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米朝会談ぶち壊し? 強硬派ボルトンの面目躍如

6月12日の「シンガポール会談」は無期延期か

2018年5月25日(金)

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米韓首脳会談に臨む文在寅・韓国大統領(左)とトランプ米大統領。右後方にボルトン補佐官の姿が見える (写真:ユニフォトプレス)

米朝首脳会談を3週間後に控えるタイミングで、米韓首脳会談が行なわれました。これを米国はどう見ていますか。

高濱:米国は「ドナルド・トランプは文在寅(ムン・ジェイン)の口車に乗せられていた。文在寅は金正恩(キム・ジョンウン)の非核化発言を過大に評価し、トランプに伝えた。金正恩は完全な核放棄など考えていなかった」と冷たい反応を示しています。

 CNNの記者は「Moon oversold Pyongyang's promises」(文在寅はピョンヤンとの約束事を針小棒大に売りつけようとした)と書きなぐっています。

"Trump casts doubt on June summit with Kim,"Kevin Liptak, CNN, 5/22/2018)
"Trump Casts Doubt on North Korea Summit in Meeting with Moon, "Jennifer Epstein, Bloomberg, 5/23/2018)

トランプは「文在寅の一人相撲」に辟易?

 トランプ大統領は今、新たな動きがあったロシアゲート捜査のほか、イラン核問題、米中経済摩擦など内外で懸案だらけ。「文在寅の一人相撲」とばかり付き合っている暇はありません。

 もっとも、文大統領が「米国が主張する『完全で検証可能かつ後戻りできない核の放棄」(Complete, Verifiable, Irreversible Dismantlement=CVID)』を北朝鮮が受け入れました」という「朗報」を持ってきてくれれば、飛び上がって喜んだでしょうが……。結局「朗報」はなし。

 トランプ大統領は元々、「リベラル派で親北朝鮮が見え隠れする文大統領があまり好きではない」(ホワイトハウス担当の米ベテランジャーナリスト)とされている。今回の文大統領への応対も「安倍晋三首相への対応とは雲泥の差」(同)だったらしい。

「文大統領の口車に乗せられた」と言いますけど、金委員長自身の意向はどうなのでしょう。米朝首脳会談を提案した時、「非核化」についてその気がないのにウソを言っていたのか。あるいは、それから数週間たって「心変わり」したのか。

高濱:金委員長が非核化を真剣に考えている、という話を持ってきたのは、文大統領とその周りの容北朝鮮派のブレーンたちです。

 3月5日に金委員長に会った韓国大統領府の鄭義溶(チョン・ウィヨン) 国家安全保障室長らが、同委員長から聞いた話をトランプ大統領に伝えた。その後、文大統領自らトランプ大統領に電話しました。「金正恩は『米国が(金)体制(の存続)を保証すれば、我々はなぜ苦労して核を持とうとするのか(持とうとはしない)』と言っている」

コメント17件コメント/レビュー

 トランプは、他人の言うことに影響されやすい、そうですが、記事を拝読すると実際そのようですね。事前の知識なく人と会っている、でもありそうです。あの文在寅にすら言いくるめられるんですから。言い換えると、自身の明確な戦略・政治哲学はなく取り巻きに影響さやすい、操られやすい、ということでしょうね。

 いずれにせよトランプとその取り巻きが世界中でやっていることは、や・・くずれの恫喝とカツアゲと実質的に大差ありません。もっとも、メキシコに対する領土拡張戦争を始めて以降のアメリカは、特に中南米・中東での過去からの振る舞い、あとベトナムを見ると、ずっとそうだ。とも言えます。当然、いい面も多々持ち合わせていますが、最近の状況が続けばこのような、力はあっても品格のない連中はいずれつまはじきにされるでしょう。

 日本は他人のふり見て我がふり直せ、です。(2018/05/26 09:07)

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「米朝会談ぶち壊し? 強硬派ボルトンの面目躍如」の著者

高濱 賛

高濱 賛(たかはま・たとう)

在米ジャーナリスト

米政治・経済・社会情勢を日本に発信している。1969年、米カリフォルニア大学卒業、読売新聞社に入社。米特派員、総理官邸・外務省担当キャップ、デスクを経て、調査研究本部主任研究員。98年からUCバークレー校上級研究員。同年から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

 トランプは、他人の言うことに影響されやすい、そうですが、記事を拝読すると実際そのようですね。事前の知識なく人と会っている、でもありそうです。あの文在寅にすら言いくるめられるんですから。言い換えると、自身の明確な戦略・政治哲学はなく取り巻きに影響さやすい、操られやすい、ということでしょうね。

 いずれにせよトランプとその取り巻きが世界中でやっていることは、や・・くずれの恫喝とカツアゲと実質的に大差ありません。もっとも、メキシコに対する領土拡張戦争を始めて以降のアメリカは、特に中南米・中東での過去からの振る舞い、あとベトナムを見ると、ずっとそうだ。とも言えます。当然、いい面も多々持ち合わせていますが、最近の状況が続けばこのような、力はあっても品格のない連中はいずれつまはじきにされるでしょう。

 日本は他人のふり見て我がふり直せ、です。(2018/05/26 09:07)

会議を開くこと自体が目的化し、その会議で何を得るかがそっちのけになっている会議は一般の会社でも多く見られる。

外交交渉でも同じで、肝心の会談を通じて自国の利益を確保することより、とにかく会談すること自体が目的化してしまうことがしばしばある。(例、訪日してやるから〇〇しろ(するな))
そういう事態に陥るよりは会談を延期した方がいい。

会談を通じてアメリカの国益が満たされないならそもそも会談しない、というトランプの方針は明快。

北朝鮮もいつものとおり非常識な言動を通じて交渉相手にジャブをかましたつもりだったのだろうが、相手を間違えたというところか。

高まるであろう米国の軍事的プレッシャーに北朝鮮がどこまで耐えられるか。(2018/05/26 01:04)

このコラムはトランプ政権を茶化して悦にいっているようだが,日本の心配は全くしていないようだ.(2018/05/25 12:32)

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