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「技術」は守るが「ブランド」は守らない日本

中国「模倣品対策」で政策ラッシュ

2018年2月27日(火)

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日本貿易振興機構が中国で偽造品禁止を啓発した折の展示の一部。左がソニー製のリチウム電池。右が「仿冒品(偽物)」(写真:Imaginechina/アフロ)

「模倣品大国」中国の焦り

 「孔子曰、悪似而非者」(孔子曰く、似而(にて)非なるものを悪(にく)む)

 これは孔子が、「本物に見せかけていながら、質の低い文化や商品そして為政者」を許さないことを孟子が解説した中国故事だ。

 論語では、穀物の苗に似た莠(はぐさ:ネコジャラシ)が畑を荒らすことや、中間色の紫が人気になることで高貴な朱色の地位を奪うことを孔子が問題視していたことが記されている。日本語での「似而非(えせ)」という言葉の語源だ。

 現在「模倣品大国」「違法コピー商品の発生源」として世界から問題視されている中国だが、本来は孔子の言葉にみられるような価値観があったはずだ。

 世界の模倣品・海賊版の貿易被害は年間4600億ドル(約46兆円:2013年)にも上る。経済協力開発機構(OECD)の最新調査によれば、その発生源の大半が中国だ。2016年の日本税関が輸入差し止めをした違法コピー製品や海賊版2万6034件のうち、実にその91.9%が中国(香港を除く)から輸出されたものだった。

 被害の大半は「商標権」の侵害だ。

 例えば、日本の人気スポーツブランド「アシックス(ASICS)」は中国で多くの商標侵害にあっている。

■【正しいASICSの商標】

©ASICS

■【中国でのASICSの模倣品(商標権侵害)の例】

コメント6件コメント/レビュー

日本だけの事象のように聞こえますが、グラフデータだけ見ると他国もそれほど変わらないのではないでしょうか。商標権の紛争は費用対効果が考慮して起訴しているはずです。(2018/03/05 10:51)

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「「技術」は守るが「ブランド」は守らない日本」の著者

羽生田 慶介

羽生田 慶介(はにゅうだ・けいすけ)

デロイト トーマツ パートナー

経済産業省、キヤノン、A.T.カーニーを経て、デロイト トーマツ コンサルティングへ。現在は、パートナー/執行役員 レギュラトリストラテジー リーダー。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

日本だけの事象のように聞こえますが、グラフデータだけ見ると他国もそれほど変わらないのではないでしょうか。商標権の紛争は費用対効果が考慮して起訴しているはずです。(2018/03/05 10:51)

偽ブランドや偽商品については、1980年代位までは日本にもたくさんあったことを50歳代以上くらいの人は覚えているだろう。それを考えると、中国でも徐々にニセモノは排除されていくだろうと思う。とはいえ、その過程で日本のブランドを利用されるのは御免被りたい。記事では、日本企業は「特許権」侵害には厳しく対処している一方、「商標権」の侵害にはあまり裁判を起こしていない、とあった。その背後には「示談」のような形で決着をみているケースもあるとは思うが、「あきらめ」や「放置」によって、日本企業のブランドを棄損する業者を増長させているとすれば残念だ。「日本企業をいったん怒らせると怖い」と思わせることも、イメージ戦略として必要だと思う。(2018/03/02 13:39)

「著作権」に対する認識が、日本では、甘すぎです。コスパ云々以前に。(2018/03/02 03:52)

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保岡 興治 元法相、自民党憲法改正推進本部特別顧問