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原発から22km、私が高野病院に来た本当の理由

第1回 高野病院・院長として働いて、笑顔絶やさぬ仲間と共に(1)

2017年2月22日(水)

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 日経ビジネスオンラインをお読みの皆様、はじめまして。

 今回、連載を始めさせていただくこととなりました、医師の中山祐次郎と申します。36歳の若造でございます。読者の皆様の平均年齢は50歳代とうかがっておりますので、皆様からすると私の年は職場の中堅くらいか、それよりちょっと年上の方でしたらお子さんと同じくらいでしょうか。

 私は現在、福島県広野町にある高野(たかの)病院というところで院長として働いております。原発から22km南に位置するこの高野病院については、報道でご存じの方もいらっしゃるかもしれません。

西日を浴びる、高野病院の入り口

ワンオペ院長になりました

 2016年末に火事で81歳の高野英男院長がお亡くなりになり、常勤医師が不在となったこの病院は存続の危機に立たされました。そこで私が手を挙げ、2017年2月~3月の限定で院長になることとなりました。

 院長といったって常勤医師は私ひとりですから、少し前に牛丼屋の勤務体系として話題になったワン・オペレーション、いわゆるワンオペということになります。

高野病院の外来診察室。事務の方に撮っていただき緊張している

 少し私の医歴(医師としてのキャリアのこと)をお話しいたします。横浜で生まれ育ち、鹿児島大学を卒業して医者になった私は、東京都内のとある大病院で10年間、外科医として勤務しました。専門は大腸がんの手術ですので、毎日お腹を切っていたのです。医者になって10年、一応の「上がり」と言える各種の専門医の資格を大体、取り終えたところです。

 また一昨年、幻冬舎から自著『幸せな死のために一刻も早くあなたにお伝えしたいこと 若き外科医が見つめた「いのち」の現場三百六十五日』を出版してから、もの書きとしての活動も始め、現在は医者の目から見たニュースの解説や意見をYahoo!ニュースやハフィントンポスト、業界誌などに書いています。

 ここ日経ビジネスオンラインでは月に2回くらいのペースで、時事ニュースをメスで切り込んだ解説や、健康や病気にまつわるお話、他所では言えない医者の本音などをつづりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

コメント10件コメント/レビュー

>医師にありがちな専門用語満載のお堅い文章ではなく、かなり読みやすい。
震災から時間が経過し、報道が少なくなった今、
文章力、発信力のある、ある意味型破りな医師の就任は運命的なものすら感じる。

「当事者が発信」
インターネットの利点を深く感じる。
地域医療の民間病院の経営についても触れてほしい。

<筆者の中山祐次郎です>
コメントありがとうございます。
専門用語をなるべく使わずに、正確性を損なうことなく医学のお話も書いていきたいと思います。
私が型破りとは思えませんが、調子に乗った若造の戯言にお付き合いいただきありがとうございます。地域の民間病院の経営について、私は現在経営には直接タッチしていませんが、可能ならば書いていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。(2017/03/06 19:03)

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「原発から22km、私が高野病院に来た本当の理由」の著者

中山 祐次郎

中山 祐次郎(なかやま・ゆうじろう)

外科医

1980年生まれ。聖光学院高等学校を卒業後、2浪を経て、鹿児島大学医学部医学科を卒業。その後、都立駒込病院外科初期・後期研修医を修了。2017年2~3月は福島県広野町の高野病院院長、現在は郡山市の総合南東北病院で外科医長として勤務。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

>医師にありがちな専門用語満載のお堅い文章ではなく、かなり読みやすい。
震災から時間が経過し、報道が少なくなった今、
文章力、発信力のある、ある意味型破りな医師の就任は運命的なものすら感じる。

「当事者が発信」
インターネットの利点を深く感じる。
地域医療の民間病院の経営についても触れてほしい。

<筆者の中山祐次郎です>
コメントありがとうございます。
専門用語をなるべく使わずに、正確性を損なうことなく医学のお話も書いていきたいと思います。
私が型破りとは思えませんが、調子に乗った若造の戯言にお付き合いいただきありがとうございます。地域の民間病院の経営について、私は現在経営には直接タッチしていませんが、可能ならば書いていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。(2017/03/06 19:03)

医師にありがちな専門用語満載のお堅い文章ではなく、かなり読みやすい。
震災から時間が経過し、報道が少なくなった今、
文章力、発信力のある、ある意味型破りな医師の就任は運命的なものすら感じる。

「当事者が発信」
インターネットの利点を深く感じる。
地域医療の民間病院の経営についても触れてほしい。(2017/02/27 21:41)

>この記事を読もうと思ったのは、医師が自身への放射能の影響についてどう考えているかを知りたかったからだが、触れられていない。今後記事になるのでしょうか。

コメントありがとうございます。まさに、「自身の放射線被曝の影響」は私がもっとも発信したいことです。正直申し上げますと、今いろいろと詳細なデータを集めインプットしているところです。いずれまとめて記事に書くつもりでおります。
ただ、医師としての発言は特に責任が重く、影響も大きいと考えます。ですので、感覚ではなくきちんと科学的事実に基づいた上での意見を書きたいと考えております。
ご指摘いただき、ありがとうございます。(2017/02/24 13:59)

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