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ダイソー矢野博丈社長が語る「明るくない未来」

「100均の神様」が見る2017年の展望

2017年2月1日(水)

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 100円ショップ最大手「ダイソー」を運営する大創産業。国内で約3000店、海外で約1500店を展開し、2016年3月期の売上高は3950億円だ。同社はここで留まることなく今年もさらに出店を進める計画だ。消費者の節約志向を追い風に攻めの姿勢を打ち出している。

 日経ビジネスでは2016年1月9日号の特集「2017年紅白予測合戦」で、「異色企業家」の1人として大創産業の矢野博丈社長に2017年の小売業界、日本経済の動向についての予測を聞いた。

 インタビューの内容の前に、矢野社長との出会いの場面からお伝えしよう。

いきなり相手の度肝を抜く

 広島県東広島市にある大創産業の本社は広島空港からクルマで25分ほどの場所、酒どころとして知られる西条地域にある。社屋は1フロアが広く、壁などの仕切りがほとんどなく見渡せる。会議室には仕切りがあるが、透明なガラス張りになっている。

 取材で訪問し社屋に入ると、広報担当者が3階にある広い会議室に私たちを案内した。ここでインタビューするため、同行したカメラマンは照明などのセッティングを始め、矢野社長を待った。

 ところが矢野社長は2階にいて、まず社内を案内すると言う。そこですぐさま移動、広報担当者が社内の説明をしていると、背後からひょっこり姿を現した。

 会うなりニコニコして近づいてきて、隠し持っていたプラスチックのおもちゃの剣で「バサッ」と著者の腕を一刀両断。

大創産業の矢野博丈社長。手にしているのはダイソーで販売するパーティーグッズ。これで社員や取引先など会う人を楽しませていた(写真:橋本真宏、以下同)

 続いて名刺交換すると「ちょっといいですか」と著者の指をつかんで、ポケットからカッターナイフを取り出し「グサッ」。これもおもちゃでカッターナイフの柄の部分に半円形のへこみがあり、そこに指を通すとあたかも指を切断したかに見える。いずれもダイソーで販売しているパーティーグッズだ。

 漫画のキャラクター「ドラえもん」のようにポケットにはいろいろなパーティーグッズを隠し持っていて、ことあるごとに出しては相手を驚かせたり、笑わせたりする。

 社屋の2階はダイソーの製品開発と商談スペースで、テーブルが島状に並んでいる。各テーブルには多くの製品サンプルが並び、開発担当者と取引先の製造元の担当者が議論を交わしている。

 矢野社長はその中を練り歩くように進んでいき、気になる製品があると担当者を呼んで「カラーは1種類しかないの?」「これはいくら?」などと質問し、次々と指示を出す。

 取引先の担当者に対しては、著者と同様、いきなりパーティーグッズで驚かせる。そして必ずする質問が「あなた、何人(なに人)?」だ。

 これも半分冗談ではあるのだが実際、取引相手の国籍は多岐に渡る。短時間、社内を回っただけでも、韓国、中国、モンゴル、ブラジル人などが商談に来ていて、熱心にサンプル製品の説明をしてくる。中には日本語が堪能で、最初は日本人かと思ってしまうような人もいるので、「何人?」という質問が確かに必要な時もある。

コメント5件コメント/レビュー

「明るくない未来」をうのみにして、コメントしている人。大丈夫ですか?当事者意識を持って行動しないと、本当に「明るくない未来」を作ることに加担しますよ。自分の未来を明るくできるかは、自分の行動次第です。どんなに理不尽なことがあっても、自分が動かなくては、何も変わりません。公務員や高齢者に不満垂らしているような中2病には、いつまでも「明るい未来」は来ないでしょうね。(2017/02/02 14:34)

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「ダイソー矢野博丈社長が語る「明るくない未来」」の著者

宇賀神 宰司

宇賀神 宰司(うがじん・さいじ)

日経ビジネス記者

日経クリック、日経ベンチャー(現・トップリーダー編集などを経て、2007年1月から日経ビジネス編集記者。流通、中小ベンチャー、マネジメント、IT(情報技術)を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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いただいたコメント

「明るくない未来」をうのみにして、コメントしている人。大丈夫ですか?当事者意識を持って行動しないと、本当に「明るくない未来」を作ることに加担しますよ。自分の未来を明るくできるかは、自分の行動次第です。どんなに理不尽なことがあっても、自分が動かなくては、何も変わりません。公務員や高齢者に不満垂らしているような中2病には、いつまでも「明るい未来」は来ないでしょうね。(2017/02/02 14:34)

他人に話すとドン引きされますがDAISOのサプリメント愛用しています。
最初はドラッグストアで扱う数種類を試したもののイマイチ効果を実感できず、100円ならいいやとダメ元で試してみたら、自分主観ではこれ一番効くじゃん!と感じたのは皮肉というか何というか…。錠剤の形は一切気取らない所とか、いかにもこの会社の製品らしいと思います。(2017/02/01 13:37)

10年以上も前に百円「均一」をやめた(過去店頭で1千円商品も見た)企業のトップを説明するのに、いくらなんでも「100均の神様」は無いでしょう。
『企業の寿命30年説』も幻想。バブル期でさえ、統計上は平均10年だった。超優良企業がロングテールで計算値を引き上げているに過ぎない。(2017/02/01 11:05)

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