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超早期化の就活、時期見直しに影響か

インターンシップ意識、「学業優先」指針は形骸化

  • 松浦 龍夫

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2018年8月1日(水)

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 「えっ? まだ6月ですよ」

 

 就活は3月から説明会などの情報提供が開始され、6月から面接などの選考が始まる。経団連加盟企業の場合、これが基本スケジュールになる。6月に入って、2019年4月に入社する「19採用」の大学4年生や大学院1年生の就活の状況がどのようなものなのか、明治大学や法政大学、立命館大学などいくつかの大学のキャリアセンターに取材をすることにした。

 「内定が早めに出ています」「内定辞退が多発しています」といった話が聞けるかと思いきや、話題の中心になったのは全く別の話だった。すでに1つ下の学年である3年生の「20採用」が始まっているというのだ。それを聞いておもわず冒頭のセリフを言ってしまった。例年は学生向けのエントリーシートや面接対策の講座を11月ごろから提供し始めるが、今年は5~6月と半年も前倒しで実施し、講座の数も増やしているという。

採用難が影響し、就活の時期が年々前倒しになっている

8月に出会って11月に内定

 これは夏のインターンシップへの参加を意識してのものだ。大企業には就活生の応募が殺到するため、数を絞り込むためにエントリーシートやグループディスカッション、面接を課している企業が多い。あくまでインターンシップは「就業体験」で選考には無関係というのが建前だが、実際は選考の第一のヤマ場になっているのが現状だ。

 昨年夏、名古屋に本社を持つ大手自動車部品メーカーは8月に呼んだ3年生の就活生に対して11月に内定を出した。大学のキャリアセンターは内定をもらった数千もの学生から内定先や内定が出るまでのプロセスの報告を受ける。夏のインターンシップをきっかけに内定をもらう学生が顕著になっていることから、内定超前倒しの傾向が20採用でも強まると大学ではみているわけだ。

 内定が得やすくなっているとはいえ、3年生の夏から4年生の6月ごろまで1年近く就活が続くことになる。学業に専念させるべきという大学側の強い要請に経団連がこたえる形で、年々就活の時期は後ろ倒しになってきた。しかし3月説明会6月選考という経団連の採用指針は抜け駆けする企業がほとんどという形骸化の果てまできた。経団連では今年秋にも「21採用」の時期見直しを検討するとしているが、その議論にも長期化の現状が影響するだろう。

 企業の人事担当者らは実務に影響するため、いくつかの仮説を立てている人が多い。その話を総合すると、「説明会と選考の時期は3月~6月の現状維持」、「説明会も選考も3月解禁」、「以前の12月~4月に戻す」、「通年採用に変えてしまう」というのが主だったところだった。

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