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会社に”エモい”経営理念が必要な理由

今の会社では「ゆとり世代」は本気になれない

2018年11月1日(木)

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(写真=PIXTA)

 10月22日号の日経ビジネス特集「働き方改革 やる社員 やらない社員」は、働き方改革の“妨げ”になりがちなパターンを年代や立場ごとに集めるといった内容だったが、若者に対する相反する意見が聞かれた。若手社員は「問題になりにくい」と「問題がある」という相反する意見が出てきたのだ。

 「問題になりにくい」と指摘したのは、経営コンサルタントなど改革の専門家たちだ。20代を中心とした若者、いわゆるゆとり世代は「社内での影響力が小さい」ため、この世代に反対されて改革が進まなくなったり、改革を意味のない中身に書き換えられてしまったりすることは少ないという。年功序列の傾向がある日本企業では、若者が反対したところで決定内容は変わらないというわけだ。

 一方で、日経リサーチの協力を得て実施したアンケート調査(23~71歳の就労経験のある男女516人が回答)では、若者に対する厳しい意見が集まった。「仕事への責任感がない」、「自己中心的で言われたことしかやらない」、「会社への忠誠心がない」といったものだ。仕事への姿勢に課題があると感じている人が少なくないようだ。

 では、アンケート調査の結果のように若者が皆仕事への熱意がないかと言うと、もちろんそんなことはない。あるベンチャー経営者は「最近の若者は真面目で努力家」と評価するし、別の製造業の役員は「技術レベルが高くて驚く。分野によっては中堅社員より詳しい」と話す。

 こうした評価の違いは若者の個人差によるものだろう、と記者は考えていた。“ゆとり”と呼ばれる世代にも多様な人がいるのだから、仕事熱心な人もいればそうではない人もいるはずだ。だが、リクルートワークス研究所主幹研究員の豊田義博氏は「それだけではない」と話す。ゆとり世代が「本気」になるには、条件があるというのだ。

仕事は「生きるため」な若者

各世代の特徴に詳しいリクルートワークス研究所の豊田義博主幹研究員。リクルートで就職活動中の学生や新入社員の動向を調査してきた。

 豊田氏は「ゆとり世代の多くが会社にある種の失望を感じていて、仕事をライスワーク(食べるために仕方なくする仕事)と割り切っている傾向がある」と話す。割り切っているため、出世したいわけでもなく、仕事を通じてやりたいこともない。終身雇用制度が一般的な日本では解雇のリスクも低いため、仕事に熱意がわかないのも当然というわけだ。

 なぜゆとり世代が会社に失望しているのか。それは、若い世代の多くが「他者への貢献」と「協力して行動する」ことを求めているのに対して、多くの大企業では分業化が進んでいて、自分が担当している仕事の会社全体に対する貢献具合が分かりにくく、社内の対立などもあって協力して働いている実感がわきにくい、というものだ。

 豊田氏はゆとり世代が受けた教育の特徴として、「ディスカッションやグループワークといった、集団で協力して作業する授業が急速に増えた」と指摘。SNS(交流サイト)が普及していたこともあって、誰とでも仲良く接し、相手に貢献することを求める人が多いという。

コメント7件コメント/レビュー

エモい経営理念って何ですかね?
「すばらしい」では足りない!※G社の経営理念
こんなのですかね?

自社にも似たような企業理念が付いていますが、新入社員で覚えている奴も気にしている奴も居ませんでしたが?
注)最近の新入社員は優秀だと思っています。3.11くらいの時の新入りは無能ぞろいでしたが(2018/11/05 14:28)

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「会社に”エモい”経営理念が必要な理由」の著者

広田 望

広田 望(ひろた・のぞむ)

日経ビジネス記者

物性物理学で博士号(理学)を取得。日経BPに入社後は「日経コンピュータ」や「ITpro」でIT業界を幅広く取材。2017年10月から日経ビジネス記者として、家庭消費財や化粧品を担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

エモい経営理念って何ですかね?
「すばらしい」では足りない!※G社の経営理念
こんなのですかね?

自社にも似たような企業理念が付いていますが、新入社員で覚えている奴も気にしている奴も居ませんでしたが?
注)最近の新入社員は優秀だと思っています。3.11くらいの時の新入りは無能ぞろいでしたが(2018/11/05 14:28)

こういうことを言うと極端だと思うだろうが、例えばこの記事を50年前に見たとしても、ほほぉそうだろうなと納得するだろう。この記事は会社における普遍的な問題に思える。
私は会社員だが何度か転職するうちに、なぜこの人たちは会社がまずい状態なのに、のほほんとしているのだろうと感じ、3年務めると納得できることがある。それは、雇われの質を従業員自ら下げて、効率化しているのだろうと考える。
そして、効率が良すぎるので、若くて張り切っている人は、この状態は腐っていると言って辞めていく。
やる気が無いのは新卒ではなく、雇われて高効率になっている従業員の方では無いだろうか。
そして、やる気が無いのではなく、就業効率が高くなっているからでは無いだろうか。

私は40代男性だが、張り切っている。そして周りは引いている・・・ ^^;。
若い人よ、それでいいんじゃないか、自分がやっていることが面白いと思って続けていると、似た人が集まってくる。
職選びをするのもいいが生活できる給与をくれる会社に就くことができたら、周りが腐っていようが、目先の仕事を張り切って自身で楽しんで生きていくほうが、楽しいのではないか。気が付くと貢献しているという周りの評価と、自身の満足感が湧き上がってくる。
若い人と張り切って仕事を頑張りたいおじさんも、いることを忘れないでほしい。(2018/11/03 12:08)

”エモい”というのは新鮮だ。人の営みの中で(少なくとも私にとって)不可思議で厄介なのがこの”エモさ”だ。若い人たちが実はこの点に感受性があるというのは新鮮だし,考えてみれば,ある意味当然だ。しかしコントロールしようとすると厄介だ。AI研究でもとらえどころに苦労しているのが”エモさ”につうじる「感情」ではないだろうか。「大局観」と「感情」はやや方向性は違うが,人間知能の学習と発見・創造・危機対応につながる部分のように思える。してみると,情報技術ばかりでなくますます社会学的,経営学的視点からの研究が必要になってきていると思える。記者の視線に温かさを感じた。社会はそんなに甘いものではない。だが,心の温かさを失ってはもはや生身の人間の世界ではないのではないだろうか。甘いといわれても希望を持ちつづけ,「どぶの中でも前を向いて死にたい」といった進取のこころを持ち,未来を切り開いて行く。そんな人類で在りたいと思った。(2018/11/02 15:59)

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