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日米株安、金融市場の潮目は変わったのか

金利を巡る思惑が相場を動かしている

  • 小宮 一慶

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[1/4ページ]

2018年2月7日(水)

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 好景気を背景に強気相場が続いてきた日米の株式市場で調整色が出始めています。米株式市場では2月2日に、ダウ工業株30種平均が前日比665.75ドル(2.5%)安と急落しました。そして、その翌営業日の5日には、1175.21ドル(4.6%)という史上最大の下げ幅を記録。その流れを受けて、週明けの東京株式市場でも日経平均株価は2日続けて大幅下落しました。

 株安の大きな材料と指摘されるのは、米国の長期金利の上昇です。市場が予想するよりも速いペースで上がり始めていることから、景気への影響などが意識され、株を売る動きが広がったのです。

 中央銀行による大規模な金融緩和で企業にとって有利な環境が続いてきましたが、そのトレンドは変わりつつあるのでしょうか。今後のシナリオを考えます。

(写真:つのだよしお/アフロ)

米景気自体は好調

 今、米国景気は好調に推移しています。2017年10~12月期のGDP(国内総生産、速報値)は、実質年率でプラス2.6%。雇用も回復傾向が続いており、1月の失業率は4.1%。非農業部門の雇用者数は20万人増となり、市場予想の18万人を上回りました。

国内総生産、失業率、非農業部門増減数
出所:米国政府

 「企業収益」も下の表のように順調に伸びています。景気の先行指数と言われている「米ISM製造業景気指数」は17年秋以降、60前後の高い水準を維持しています。これは製造業の購買担当者を対象に景況感を調査したもので、50を超えていれば「景気が良い」、下回れば「悪い」という景況感を持っていることを意味します。

 消費者のセンチメントを示す「消費者信頼感指数」も、このところずっと高い水準にあります。全体的に米国経済は順調と言っていいでしょう。

消費者物価、企業収益、ISM景気指数、消費者信頼感指数
出所:米国政府

コメント3件コメント/レビュー

日本の金利政策については全く同意ですが、米国は株式市場の短期的な動きを理由に3月や6月の0.25ポイントの利上げを見送ると逆にリスクを高めかねない(9月は見送るかもしれませんが12月も利上げかな?)と思います。トランプ大統領が何を仕掛けてくるかわからないという別の意味でのリスクも抱えているだけに、新議長への介入力が強まる前に粛々と利上げに踏み切る方が米国経済も軟着陸できると思いますね。(2018/02/07 09:42)

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いただいたコメント

日本の金利政策については全く同意ですが、米国は株式市場の短期的な動きを理由に3月や6月の0.25ポイントの利上げを見送ると逆にリスクを高めかねない(9月は見送るかもしれませんが12月も利上げかな?)と思います。トランプ大統領が何を仕掛けてくるかわからないという別の意味でのリスクも抱えているだけに、新議長への介入力が強まる前に粛々と利上げに踏み切る方が米国経済も軟着陸できると思いますね。(2018/02/07 09:42)

米国では順調にインフレが起き、日本では起きず、米国だけ利上げをする場合、
円安ドル高ではなく、円高ドル安ですよ。
為替は長期的には購買力平価で動いていくからです。
ここ40年ほどの物価と為替の連動具合を確認すれば明らかです。

円安ドル高のためには、日本政府は粉飾決算をやめ、財政、年金、医療、介護がすでに破たんしていることを公に認めるしかありません。
これは、少子高齢化を止めるための唯一の処方箋でもあります。
国家の存続のためには、一刻もはやく、詭弁を弄して子供たちに重いツケを残し続ける所業を、やめなければなりません。

とはいえ、多額の日本国債をまるごとデフォルトすると世界が大混乱に陥りますから、日銀法を改正して、インフレ目標のパーセンテージを上限に、日本国債をデフォルトして、その分、円を刷ってよいことにすればいいと思います。
つまり、国債残高の2%相当を、毎年、日銀が刷って財政、年金、医療、介護の赤字を補てんするのです。
何の罪もない子供たちにつけを残し続けるやり方(毎年、多額の国債を発行し、利払いを将来世代に押しつける)はすでに限界を超え、少子化が止まらなくなっているのです。

毎年2%ずつの徳政令であれば、非常にコントロールされていますので極端な混乱は起きず、
静かな衰退(苦難や悲劇の少ない衰退)が実現すると思います。

衰退そのものを回避するためには、高齢者が長生きする医療を否定しなければなりませんので、これは、日本人の価値観では、ましてや、シルバー民主主義の体制下では、無理な話だと思います。(2018/02/07 08:53)

株価の急落等、素人にとって難しい局面ですが是非指標にしたいと思います。(2018/02/07 07:26)

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