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東京五輪後もお見通し、華僑的視点を持つ方法

2018年1月10日(水)

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 2018年の最初の取引となった1月4日の東京市場で、日経平均株価は昨年末より741円上昇し、26年ぶりに2万3500円台を回復しました。大発会としては2年連続の上昇で東証1部の時価総額は初めて700兆円の大台を超えました。東京五輪までは大丈夫だろう、と安堵している人も多いのではないでしょうか。

 そんな中、すでにポスト東京五輪を目論んでいる人たちがいます。そうです、お金儲けの代名詞と言われる華僑たちです。彼らは母国中国を離れ、世界各地に散らばり、その華僑ネットワークを活かしてお金儲けにいそしんでいます。

 世界各地に言葉もままならない状態で進出していく彼ら彼女らは、同じ民族とはいえ、なぜ、地元も違う見ず知らずの人たちと連携できるのでしょうか?

 華人、華僑たちには共通言語があるのです。それは最近になって出来上がった言語としての普通語ではなく、儒学という論語を始めとした中国哲学、中国古典の引用を共通言語としているのです。

 論語は日本でも有名ですので、ご存知の方も多くいますが、儒学自体は北宋から南宋の時代にかけて新しく生まれ変わっています。それが宋学です。

 宋学の代表として朱子学があります。華僑たちの思考を知るために今回は朱子学についてお伝えします。

華僑は「朱子学」から何を学んでいるのか?

 華僑たちがよく口にする言葉に「ずるい=賢い」「賢い=ずるい」がありますが、朱子学をベースに考えれば、そのずるいが指す意味が単なる小ざかしいとは違う、ということをお分かりいただけると思います。

 華僑たちが駆け引きについて学ぶことに貪欲であり、それを様々な場面で使っているというのは本コラムでも紹介してきました。 

 育った環境などの違いにより学校を出ている出ていないはありますが、総じて学ぶ事に意義を見出している華僑は多くいます。華僑の言うところの「学ぶ」は日本人の「学ぶ」とは違い、「学ぶ」といっても日本人は「習う」のが好きな人が多いのに対し、実践して初めて「学ぶ」という意味を持たせる華僑とはニュアンスが違います。

 では、華僑たちはなぜ学ぶのでしょうか? 朱子学において学ぶとは「聖人」になるために学ぶのです。聖人とは、世のため、人のために貢献した人のことを言います。列に並ばない、大声で話す、協調性がないなど、華人たちが世界であまり好かれていないのは彼らも実は百も承知なのです。百も承知なのにそれを改めようとしない理由は続きを読み進めていただければ最後には合点がいくことでしょう。

 彼らの共通言語である朱子学によれば、人は学ぶ事によって誰もが聖人になれるとしています。その学びの基本として「復性=性に復する事=本当の自分を知る事」となっています。

 本当の自分(性)は、善であり、仁義礼智信(五常)を備えており、あらゆる道理を持っている(性即理)。このような考えが基本にありますので、本当の自分を知るだけで、誰しも聖人になれると考えています。

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「東京五輪後もお見通し、華僑的視点を持つ方法」の著者

大城 太

大城 太(おおしろ・だい)

前仲原物産社長

大学卒業後、外資系金融機関、医療機器メーカーを経て、華僑の大物と言われる人物に師事。起業1年目でアルバイトと2人で年商1億ビジネスを作成。現在、前仲原物産、エスディーメディカルなど5社の代表を務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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