですな。

 しかし如何に,正統性の確立に苦慮してもそうゆう人間はマジメに選挙なぞする
でしょうか?
 また、万難を排して選出されたとしても、たとえば経済問題一つ権力が集約されたら
解決に近づくというモノでもありますまい。さらに言えば
「全権限を握る」ということは「全責任を負う」ということです。権限は行使するが
責任は負わない。で個人崇拝すれば、中国が「西朝鮮」になるでしょう。 (2017/10/04 23:08)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

社員への投資は「知恵の原価」であると考えています。

森 雅彦 DMG森精機社長