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集団で課長を無視する、カルトな職場

2017年3月2日(木)

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 今回は、前半で私の経験を、後半でベテランの人事コンサルタント・森 大哉さんに取材をしたうちの一部を紹介します。森さんとのやりとりは、次回の記事でくわしくお伝えいたします。

 私のつたない経験をお話ししましょう。会社員をしていた頃、「ばかばかしくて、やっていられない」と頻繁に考えるようになった時期があります。全身からエネルギーを奪われるような日々でした。今にして思うと、カルト的な職場にいたからだと思います。

 この場合のカルトとは、管理職とは言い難いレベルの上司に従わざるを得ず、集団である種のいじめが行われて、それに疑問を感じる言動をとると、職場で浮いた存在になっていく空間を意味します。

 会社に在籍していた間に仕えた上司は10人以上になりますが、私が「やってられない」と悩んでいた当時の上司が、一見、最も温厚で、紳士的でした。

 一方で、プレイヤーとしての力量は、最も低いグループにいるように感じました。マネジメントになると、人間が変わります。一言で言えば、部下たちを常に抑えつけないと気がすまないようになるのです。

 彼のすぐ下には、プレイヤーとしては優秀な男性の課長がいました。部下の育成などのマネジメントも、高いレベルに入ります。部内では当初、部長よりも、課長に敬意の念を抱く非管理職が多かったように思います。私も、そのひとりでした。

 しだいに、部長は課長を非管理職のように扱います。課長を無視し、部長が頭越しに、それぞれの非管理職に報告を求めるのです。課長のことを気の毒に思い、私が事情を確認すると、「部長との間で役割分担や権限と責任についての取り決めはない」と話していました。互いにけん制し合い、深くは話し合わないそうなのです。

 結局、非管理職である20人前後が課長を飛び越え、部長に直接報告をします。結果として、「課長パッシング(部内全員で無視をする)」となり、陰湿ないじめになっていたように思います。それに対し、誰も何も言えない。世間一般の常識や良識が通じない。

コメント15件コメント/レビュー

日本らしい「いじめ」の構造だと思います。学校でいくら「いじめ」はダメと教えても、大人の社会がまさにコレなんです!管理職に限らず、非管理職の上下関係でも大差ないカルトっぷり。正社員の若い子を古株の経験20年越えパートが無視するのと同レベル。
非管理職が上司(年上)に意見すること自体あり得ないと思うのが年配の世代。黙ってオレの命令に従えってどんな殿様?封建時代?と思うのが若い世代かしら。欧米風にいいたいことは言う、相手の意図・気持ち・立場なんも考えてないって親世代に思われている。
自分より優秀な人材を潰すのは競争に勝つため、やり方が姑息だけど一見温厚で優しい人程怖いと思う。課長が部長のいないところで下をまとめていれば表面上部長をたてるぐらい出来る、と言う人もいるかも。面倒くさい人の好きな様にさせて居なくなるのを待つのは簡単。部長の上司がちゃんと把握していれば、そう長くは続かないはず。そうじゃないパターンだと会社が成長しない。労組は?それもないならクーデター起こす?
ただ単に権力誇示、女性にいい格好したかっただけの人もいますよね。それが女性に不評なのも知らず。役職者だから責任取らせることができるといいのですが。パート同士だと同僚同じ立場なんて言われ上司でもないし、逆にパワハラで追い込まれる…。根回し重要、恨まれないのが一番。(2017/03/17 13:47)

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「集団で課長を無視する、カルトな職場」の著者

吉田 典史

吉田 典史(よしだ・のりふみ)

ジャーナリスト・記者・ライター

1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006年以降、フリーランスに。特に人事・労務の観点から企業を取材し、記事や本を書く。一方で、事件・事故など社会分野の取材を続ける。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

日本らしい「いじめ」の構造だと思います。学校でいくら「いじめ」はダメと教えても、大人の社会がまさにコレなんです!管理職に限らず、非管理職の上下関係でも大差ないカルトっぷり。正社員の若い子を古株の経験20年越えパートが無視するのと同レベル。
非管理職が上司(年上)に意見すること自体あり得ないと思うのが年配の世代。黙ってオレの命令に従えってどんな殿様?封建時代?と思うのが若い世代かしら。欧米風にいいたいことは言う、相手の意図・気持ち・立場なんも考えてないって親世代に思われている。
自分より優秀な人材を潰すのは競争に勝つため、やり方が姑息だけど一見温厚で優しい人程怖いと思う。課長が部長のいないところで下をまとめていれば表面上部長をたてるぐらい出来る、と言う人もいるかも。面倒くさい人の好きな様にさせて居なくなるのを待つのは簡単。部長の上司がちゃんと把握していれば、そう長くは続かないはず。そうじゃないパターンだと会社が成長しない。労組は?それもないならクーデター起こす?
ただ単に権力誇示、女性にいい格好したかっただけの人もいますよね。それが女性に不評なのも知らず。役職者だから責任取らせることができるといいのですが。パート同士だと同僚同じ立場なんて言われ上司でもないし、逆にパワハラで追い込まれる…。根回し重要、恨まれないのが一番。(2017/03/17 13:47)

要は経験不足、管理職を育てていない。育つ環境になっていない職場の話ですね。
みんな初めての経験である。今の時代は一から教えていかなければ、理解できないし経験も必要。
部下は上司を選べないからこそ、悩んで、辛い立場でいる。その部下たちは将来、自分が管理職
になる。反面教師。「自分はそのような上司・管理職には絶対ならない!」と心に刻むだけでも、
将来そのようなBADな上司・管理職は減るでしょう…?
今回の記事は、問題点を列記しているだけ。別に目新しくもない。
それをどのように解決するかが読者の知りたい、悩んでいるところです。(2017/03/16 10:41)

よくわかります。
日本の昇格の仕組みにも大きな問題があるように思います。
「名選手、名監督に非ず」と昔から言われているにもかかわらず、管理職に昇格していくのは、マネジメント力の評価ではなく、プレーヤーとして過去に出した実績、というのが多々あります。
現在の能力でもなく、過去の実績で、しかもマネージャーとしての実績ではなく、プレーヤーとしての実績を買われて、経営者にまで上り詰めてしまう・・・・ 恐ろしいことが起きても不思議ではないと思います。
プレーヤーとしての実績に見合った報酬をその場で与えづらいので、そういった人を幹部にすることで、後から、本来その時に支払われるべきだった報酬との差を穴埋めしようとしているのかもしれません。
考え方を大きく変えなければいけない時期に来ていると感じました。(2017/03/06 10:28)

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