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華僑と沖縄の人に学ぶ、実は要領がいい70点主義

2018年4月11日(水)

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 日本では、先進国の中でホワイトカラーの労働生産性が低いことや人手不足など様々な理由によって、政府主導による働き方改革が提唱されてきました。そんな中、働き方改革にもどうやら個々の企業によって大きな開きがあるようだ、と多くの人が認識するようになりました。

 法整備が進まぬ中、テレワークなど先進的な技術を導入できるのは一部の大企業だけ、と諦めの声も聞こえてきます。一方で、スマホの普及により、いつでもどこでもつながるユビキタスな時代にストレスは溜まる一方という方も多いのではないでしょうか?

 働き方を根本から見直すことももちろん大切ですが、一社員でどうすることもできないのは言うまでもありません。かといって個々人に溜まっていくストレスは、様々な病気の原因にもなりますし、仕事の生産性に大きく影響を及ぼすのも既知の事実です。

 会社として何の手立てもしない、と諦めるのでは知恵がなさすぎると言えます。ストレス対策を個人でやっていく時代かもしれません。

 今まで対人関係において、華僑たちがいかにずるくゆるくうまく振る舞ってきたかを当コラムでご紹介してきました。今回はストレス対策を身近な存在から学んでみたいと思います。

華僑も沖縄人も「なんとかなる」が合言葉

 身近な存在とは誰でしょう? のんびりストレスなく長生きのイメージのある沖縄人です。筆者は日本人として華僑の師匠に弟子入りし、華僑や現地の中国人と組んでビジネスを行い、その中の色々な事例を書いてきました。

 そして、筆者は沖縄2世です。筆者の両親はまだ沖縄が日本に復帰する前にパスポートを持って日本(内地)にやってきました。新天地を求め、パスポートを持って海を渡り、言葉が通じない(方言がきつく、内地の人との会話は難しかったそうです)中、生活をしていくというのは華僑との共通点が多くあります。

 沖縄人といえば、「ナンクルナイサー」(なんとかなるさ)と言って、飲んで歌って食べて長生き、ストレス知らずの陽気な人が多いというのが一般的イメージではないでしょうか? 実際、そうなのですが、何があっても「生きていればなんとかなる」と言い、自然に逆らう頑張り方はしない華僑たちと根本的なところが似ています。家族や友だちとの時間を何より大切にするところも同様。そんな両者に共通するストレスを溜めない考え方、物事の捉え方を今回はクローズアップしていきます。

テーゲー主義だからストレスが溜まらない

 沖縄の方言でウチナーンチュ(沖縄人)がよく口にする言葉に「テーゲー」があります。テーゲーとは、簡単にいうと「良い加減」という意味です。ビジネスパーソンの用語でいうと、「70点主義者」とでも訳せば、遠からずです。

 ビジネスにおいて疲弊している人の多くは、完璧主義者もしくはマイナスをつけられたくないと考える人です。あいつはできないよね、と思われたくないから常に完璧を目指す。ですが、完璧主義者の人は世の中を甘く見ています。

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「華僑と沖縄の人に学ぶ、実は要領がいい70点主義」の著者

大城 太

大城 太(おおしろ・だい)

前仲原物産社長

大学卒業後、外資系金融機関、医療機器メーカーを経て、華僑の大物と言われる人物に師事。起業1年目でアルバイトと2人で年商1億ビジネスを作成。現在、前仲原物産、エスディーメディカルなど5社の代表を務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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