• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

「この一言」で振り返る激動の2016年

反グローバル化、マイナス金利…

2016年12月27日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 日銀のマイナス金利導入、「反グローバル化のうねり」が噴出した英国の国民投票(EU離脱派勝利)、米国の大統領選におけるトランプ候補勝利など──。

 さまざまなイベントで揺さぶられ続けた、2016年という年を、内外の要人発言をもとに回顧したい。

2016年の金融資本市場では大きなイベントが相次いだが、中でも1月29日、日銀が「マイナス金利」の導入を決めたことは驚きをもって受け止められた。(写真:Bloomberg/Getty Images)

2%の「物価安定の目標」をできるだけ早期に実現するため

【1月】
黒田東彦 日銀総裁

「本日の決定会合では、2%の『物価安定の目標』をできるだけ早期に実現するため、『マイナス金利付き量的・質的金融緩和』を導入することを賛成多数で決定しました。これまでの『量』と『質』に『マイナス金利』という金利面での緩和オプションを追加し、いわば3つの次元のすべてにおいて、追加緩和が可能なスキームとなります」
(1月29日 金融政策決定会合終了後の記者会見)

(上野コメント)
~ 日銀は1月の金融政策決定会合で、スイスやユーロ圏などに先行事例があるマイナス金利を導入。2月16日から日銀当座預金残高のうち「政策金利残高」に▲0.1%を適用した。だが、この政策は、銀行や生命保険会社など民間金融機関の収益を突然強く圧迫するなどの弊害・副作用を伴った。そうした問題意識が徐々に高まり、金融庁からも日銀に対して懸念表明がなされたと一部で報じられる中、日銀は金融政策の枠組みを9月に修正し、超長期ゾーンを中心とする過度の金利低下を是正する方針に転じた。

答えられない、私たちにも分からないからだ

【2月】
スタンレー・フィッシャー 米連邦準備理事会(FRB)副議長

「(追加利上げペースは)答えられない。私たちにも分からないからだ」
(2月1日 ニューヨークで開催された会合で)

(上野コメント)
~ タカ派とみられているフィッシャー副議長の発言がトーンダウンした。連邦公開市場委員会(FOMC)が予測する今年4回の利上げは「決まっているわけではない」、国際情勢の米国経済への影響は「現時点で判断するのは困難だ」とした上で、「一段の原油安とドル高によって、想定以上に低インフレが長引く可能性がある」と予想。それまでの想定よりも追加利上げのペースが遅くなるという見方をにじませた。2015年12月に最初の利上げが行われた後、市場では3月や6月といった早いタイミングで追加利上げがあるのではという見方が出ていたが、実際には12月までずれ込むことになった。しかも、「トランプラリー」という予想外の追い風ゆえの、インターバルが1年と長くなった追加利上げである。

オススメ情報

「上野泰也のエコノミック・ソナー」のバックナンバー

一覧

「「この一言」で振り返る激動の2016年」の著者

上野 泰也

上野 泰也(うえの・やすなり)

みずほ証券チーフMエコノミスト

会計検査院、富士銀行(現みずほ銀行)、富士証券を経て、2000年10月からみずほ証券チーフマーケットエコノミスト。迅速で的確な経済・マーケットの分析・予測で、市場のプロから高い評価を得ている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

海外のクラウドサーバーに データを預けると、企業秘密がその国に筒抜けになりかねない。

太田 大州 富士通シニアエバンジェリスト