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「ハンド・トーク」が開くコミュニケーション

キットカットも手がけるアーティスト門秀彦氏の発見

  • 津久井 悠太

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2018年6月15日(金)

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「不思議な生き物が踊っているぞ」

 4月下旬、「ライセンシングエキスポジャパン2018」という展示会を取材中の記者の目に飛び込んできたのは、黄色い体の不思議なキャラクターが書かれたポスターだった。キリンのように長い首、ゾウのように垂れ下がった鼻。頭の横から出ているのはゾウの耳のような、人の手のような……。名前は「ジラファン」というらしい。

 思わず足を止めた記者に、ブースの担当者が菓子の袋を見せてくれる。ネスレの有名商品「キットカット」のハロウィン限定仕様のパッケージだ。その上にもやはりジラファンが躍動している。取り出した個包装の上には「きっと!」「こんにちは!」「I LOVE YOU」といった言葉とともに、両手を動かすキャラクターたちが描かれている。

 そう、ただ踊っているのではない。これは手話なのだ。

今年発売予定のハロウィン仕様「キットカット」

「僕の両親は耳が聞こえないので、子どもの頃から簡単なホームサインで会話していました」

 そう語るのは、ジラファンを生み出したアーティスト、門秀彦(かど・ひでひこ)氏だ。手話をはじめとするコミュニケーションをテーマに、絵画やデザインを制作している。「でも小学生にもなると、簡単な手話では表現しきれなくなる。そこで、言葉の代わりに絵を描くようになりました。小さい頃は話すのが得意ではなかったので、友達をつくる目的で学校でも絵を描いて、欲しいという人にプレゼントしたりしていましたね」

 コミュニケーション上の必要に迫られて、手段として描きはじめた絵。それがいまでは全国に流通する人気商品とコラボするまでに至った。しかし話を聞いてみると、門氏は美術の専門教育を受けたわけでも、デザイン事務所で研鑽を積んだわけでもない。

 美術教育やデザイン業への反発があったわけでもない。むしろその機会を常に求めながらも脇道に逸れ続け、そのなかで自身のスタイルを見つけてきた。門氏の話を聞きながら、記者もその回り道に引き込まれていった。

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