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東電小早川新社長が「成さねばならぬ」こと

2017年7月7日(金)

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 6月23日の株主総会を経て、東京電力ホールディングスの新社長に就任した小早川智明氏。グループトップ候補として報道陣の前に始めて姿を現したのは、新しい経営体制が決まった直後の4月3日の記者会見だった。カメラのフラッシュを浴びるその顔は強張り、手足も背筋もピンと伸びている。緊張の極みにあることは誰の目にも明らかだった。

 東京電力エナジーパートナーという小売り会社の社長を務めていた小早川氏にとって、グループ会社トップの打診は予想だにしない事態。晴天の霹靂だったという。一挙手一投足が注目される東電社長の座にとまどい、その重圧に押しつぶされぬよう、足腰に力を込めて懸命に踏ん張っているように見えた。

 小早川氏と対照的だったのが、次期会長となる日立製作所名誉会長の川村隆氏だった。苦境にあった日立をV字回復させた経営手腕は誰もが認めるところ。経験も実績も申し分ない。多数の報道陣を前にしても動じず、泰然と構えて質問に応じていた。

株主総会後、2度目の記者会見に臨む小早川智明・新社長(右)と川村隆・新会長(6月23日、東電本社)

慎重な小早川社長、踏み込む川村会長

 23日の株主総会後、ホールディングス社長、会長に正式に就任した小早川氏と川村氏は2度目の会見に臨んだ。小早川社長の表情や姿勢は以前と相変わらず硬い。ただ前回に比べれば発言の量は増え、経営方針を語る口調には力強さもあった。小早川社長はこの日に備え、新しい経営方針をまとめている。具体性にはまだ乏しいが、自らが拠って立つ方針を打ち立てたことに対する自信や覚悟が垣間見えた。

コメント2件コメント/レビュー

<川村会長は「事故の危険性は重々承知しているが、日本に原子力は必要だ」と明言し、その理由をとうとうと語った。>とあるが、理由を書いて欲しい。
日立製作所も 原発サポート企業であるが、”日本の為”と言うところと、”原子力の何が 何の目的に”必要かと、”誰が安全に責任を持つのか” をしっかり聞きたい。
納得できるかは議論が有る。(2017/07/07 15:01)

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「東電小早川新社長が「成さねばならぬ」こと」の著者

飯山 辰之介

飯山 辰之介(いいやま・しんのすけ)

日経ビジネス記者

2008年に日経BP社に入社。日経ビジネス編集部で製造業や流通業などを担当。2013年、日本経済新聞社に出向。証券部でネット、ノンバンク関連企業を担当。2015年4月に日経ビジネスに復帰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

<川村会長は「事故の危険性は重々承知しているが、日本に原子力は必要だ」と明言し、その理由をとうとうと語った。>とあるが、理由を書いて欲しい。
日立製作所も 原発サポート企業であるが、”日本の為”と言うところと、”原子力の何が 何の目的に”必要かと、”誰が安全に責任を持つのか” をしっかり聞きたい。
納得できるかは議論が有る。(2017/07/07 15:01)

カンパニー制の時も同じ事を思いましたが、何かのビジョンを示して現実から逃避させるよりも、まずは社員一人ひとりに原発事故への当事者意識を持たせる事が重要なのではないか。

国からうけた支援が、なぜか東電社内で色々巡り、半値で東芝や関電工等へ丸投げ、八掛けで孫請けへ、そして二割引されながらその下請けへ。
そんな事故対応をさせないことが、まずは必要なのでは。(2017/07/07 13:00)

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