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レシピを見て作った料理は、なぜ美味しくないか

「アンダー・コミュニケーション」が大切な理由とは

2018年4月11日(水)

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「食」は私たちの生きる喜びの中で、かなり大きな割合を占めているはずだが…(写真:stockasso / 123RF)

「食」はその人の在り方を反映する

 人間が生きていく上で欠かすことのできない「食」は、かなりその人の在り方が反映されるものではないかと思います。

 改めて言うまでもなく、「食」は私たちの生きる喜びの、かなり大きな割合を占めているはずのものですが、これが、喜びとはほど遠い「ガソリン補給」のようになってしまっている人もいるようです。そういう人は、「一々何を食べるか考えるのが面倒」と言い、毎回同じものを食べることに決めてしまっていたり、幾つかのメニューを機械的にローテーションさせていたりという、かなり無機質な食生活になっていることも珍しくありません。

 それが、たとえ栄養バランスに問題がなかったとしても、“生き物らしい食生活”からはかなりかけ離れた不自然なものであることが、とても気になります。

不自然な食生活とは

 このコラムの第1回(2018年3月1日配信「うつ病の原因にもなる、『心』のフタって何?」参照)で、人間という存在は、「心=身体」という自然原理の部分と、「頭」という非自然原理のコンピューター的部分のハイブリッドであるということを述べました。そこから考えてみると、上記のような無機質な食生活になっている人は、自然原理の「心=身体」が食生活にあまり関与していないという、かなり不自然な状態にあると言えるでしょう。なぜなら「心=身体」という場所は、“生き物”らしく、その時の「身体」の状態に応じて、必要な栄養素を食欲という形で「心」から発するようになっているものなので、いつも同じものを欲したり、機械的ローテーションで済むような食欲を出してくるはずがないからです。

 例えば、寒い時には身体を温めるような汁物や辛いものを欲し、暑い時には身体の熱をとるような生野菜やさっぱりしたものを欲したりする。肉や脂っこいものをたくさん摂った次には、あっさりしたものが欲しくなる。夜遅くに食事をした翌朝は、あまり朝食を欲しいとは思わない。そんな風に私たちの「心=身体」は、一々「頭」で考えたりしなくても、自然にバランスをとってくれるようにできているのです。その意味では、栄養学的知識で「これは身体に良いから」と考えて不自然にそれを継続したりルーティン化したりすることも、問題があると言えるでしょう。このように「頭」で仕切るような食生活は、いくら栄養学的に正しいように見えても、「心=身体」という内なる自然を蹂躙してしまっているという点において、やはり問題があるのです。

コメント6件コメント/レビュー

三回ほど読み直しましたが、
「心や体、感性をもっと大事にする生き方」と
「レシピを見て作った料理がうまくない」の話が
うまく噛み合っていないように感じました。

「ピーマンたべたい!」という心と体の要求に対し
「でも、いつもの野菜炒めじゃないんだよなあ」と心が難色を示し
「他においしいピーマンのレシピはないかな?」と探し
「わーこれ美味しそう!作ってみよう!」とワクワクしつつ作る。
これもひとつの即興性では。

 もしくは「あー、冷蔵庫白菜と卵しか無いわ。なにかできるかな」
という現実的な観点でレシピサイト見てるんじゃないかと思うんですが。
これもまた現実的即興性かと。

あと、気温や湿度なんていう「職人の匠技」みたいな即興性はしませんけど
寒かったら温かいものを食べる、体力欲しい時は肉を食べる、みたいな
即興性なら一般市民誰でも持ってます。

違う例えが良かったんじゃないでしょうか。(2018/08/03 15:38)

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「レシピを見て作った料理は、なぜ美味しくないか」の著者

泉谷 閑示

泉谷 閑示(いずみや・かんじ)

精神科医、作曲家

東北大学医学部卒業。東京医科歯科大学医学部附属病院、財団法人神経研究所附属晴和病院などに勤務したのち渡仏、パリ・エコールノルマル音楽院に留学。現在は、精神療法を専門とする泉谷クリニック院長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

三回ほど読み直しましたが、
「心や体、感性をもっと大事にする生き方」と
「レシピを見て作った料理がうまくない」の話が
うまく噛み合っていないように感じました。

「ピーマンたべたい!」という心と体の要求に対し
「でも、いつもの野菜炒めじゃないんだよなあ」と心が難色を示し
「他においしいピーマンのレシピはないかな?」と探し
「わーこれ美味しそう!作ってみよう!」とワクワクしつつ作る。
これもひとつの即興性では。

 もしくは「あー、冷蔵庫白菜と卵しか無いわ。なにかできるかな」
という現実的な観点でレシピサイト見てるんじゃないかと思うんですが。
これもまた現実的即興性かと。

あと、気温や湿度なんていう「職人の匠技」みたいな即興性はしませんけど
寒かったら温かいものを食べる、体力欲しい時は肉を食べる、みたいな
即興性なら一般市民誰でも持ってます。

違う例えが良かったんじゃないでしょうか。(2018/08/03 15:38)

オーバーコミュニケーションに関する件は心に染みました。

マーケティングリサーチをして適切なものを届ける、という傾向があまりにも強すぎる。音楽などの表現の世界でも、情報が全てになってしまっていて無自覚や無知であるが故の強みみたいなものが発揮されている表現を見かけなくなってきています。「やりたいからやる」ではなく、「自分の適性に合ったことであればやりたい」という浅い考えの人がいかに多いか・・・。「そうじゃなくて、やって楽しいと思うことが君の適正だろ!」と思うのですがそんな意見はポカーンとされちゃうだけです。データが優先されて実感と言えるものが軽んじられる風潮で人を喜ばせるようなイノベーションなど生まれるはずもないのにと言う気はするんですけどね。(2018/07/23 02:47)

レシピはレシピというかマニュアルはマニュアルで大事でしょう。
レシピ通りに作って取り合えずそれなりに仕上げる事で、慣れと練習により
行動と結果について覚えていく。
繰り返す内に行動の意味と各種の量や加減による変化が予想できるようになる。
オリジナリティはソコから先でもいいだろうというのがある。

漫画のようなネタになる、料理下手は
・経験不足のうちにレシピやマニュアルから逸脱してオリジナリティ入れようとする
・経験不足だから上記で失敗しても何が失敗の原因かの要因を増やしすぎてて反省不可
・上記の為、何時までも上達しない
まあ、根拠の無い自信でトライするくせに、何で失敗したかを省みない
PDCAじゃなくDDDD

別の記事に対するコメントじゃないけど、レシピやマニュアルを求めるのは
目的の料理がそれなりに出来ればよいという目的があるので、
多くは、何故そうするのかというのは要求されていない。
マニュアルも、理屈や根拠を理解しないでも其れなりにこなせる事が求められる場合は
大変有効である事は判っていると思う。

で、本題でいう所で言うと、本文と同じように、レシピに見えない部分
各種調理技術や手順に時間や温度管理という所か。

逆説的に言うと
・レシピ見ながら作る≒はじめて作る料理
なのでまず、失敗しやすいから半ば当然というか(2018/04/11 23:48)

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