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日米会談で先制攻撃を巡る“密約”はあったか

北朝鮮による日本への報復攻撃は「No problem」?

2017年11月8日(水)

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安倍首相とトランプ大統領は2人きりの時に何を話したのか(代表撮影/ロイター/アフロ)

ドナルド・トランプ米大統領が2泊3日で日本を訪れました。米国の一般市民はこれをどう見ていますか。

高濱:大歓迎ぶりに一般市民は苦笑いしています。米国では支持率が30%台で低迷しているのに、日本ではこんなに歓待を受けているのですから(笑)

 米国の一般市民がまず驚いたのは、大統領の直前に訪日した愛娘、イバンカ大統領補佐官 に対する日本メディアの大騒ぎでした。

 この模様は米テレビでも報道されました。米ロサンゼルス近郊に住むロバート・オークス氏は次のようにコメントしています。同氏はリベラル派で、日本に1年間滞在したことのある高校教師です。

 「ロシアゲート疑惑の捜査がいよいよ本格化する中(トランプ訪日中にウィルバー・ロス商務長官のロシア疑惑も急浮上)でもトランプを歓迎してくれる国は日本とイスラエルくらいのものだ(笑)」

 「イバンカが日本でモテモテだったのは、イバンカの素晴らしいキャリアと仲睦まじい家族、そして元モデルだった抜群のスタイル、ブロンドの髪。欠点のないパーフェクトな女性像が日本人を魅了してしまったのだろう」

 「イバンカの旦那、ジャレッド・クシュナー(上級顧問 )のロシアゲート疑惑も捜査線上に浮かび上がってきたことは、日本では報道されていないのか」

 無論、筆者は「日本人は礼節を重んずる国。いやしくも米国民が選んだ大統領や令嬢に敬意を表するのは当然と考えている。トランプを大統領に選んだのは米国民だろ」と反論しましたけど。(笑)

アジア歴訪のスタートは横田基地

米メディアはどう報じていますか。

高濱:ニューヨーク・タイムズは、トランプ大統領が到着するなり、米軍横田基地で行った演説を「(支持者だけを集めた)大統領選挙戦と同じスタイルの集会でアジア歴訪の口火を切った」と皮肉っぽく報じています。

 トランプ大統領は、就任後も支持者の多い地方に行って演説をやっています。それと同じスタイルを日本に行ってもやっていることを茶化しているのです。横田基地でやれば、米兵とその家族しかいませんからね。

 同紙は、トランプ氏の発言の中から「いかなる独裁者、いかなる政権、いかなる国家であっても、米国を脅す者とは断固として戦う。米国のこの決意を過小評価してはならない」と警告したくだりをリード(書き出しの最初の部分)にしていました。

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「日米会談で先制攻撃を巡る“密約”はあったか」の著者

高濱 賛

高濱 賛(たかはま・たとう)

在米ジャーナリスト

米政治・経済・社会情勢を日本に発信している。1969年、米カリフォルニア大学卒業、読売新聞社に入社。米特派員、総理官邸・外務省担当キャップ、デスクを経て、調査研究本部主任研究員。98年からUCバークレー校上級研究員。同年から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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