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割に合わない「仕組債」のカラクリを知る

「高利回り」の金融商品に気をつけよう

2018年5月21日(月)

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 「人生100年時代」と呼ばれる昨今。長~いライフプランを考える上で、お金との付き合い方はますます重要になります。投資信託、保険、年金そしてNISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)などなど、身の回りに様々な金融商品やそれを活用する制度があふれています。しかし、どれも仕組みが難しいと感じていませんか。

 そこでファイナンシャルプランナー(FP)である高橋義憲さんが、あなたの「味方」となってお金の「見方」を丁寧に解説していきます。金融商品の販売による手数料はもらわずに、金融機関から独立した立場でアドバイスを提供する、独立系FPとして活動している高橋さん。だからこそ、中立的な立場での助言を得意としています。

 3回目のテーマは「仕組債」です。高橋さん、仕組債って高利回りの金融商品って聞いたんですが、大丈夫なんでしょうか?

 みなさん、こんにちは。
 今年の1月から「つみたてNISA」の制度が始まり、投資に対する関心が高まってきているように思えます。そんな中、金融機関が提供する金融商品の中には「投資に適していないもの」が数多くあり、皆さんのおカネを狙っています。今回は、そんな「危険な金融商品」を解説していきます。

「高利回り」のバナーに要注意

 家計における資産形成を促進するために、「iDeCo(イデコ)」や「つみたてNISA」などの制度が始まり、皆さんの中にもこれを機に投資の世界に足を踏み入れた方も多いのではないかと思います。

 投資を始めると、これまで目や耳に入らなかった経済や金融市場に関する情報に興味が湧いてきますよね。それは素晴らしいことです。投資の成果というと、とかく「いくら儲かったか」というところに目が行きがちですが、「世の中の動きに関して色々分かってくる」ということも、投資の成果の一つでしょう。
ただ、こうした情報に触れていると、同時に危険な情報を目にする機会も増えるので注意が必要です。

 Aさんの例を見てみましょう。

 Aさんは、今年から「つみたてNISA」を利用して投資を始めました。ある日、つみたてNISAの運用状況を確認するために、口座を開設している証券会社のホームページにアクセスしました。そこで、下のようなバナーに目を奪われました。

 バナーを見たAさんは、あるセミナーで聞いた以下のような話を思い出しました。

 「債券はリスクが小さい。それでいて、高利回りなのか…」。Aさんは思わずバナーをクリックしてしまったのです。

「仕組債」の内容を読み解く

 Aさんが開いたページには以下のような商品説明がありました。その商品は、ABC電機の株価によって、利率や償還金額が決まる特殊な債券で、「仕組債」と呼ばれているものでした。

 見慣れない用語が並んでいて分かりづらいですね。ポイントを一つずつ見ていきましょう。

コメント6件コメント/レビュー

>仕組み債は本来金融機関側が引き受けるべきオプション取引のリスクを個人投資家に一方的に押し付けようとする最悪の商品です

凡そすべての金融商品はリスクを個人投資家に押し付けているものなんですけどね。
無リスクを謳う確定利付型の商品でも、金融機関が負担すべきリスク見合いのオプション料は様々な名目で個人投資家が支払わされていますし(市場金利より低利の採用、委託手数料、業務手数料、保管料etc.)。(2018/05/23 09:37)

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「割に合わない「仕組債」のカラクリを知る」の著者

高橋 義憲

高橋 義憲(たかはし・よしのり)

フィナンシャル・プランナー(FP)

大手金融機関に25年間勤務。年金事務所を経て、ファイナンシャルプランナー(FP)として独立。金融商品の販売手数料はもらわず、金融機関から独立した立場でアドバイスする、独立系FPとして活動している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

>仕組み債は本来金融機関側が引き受けるべきオプション取引のリスクを個人投資家に一方的に押し付けようとする最悪の商品です

凡そすべての金融商品はリスクを個人投資家に押し付けているものなんですけどね。
無リスクを謳う確定利付型の商品でも、金融機関が負担すべきリスク見合いのオプション料は様々な名目で個人投資家が支払わされていますし(市場金利より低利の採用、委託手数料、業務手数料、保管料etc.)。(2018/05/23 09:37)

金融庁はどう思ってるんでしょうね、この商品。(2018/05/22 00:02)

サイコロの例えはわかりやすいと思うが、ルールを以下のようにするとどう思うであろうか。
【ルール】
サイコロを1回振って「1」が出たらあなたが相手から600円を貰い、1以外であれば何も起きません。ただしあなたは、ゲームの参加料として毎回、相手に120円を払います。

サイコロを振って「1」が出る確率は、常に1/6なので、5回だろうが6回だろうが本来同じであるが、6回連続する確率は低いと考える確率論もある。大数の法則により、試行回数を増やせば、確率はほぼ1/6に近づくので、期待値から考えると損になる可能性が高い。その差額が、手数料(賭場代)となり、募集会社(胴元)が儲ける仕組みである。
しかし、この仕組みを割に合わないと考えるのは早計で、利用の仕方にもよると思う。真剣に儲けようと思うのであれば、カラクリを知った上で投資するかどうかを判断する事だと思う。
ノックイン条項には、インサイダー取引で価格操作されるイカサマ行為も考慮する必要があるが、早期償還条項を「中毒性を与える内容」と切り捨てるのは、そもそも投資(ギャンブル)に向いていない素人向けの忠告のような印象を受ける。(2018/05/21 22:34)

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