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フランフランやニトリが「OtoO」に見出した活路

記者が感じた可能性と課題

2017年10月24日(火)

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 何か欲しいと思ったら、まずはインターネットで探す――。EC(電子商取引)が普及した今、衣料品や食料品を購入する際にまずネットで下調べし、そのまま見つかれば即購入という流れが定着している。

 しかし、そんなデジタル化の流れにいまいち乗り切れていない業界がある。記者が担当している家具業界だ。「EC化率5%」。業界大手ですら、この水準にとどまっている。

 EC化率が低い理由を想像するのは難しくない。家具は一度買ったら長く使うものだし、そもそも物理的に大きく重いので運ぶのに手間がかかる。比較的、単価が高いのもネックだ。それゆえ、消費者は家具を購入する際に「失敗したくない」という固い決意を秘め、「まずは実際に見てみなきゃ」と、店舗に足を運ぶこととなる。

 だが、デジタル化の流れが今後も加速することは明らかで、小売業にとって避けては通れない。ここにきて、家具大手各社がECやVR(仮想現実)を自らの商流に本格的に取り入れ始めたのも、そうした背景があるだろう。アナログな業界だったからこそ、デジタル化の余地は確かに大きい。ということで早速、その現場を見に行ってみた。

VRで家具をレイアウト

東京・青山にあるフランフラン青山店。旗艦店の1つだ(写真:Nacasa&Partners Inc.)

 東京・青山。流行感度の高いこの街の交差点に、フランフラン青山店(東京都港区)は面している。ガラス張りのその巨大な店舗はひときわ目を引く。

 9月29日、フランフラン青山店はリニューアルオープンした。フランフランは若い女性を中心に支持を集めるインテリアショップだ。都市部を中心に全国で約130店舗展開する。青山店は旗艦店の1つとして2012年にオープンした。

 リニューアルにあたって、店舗の商品数を3割削減。男性や幅広い年代に楽しんでもらえるよう、商品のラインナップも変えた。が、今回のリニューアルの目玉は、VR(仮想現実)だ。家具を自室においた場合のシミュレーションをVRで行うというのだ。

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「フランフランやニトリが「OtoO」に見出した活路」の著者

白井 咲貴

白井 咲貴(しらい・さき)

日経ビジネス記者

2017年3月大学卒業、大学では国際政治学を専攻。同年4月、日経BP社に入社。日経ビジネス編集部に配属され、旅行・レジャー・ホテル業界、家具・雑貨専門店を担当している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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