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日米首脳会談の隠れたアジェンダは「中国」

要警戒!「米中戦争」を予見する腹心バノンの囁き

2017年2月9日(木)

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ドナルド・トランプ米大統領が署名した、シリア難民の無期限受け入れ停止や中東やアフリカ7か国出身者の一時的な入国禁止を柱にした大統領令(以下、大統領令)が米国内外で波紋を広げていますね。

米ニューヨークでは、大統領令を支持する集会が開かれた(写真:ロイター/アフロ)

高濱:トランプ大統領は律儀なほど選挙公約を守り、着実に実行に移しています。これまで署名した大統領令、大統領覚書は、就任後直ちに実行すると公約した「100日間行動計画」に盛り込まれたものばかりです。

 この計画に盛り込まれていて、まだ署名していないのは、中国の為替操作国認定、国連気候変動プログラムへの資金拠出停止、法人税・所得税の減税、インフラ投資などです。

米国民が大統領令に賛成する理由

注目すべきは大統領令に対する米国民の反応です。世論調査では、大統領令に賛成する人が49%もいました。反対は47%。つまり米国民の半分は支持、半分は反対しているのですね。

高濱:そうなのです。米国民がいかにテロを恐れているかがよくわかります。トランプ大統領がこの大統領令を出した真の意図は「イスラム教徒締め出し」と見られています。

 大統領令に反対している人のホンネは「トランプ氏が嫌いだ」ということでしょう。タテマエとしては「米国が掲げる自由」「宗教の自由に反する」を挙げていますが。つまりトランプ氏のやること、なすことのすべてに反対しているのです。

 問題は、大統領令によってテロが減り、より安全になるかどうかです。同じ世論調査で、大統領令が発令される前より「安全になった」と答えた人は31%、「危険になった」と答えた人は26%。ここでも国論は二分しています。

 ロサンゼルス近郊のアルハンブラでガソリンスタンドを経営するトム・ストーン氏(48)は、その「庶民感覚」について私にこう述べています。「ここ1、2年の間に米国内で起こったテロはイスラム教国から侵入したテロリストの仕業じゃない。米国に定住しているイスラム系移民の子供や孫が、インターネットなどを通じてイスラム過激派の思想に染まってテロに走っている」。

 「大統領令に怒ったイスラム系移民の中に『それならテロをやってやろうじゃないか』と考える者が出てくるかもしれない。そちらを警戒する必要が生じている」

 では、どうしたらいいのか。米国民にも正直言ってわからない。でも、何もしないよりも大統領令を出したほうがよいのではないか。これが大統領令 を支持する半分の人たちの「庶民感覚」なんだと思います。

コメント8件コメント/レビュー

確かにバノンは危険だが、マティス以下のペンタゴン派は、彼を内心軽蔑していることだろう。トランプも軍人たちを敵に回す愚は知っていよう。
米中の対立は深まるが、直接戦闘にはいたらないと思う。

それよりも一兆ドルはあるとされる、党幹部の在米資産の凍結や、「令完成文書」のリークのほうが効果的だろう。令計画文書と称して、共産党内部の分裂をあおる偽文書を世界に示すこともできる。

それ以前にアメリカは中国の正しい負債、外貨準備高や経済状況を把握していよう。


戦闘は「勝ったあと」が大変なのだと、アフガンやイラクで学んでいよう。(2017/02/11 07:22)

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「日米首脳会談の隠れたアジェンダは「中国」」の著者

高濱 賛

高濱 賛(たかはま・たとう)

在米ジャーナリスト

米政治・経済・社会情勢を日本に発信している。1969年、米カリフォルニア大学卒業、読売新聞社に入社。米特派員、総理官邸・外務省担当キャップ、デスクを経て、調査研究本部主任研究員。98年からUCバークレー校上級研究員。同年から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

確かにバノンは危険だが、マティス以下のペンタゴン派は、彼を内心軽蔑していることだろう。トランプも軍人たちを敵に回す愚は知っていよう。
米中の対立は深まるが、直接戦闘にはいたらないと思う。

それよりも一兆ドルはあるとされる、党幹部の在米資産の凍結や、「令完成文書」のリークのほうが効果的だろう。令計画文書と称して、共産党内部の分裂をあおる偽文書を世界に示すこともできる。

それ以前にアメリカは中国の正しい負債、外貨準備高や経済状況を把握していよう。


戦闘は「勝ったあと」が大変なのだと、アフガンやイラクで学んでいよう。(2017/02/11 07:22)

客観的事実から、概ね妥当と思われる予測が述べられている様に思います。

日本のジャーナリスト他の中の「隠れ親中派」からは、トランプ大統領が
キッシンジャー氏の意見を聞いているとの推定を基に、

「米国と中国は裏で手を握り、米中衝突は無い」

との観測記事を出して安部政権の批判を行っているのをよく見掛けます。

米国の利益を最優先とした場合、中国のプレゼンス増大を容認することは
有り得ず、

貿易収支や決済通貨としてのドル機軸体制維持からも、中国の振る舞いを
米国が容認する理由は無い様に考えます。(2017/02/09 17:34)

「日米首脳会談の隠れたアジェンダは「中国」」と声高に言うが、そんなことは相当数の日本国民が知っている事。
如何にも「自分だけが知っている」風の言い回しはどうかと思う。
今や中国は日本の仮想敵国でありロシアはその中国に対するバランサーである。
その程度の常識すら弁えない記事の信用性は相当に低いと言わざるを得ない。(2017/02/09 14:55)

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