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三陽商会リストラ、もがく老舗の試行錯誤

ネット通販失速から抜け出せるか

  • 津久井悠太

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2018年10月1日(月)

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 9月21日、アパレル大手の三陽商会が、250人程度の希望退職を募ると発表した。10月末から11月中に社内で募集をかけ、今年末には退職となる。退職者には通常の退職金に加えて特別退職金を支払い、再就職支援も行うという。

 同社は1970年から英国のブランド「バーバリー」とライセンス契約し、百貨店を主な販路に製造・販売してきた。しかし、2015年6月に契約が終了。ラグジュアリーブランドの方向へ舵を切ったバーバリーが、国外ライセンス事業の見直しに入ったためだ。

 バーバリーを失った穴は大きく、百貨店の市場規模自体の縮小もあいまって、売上高は2014年度から2017年度までに44%減となった。今年度は2月の段階では黒字計画だったが、7月に赤字に修正。その通りになれば3期連続の営業赤字だ。

ネット通販に大きな誤算

 三陽商会にとって誤算だったのが、ネット通販売り上げの失速だ。“ポスト・バーバリー”の成長施策の柱のひとつとして新経営計画にも盛り込み、実際にネット通販経由の売上高は2016年度に前期比28%増、2017年度にも前期比19%増と成長した。今年度も2月時点では30%増を計画し、好調と見られていたネット通販だったが、上期に頭打ちになった。上期だけで計画から6億円の乖離が生じ、7月に修正した計画では、今期は前年度比8%増を見込む。

 ネット通販の拡大に社内体制がついていけず、商品展開や在庫の確保が遅れたことが失速の原因だと同社は分析するが、そもそも成長の見通しが楽観的すぎたともいえるだろう。ファッション通販大手「ZOZOTOWN」の存在はもちろん、アパレル各社がZOZOTOWN依存からの脱却と利益率の向上を狙い、こぞって自社通販サイトの整備に力を入れている。その環境下で大幅な成長を維持することは一筋縄ではいかない。

コメント6件コメント/レビュー

代理店制で販売して、儲けが出るのがわかったら直販にするってどっかのメーカーみたいな商法でいいようにやられたってとこでしょうか。ただ、法的には問題ないって事でつらいわな。
日本人の情にうったえるってのはどうだい。こんなに頑張ってたのに梯子外されましたって。もっと大々的に被害者面したら、日本いじめたって事で、バーバリアン減ると思うよ。
あそっか、バーバリーが売れなくなってもダメなんだ。三陽が復活できなきゃしょうがないんだ。
まずは、ニッチなところから攻めようよ。いきなり逆転ホームラン狙っても無理だから。質の良さはバーバリアンが証明してくれているんだから、フォアボールで出て盗塁して送って犠牲フライでまず1点とろう!(2018/10/05 22:02)

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代理店制で販売して、儲けが出るのがわかったら直販にするってどっかのメーカーみたいな商法でいいようにやられたってとこでしょうか。ただ、法的には問題ないって事でつらいわな。
日本人の情にうったえるってのはどうだい。こんなに頑張ってたのに梯子外されましたって。もっと大々的に被害者面したら、日本いじめたって事で、バーバリアン減ると思うよ。
あそっか、バーバリーが売れなくなってもダメなんだ。三陽が復活できなきゃしょうがないんだ。
まずは、ニッチなところから攻めようよ。いきなり逆転ホームラン狙っても無理だから。質の良さはバーバリアンが証明してくれているんだから、フォアボールで出て盗塁して送って犠牲フライでまず1点とろう!(2018/10/05 22:02)

ご存知の方が殆どでしょうが、ヤマザキビスケットはモンデリーズ・インターナショナルとのライセンス契約終了により、売上の4割を占めていた「リッツ」「オレオ」というブランドを手放すことになりました。
代わりに「リッツ」の代わりに「ルヴァン」という新商品を市場に投入し、同じ市場で戦って、2018年4月時点では、ルヴァンの60.0%、リッツ40.0%の構成比らしいです。
恐らく、「ルヴァン」の知名度が向上すれば、さらにその「ルヴァン」がシェアを伸ばすでしょう。(※リッツは生産国をインドネシアの移すなど自滅した感もありますが)
市場やビジネスモデルは違えど、三陽商会も同じような戦略で戦う余地はあったのではないでしょうか・・・と考えていたら(2018/10/01 14:25)のコメントさんに同じようなことを言われていましたね。
また、ネット戦略で戦うなら、大量生産ではなくオーダーコートのみなどに絞るなど尖った戦略で戦う必要があると思われますが、ネットショップを確認したらお洒落な楽天ショップでした(笑)
個人的には品質は評価しておりますし、応援しておりますので、販売戦略を間違えないようしてほしいものです。(2018/10/02 11:05)

三陽商会にはぜひ頑張って欲しい。
メイドインジャパンの誇りとして。

同じ経営再建にしても、大塚家具はとても評価できたものではないです。
でも、三陽商会にはいいものがたくさんあるはず。

ただ、今までバーバリーに頼りすぎていた分、
人が育ってこなかったんだと感じます。
自らのブランドを成長させるのは相当大変だと思います。

それを実現できるだけのリーダーがまだ現れてないんだと思います。

結局最後は人ですよね。(2018/10/01 23:21)

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