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実家の近所の「人口ピラミッド」を作ってみたら

他人事じゃない「老いる新興住宅地」

2018年9月6日(木)

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 8月中旬、岩手県盛岡市に帰省した。盆と正月は必ず地元に戻っているのだが、今年はひとつ、驚いたことがあった。

 それは実家の近所にある公園だ。子どものころ毎日のように野球やサッカーを楽しんだ、日本の住宅地ならどこにでもありそうな平凡な児童公園なのだが、久しぶりに訪れたその公園が、あまりに荒れ果てた姿をみせていたのだ。

 雑草は生え放題。遊具は錆びつき、電灯もカバーが欠けたまま。朝から夕方まで子どもたちが声を張り上げて遊んでいた、そんな、かつての光景は見る影もない。

記者がかつて毎日のように遊んだ近所の公園。遠くに岩手山を望むなど申し分ない環境だったが……。しばらく訪れることがなかったが、歩き回るようになった息子を散歩に連れていこうと久しぶりに足を運び、初めて荒廃ぶりに気づいた

荒れ果てた思い出の公園

 記者の実家は、1980年代半ばに分譲の始まった、かつての「新興住宅地」にある。盛岡市の中心部から7~8km。自家用車があれば市街地にも無理なく通勤できる距離ながら、土地は比較的安い。昭和63年生まれの私は2歳のころ、両親がマイホームを新築したのにあわせ、この住宅地で暮らし始めた。

 当時はとにかく子どもであふれていた。小中学校ともに学年は40人学級が5つあり、放課後は公園に行けば必ず誰か知り合いが遊んでいた。山を切り拓いた土地のため自然も身近。子ども時代を過ごすには申し分のない環境だった。

コメント13件コメント/レビュー

子供のころに見たアメリカTVドラマ「アウターリミッツ」だったか「トワイライトゾーン」だったか。
アメリカ片田舎の町に迷い込んだ主人公が見たのは、子供がいなくなって久しい、生きる気力を失った老人ばかりの町だった。
近未来を描いたミステリーTVドラマが今や現実化してしまった。
地球全体でみれば人口が増大しているにも関わらず、一方では先進国と言われた国々が人口減少で苦しんでいる。
人口が増えれば幸せなるわけでもないが、右肩下がりの「トワイライト」感はどうしたらいいんでしょうか。
コンパクトシティは、従来の価値観で生きている人々にはなかなか受け入れられない。
一生かかっても払いきれないほどのローンを払い手に入れたマイホーム、先祖から引き継いだ農地が何の価値もなくなり、しかも住まなくなっても固定資産税を払い続けなければならない。
例えインフラが維持できなくなろうとも、年寄りはその土地を離れられない。(2018/09/08 19:21)

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「実家の近所の「人口ピラミッド」を作ってみたら」の著者

藤村 広平

藤村 広平(ふじむら・こうへい)

日経ビジネス記者

早稲田大学国際教養学部卒業、日本経済新聞社に入社。整理部勤務、総合商社インド拠点でのインターン研修などを経て、企業報道部で自動車業界を担当。2016年春から日経ビジネス編集部。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

子供のころに見たアメリカTVドラマ「アウターリミッツ」だったか「トワイライトゾーン」だったか。
アメリカ片田舎の町に迷い込んだ主人公が見たのは、子供がいなくなって久しい、生きる気力を失った老人ばかりの町だった。
近未来を描いたミステリーTVドラマが今や現実化してしまった。
地球全体でみれば人口が増大しているにも関わらず、一方では先進国と言われた国々が人口減少で苦しんでいる。
人口が増えれば幸せなるわけでもないが、右肩下がりの「トワイライト」感はどうしたらいいんでしょうか。
コンパクトシティは、従来の価値観で生きている人々にはなかなか受け入れられない。
一生かかっても払いきれないほどのローンを払い手に入れたマイホーム、先祖から引き継いだ農地が何の価値もなくなり、しかも住まなくなっても固定資産税を払い続けなければならない。
例えインフラが維持できなくなろうとも、年寄りはその土地を離れられない。(2018/09/08 19:21)

もう少し自治会や町内会を取材すれば面白い記事になるのに、、、と思ってしまいました。

そもそも、児童公園の状況確認を役所にする時点でズレてます。
こういった地元の活性化は自治会が主役です。
自覚のない方が多いですが、自治会って行政の一角を担う重要な組織です。

だから「地元の対応は自治会でやってね。役所は必要なカネとか手続き方法とかで協力するから」ってスタンスです。貴重な税金ですからね。
別にこれは、役人がラクしているってことではないです。
役人がよくわからんままカネかけて「わかってない」「ハズした」対応するより、住民自身が自治会を運営した方がカネが活きた使い方になるのはあたりまえです。
トータルするとみんなローコストでハッピーになれるってこと。

まあ、世の中にはいろんな人がいるわけです。
「カネは出すけど労力はかけたくない」って人もいれば、
「カネも労力もかけたくない。町が汚なくたって構わん」って人も
「労力なら提供するから町をキレイにしたい」って人もいる。
全員が納得ってのはすごく難しい話です。
だから、どうしても自治会ってのは「どっかのジジイがエラそうにのさばってる」と思う人が多いわけです。

これは田舍に限った話でなく、都市部でも同様です。
自分達の町、自分達が育った町をよくしていくのは、他の誰でもない自分達ですよ。(2018/09/07 10:30)

なんでも都市部に集中し過ぎて、そこで働く人はみんなウンザリなんだけど、かといって地方に行くかってならないんですよね。
駅から歩いて5分じゃないと売れないという不動産屋が駅の近くに高層マンションをずらっと並べるせいで、ラッシュ時の交通機関の酷さとかもう殺人的ですし。毎日どこかで人身事故があるんじゃないかってレベル。
でも、他のコメントにもあるように地方には仕事が無い。それこそ働き方改革でどうにかならないのかと思うんですがね。それだけじゃ解決し無さそうですが。(2018/09/06 19:11)

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