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ニトリの四次元思考と少女の3枚のデッサン

顕れる「本質」(2)

2017年4月11日(火)

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 この連載は、村上春樹さんの『騎士団長殺し』に刺激を受けた筆者が、まじめにイノベーションについて語ろうという企画である。村上春樹さんの意図はともかくとして、この小説には創造的な経営やイノベーションにとって大切なことがたくさん書かれている。『騎士団長殺し』に出てくるキーワードや暗示が、筆者がつい最近出版した『模倣の経営学 実践プログラム版』と似ているのである。今回は連載2回目。

(連載 第1回 から読む)

村上春樹さんの7年ぶりの本格長編小説『騎士団長殺し』 (写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

 前回は、遠い世界からインスピレーションを得て、ビジネスにおけるイノベーションを実現するためのステップを紹介した。それは簡略化すると3つにまとめられる。今回は、その3つのポイントを解説しよう。

1.しっかり観察する

2.本質を顕在化させる

3.自らの世界に落とし込む

1.しっかり観察する

 まず第1に、しっかりと観察することが大切だ。ここで思い込みや偏見にとらわれてはならない。判断は後回しにして、ありのままを記録し、描写する。最初は、多面的にものごとを観察して理解を深める必要がある。やがて「これだ」という視角が定まってくるので、ことの本質を浮き彫りにする。

 『騎士団長殺し』でも、観察について、判断を保留して「ありのままに見る」という姿勢が推奨されている。騎士団長が主人公に、「しっかりと目を開けてそれを見ておればいいのだ。判断はあとですればよろしい」といって諭す。実に興味深い。

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「ニトリの四次元思考と少女の3枚のデッサン」の著者

井上 達彦

井上 達彦(いのうえ・たつひこ)

早稲田大学商学学術院教授

広島大学社会人大学院マネジメント専攻助教授、早稲田大学商学部助教授などを経て、2008年から早稲田大学商学学術院教授。2012年4月から2014年3月まで米ペンシルベニア大学ウォートン経営大学院のシニアフェローを兼務する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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