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トランプの通商ビジョンはスター・ウォーズか

中国「通商連合」でWTO「銀河共和国」解体?

2017年9月13日(水)

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スター・ウォーズは「関税問題」からスタート

 「悲劇が起きている。交易ルートの関税問題だ」

 これは、NAFTA(北米自由貿易圏)再交渉におけるメキシコ政府の談話だろうか? それとも通商拡大法232条をめぐる米国議会の議事録?

 そうではない。これは映画「スター・ウォーズ」のセリフだ。 最も有名なキャラクターであるダース・ベイダーの師、ダース・シディアスことパルパティーン議長が策略として銀河元老院に訴えた言葉である。

 銀河の星々の中をテロップが遠方に流れていくスター・ウォーズのオープニングロールは有名だが、「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」のその第一段落が「The taxation of trade routes to outlying star systems is in dispute.(辺境の星との交易での課税の是非で意見が割れたのだ)」という至極ビジネスライクな文言になっていることは、意外とファンの意識からも薄れている。

トランプ-習近平会談の直前のスター・ウォーズ鑑賞

 アメリカがシリアに巡航ミサイルを撃った2017年4月6日、トランプ大統領は中国の習近平国家主席と初の直接会談に臨むために、大統領専用機「エアフォースワン」に乗っていた。

 このとき機内で上映されていたのは、映画「スター・ウォーズ」シリーズのスピンオフ作品「ローグ・ワン」だ。機内で記者からの取材に応じるべくトランプ大統領が機内備え付けのテレビ画面の横に立ったまさにそのとき、画面では劇中で初めてダース・ベイダーが登場するシーンが流れたのだ。

2017年4月6日、トランプ米大統領は、中国の習近平国家主席との会談に臨む前に、大統領専用機「エアフォースワン」内で記者団の質問に応じた。機内で放映されていた「ローグ・ワン」(写真中の右上画面)でダース・ベイダーが登場するのはこの直後。(写真:AP/アフロ)

 アメリカのメディア向け画像提供サービスに登録されたこの写真は極めて象徴的であり、Twitterを通じて広く拡散された。

コメント3件コメント/レビュー

荒唐無稽のようでも、大衆文化や有名学説など、さまざまなものが
社会のムードを醸成し、為政者や財界トップのアタマの中に影響を
与えうるのはたしかだと思う。

さる女流エコノミストの本を読んで大損したと騒ぐ女性によくよく話を
聞くと、彼女が読んだのは題名だけだった(『お金は銀行に預けるな』)
というケースもある。20世紀物理学の二大学説(の名前)が世界の道徳観に
多大な影響を与えた例もある(相対性理論と不確定性定理。日本語ではあまり
意識しないが、これらサイエンスの金字塔が20世紀中葉のユルユルな道徳観
の蔓延に大きな力を与えてしまった)。

題名だけでも人の行動に影響を与えうるのだから、まして人気ある映画の世界観
が現実の世界に影響を与えることは大いにありうるものとして意識すべきなのは
たしかだと思う。そもそも「巨匠」クラスの人たちは、影響を与えることを意識
し意図して創作を行うこともあるように私には感じられるのだ。
もっとも、こういう人たちと、「おもしろいから」「視聴率が取れるから」と
社会に害になる価値観を垂れ流すことに無自覚な人々と、どっちがよりやっかい
なのかは議論の余地があるところだけれども。(2018/01/10 20:55)

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「トランプの通商ビジョンはスター・ウォーズか」の著者

羽生田 慶介

羽生田 慶介(はにゅうだ・けいすけ)

デロイト トーマツ パートナー

経済産業省、キヤノン、A.T.カーニーを経て、デロイト トーマツ コンサルティングへ。現在は、パートナー/執行役員 レギュラトリストラテジー リーダー。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

荒唐無稽のようでも、大衆文化や有名学説など、さまざまなものが
社会のムードを醸成し、為政者や財界トップのアタマの中に影響を
与えうるのはたしかだと思う。

さる女流エコノミストの本を読んで大損したと騒ぐ女性によくよく話を
聞くと、彼女が読んだのは題名だけだった(『お金は銀行に預けるな』)
というケースもある。20世紀物理学の二大学説(の名前)が世界の道徳観に
多大な影響を与えた例もある(相対性理論と不確定性定理。日本語ではあまり
意識しないが、これらサイエンスの金字塔が20世紀中葉のユルユルな道徳観
の蔓延に大きな力を与えてしまった)。

題名だけでも人の行動に影響を与えうるのだから、まして人気ある映画の世界観
が現実の世界に影響を与えることは大いにありうるものとして意識すべきなのは
たしかだと思う。そもそも「巨匠」クラスの人たちは、影響を与えることを意識
し意図して創作を行うこともあるように私には感じられるのだ。
もっとも、こういう人たちと、「おもしろいから」「視聴率が取れるから」と
社会に害になる価値観を垂れ流すことに無自覚な人々と、どっちがよりやっかい
なのかは議論の余地があるところだけれども。(2018/01/10 20:55)

この文章を書いた人は小学生ですか? 中学生? 写真を見ると、あご髭があるようですが・・・ 高尚なものでなく、大衆文化と評されるようなものに目を向けるという着眼点はよいと思いますが、如何せん文章が馬鹿過ぎる・・・ これは、内輪でふざけて書いたものを、誤って記事の部門に回してしまったものですか?(2017/09/26 21:02)

>まずは「分離主義」の先導役を止めねば。ドゥークー伯爵はトランプ政権にいるの? 現実の世界の「ニュー・オーダー(新しい秩序)」とは一体何? 「最後のジェダイ」とは誰?


■トランプとAIがもたらす未来 -常設雇用税制と包括通商バランス-

●トランプが図る製造業の国内回帰策は、副作用としてロボット化とAI化を加速させ究極的には消費者の消滅をもたらす。
●これを防ぐためトランプは何れかの時点で、人を雇い賃金を払う事を奨励する「常設雇用税制」のようなものを導入せざるを得ない。
●こうして折角維持した消費者を他国製品に奪われないためにも、トランプは関税、国境税調整、為替制度等による「公正な貿易協定」をより一層打ち出し、激しい通商摩擦を引き起こす。
その争いの末、結果として「包括通商バランス」として、各国との折り合いをつけた何らかの新しい原則が形作られ、「常設雇用税制」と共に新たな世界標準となるだろう。

◆雇用!雇用!雇用!◆
Twitterでゼネラルモーターズを罵倒し、会議の場でトヨタに米国に新工場を作る事を強引に首肯させ、トランプは公約通り米国に雇用を呼び戻すことに突き進んいる・・・・・


佐藤鴻全@佐藤総研(2017/09/14 11:26)

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齋木 昭隆 三菱商事取締役・元外務次官