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トランプは「森友問題」から安倍を救えるか?

いよいよ日米首脳会談

2018年4月16日(月)

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いよいよ安倍晋三首相が17日から20日の予定で訪米します。今回の安倍訪米をワシントンはどう見ていますか。

高濱:安倍首相を迎えるワシントンの雰囲気は、過去2回の訪米とは明らかに異なっています。

安倍・トランプの“蜜月”は過去のものと化してしまうのか(写真:UPI/アフロ)

 状況の変化の一つは、ドナルド・トランプ大統領の「何人もそばに寄せつけないような強気の姿勢」(ワシントン外交筋)です。トランプ大統領はこれまで以上に自信をもって独断専行路線を突っ走り出しました。

 まず、同大統領は、対北朝鮮戦略が軍事と経済の両面において見事に成功したと確信しているのです。金正恩・北朝鮮労働党委員長に「非核化」まで持ち出させて米朝首脳会談を提案させたという自信です。米朝首脳会談は予定されてはいますが、「北朝鮮が条件を付けてくる場合、トランプ大統領は蹴る覚悟を捨てていない」(ジョン・ボルトン次期大統領補佐官=国家安全保障問題担当)ようです。

 この「強気の姿勢」は、大胆な輸入制限策にも表れています。大統領選当時から「公約」してきた貿易不均衡是正のためなら、中国との「貿易戦争」も辞さない構えです。さらに、不法移民阻止ではメキシコとの国境地域に州兵を派遣するよう命じました。

「安倍政権はいつまでもつのか」

 第2の状況の変化は、3月末から4月上旬にかけてワシントンに、日本の政局に対する危機感が広がっている点です。言うまでもありません。森友学園への国有地売却を巡る一連のスキャンダルに安倍政権がぐらつき始めたことに対する危機感です。

森友学園への国有地売却問題はワシントンでどう受け止められているのですか。

高濱:「森友スキャンダル」報道の口火を切ったのは、米政財界人によく読まれている経済誌「フォーブス」のオンラインです。

 「学校スキャンダルが日本の首相を追い落とすかもしれない」という見出しの記事を3月29日付で公開し、森友学園スキャンダルについて詳細に報じました。事件の動きを時系列的に記した表まで作って掲載しています。

 筆者は、東京在住フリーランサーのジェイク・アデルスタイン氏。かって読売新聞社会部に外国人記者第一号として採用され、12年間記者活動を続けた知日派ジャーナリストです。日本の暴力団関連事件を追いかけて、脅迫された体験もしています。

 ジェイク記者は経済誌の記者らしく、日本経済への波及効果を案じています。「安倍首相がこのスキャンダルで辞任せざるを得なくなれば、日本経済を再活性化するとして安倍氏が12年に始めたアベノミクスは道半ばで消滅するのだろうか」

「強気トランプ」の支持率は50%に達する

「内憂外患」という意味では、トランプ大統領も同じように苦境に立っているのではないですか。一連の外交で、トランプ支持率は上がっているのですか。

高濱:確かにトランプ大統領の状況のほうが安倍首相よりも深刻です。ロシア疑惑をはじめ、政権の中枢を担う人々の相次ぐ解任・辞任の動き、さらにはポルノ女優が明かした過去の不倫疑惑などが目白押しです。ただトランプ大統領の場合は「打たれ強い」というか、スキャンダルに関して「免疫」が出来ていますから(笑)。

 国内でにっちもさっちもいかなくなると、大統領なり首相は国民の目を外に向けようとして外交に活路を見出す、と言われていますね。北朝鮮への強硬姿勢といい、中国への「貿易戦争」宣戦布告といい、そういった面は否定できません。

 こうしたトランプ大統領の対外強硬姿勢は白人保守派だけでなく、より幅広い層で受けています。事実、保守系世論調査機関が4月12日に公表したトランプ大統領支持率は50%に達しました。

("Daily Presidential Tracking Poll," Rasmussen Reports, 4/12/2018)

コメント12件コメント/レビュー

>「自分のことしか考えたことのないトランプに恩義などは通用しないよ」
自分のことしか考えたことがないのは安倍も同じ。

トランプの愚行に対して異議を唱える人は与党共和党にもトランプの周辺にも沢山いる(そのために更迭された人もいる),マスコミも然り。

それに対してこの国はどうだ。
与党にまともな議員はおらず(村上誠一郎を除く),マスコミは腰が引けている。
このまま安倍がのさばるようなら,トランプどころか世界から嘲笑され相手にされなくなる(既にそうなりつつある)。

アベノミクス(正確にはアホノミクソ)はこの国に損失ばかり与えて何の役にも立っていないので,さっさとやめるべきである。(2018/04/17 13:52)

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高濱 賛

高濱 賛(たかはま・たとう)

在米ジャーナリスト

米政治・経済・社会情勢を日本に発信している。1969年、米カリフォルニア大学卒業、読売新聞社に入社。米特派員、総理官邸・外務省担当キャップ、デスクを経て、調査研究本部主任研究員。98年からUCバークレー校上級研究員。同年から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

>「自分のことしか考えたことのないトランプに恩義などは通用しないよ」
自分のことしか考えたことがないのは安倍も同じ。

トランプの愚行に対して異議を唱える人は与党共和党にもトランプの周辺にも沢山いる(そのために更迭された人もいる),マスコミも然り。

それに対してこの国はどうだ。
与党にまともな議員はおらず(村上誠一郎を除く),マスコミは腰が引けている。
このまま安倍がのさばるようなら,トランプどころか世界から嘲笑され相手にされなくなる(既にそうなりつつある)。

アベノミクス(正確にはアホノミクソ)はこの国に損失ばかり与えて何の役にも立っていないので,さっさとやめるべきである。(2018/04/17 13:52)

「北朝鮮の核・ミサイル開発阻止で最大限の協力をしてやったのだから俺が政局運営で窮地に陥っている今、手を差し伸べてくれてもいいはずだ」トランプ相手にそんなお目出度い思考の人はいないと思います。まあ安倍なら心の底でそう言う思いはあるかも知れませんが。
「自分のことしか考えたことのないトランプに恩義などは通用しないよ」は普通の思考の人なら当然そう考えるでしょう。下手すりゃ彼はアメリカの事より自分の事を優先しますからね。安倍なんて最初からどうでも良い存在ですよ。
日米首脳会談で一番危惧しているのが、シリアへの自衛隊派遣です。アメリカが行けと言われたら断れないでしょう。集団的自衛権を良いように使う可能性があります。安倍のトンチンカンな説明をアメリカがするわけが無く、お前も一緒に戦えと言われたら拒否する術がありません。安倍も飲むでしょうし、もしかしたら人気回復の起爆剤にでもなるとか斜め上の思考をするかも知れません。
普通に北朝鮮への対応と貿易で話が済めばいいのですが、妙な密約か忖度か分かりませんが、日本も正義の戦いに参加するとか言い出したらかなりやばいです。(2018/04/16 16:33)

表題からしておかしい…
森友問題とトランプの関連性や、トランプが森友問題から安倍晋三を救うとかそれこそ妄想すぎる…
そもそもが野党がやっているのは岸信介(安倍の祖父)のやった安保理に対する政策の恨みを安倍晋三にぶつけているだけの只の嫌がらせ、つまり何を言っても何をやっても野党連合とマスゴミは絶対に認めないし許さない
そこからトランプが安倍晋三を救う事は絶対的に不可能
そこをまず履き違えている
そこを読み間違っている時点でこの筆者は改めて問題をきちんと見直すべきである(2018/04/16 11:20)

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